こんにちは。
現役MRのリョウタです。
世界の新型コロナウイルス感染者数はまもなく1000万人を突破します。
落ち着いてきたかに見えた米国も再び増加しており、6月27日には1日の最多更新となる4万5千人以上の感染者が確認されています。
日本でもここ最近は50人前後の感染者が続いており、ここ数日はさらに増加傾向にあります。
6月19日以降社会活動や県外移動を再開したことが感染者増加につながっているとみられますが、かといってずっと社会活動をしないでいることも不可能なため、仕方がないのかもしれません。
であれば、感染の可能性を可能な限り減らしながら社会活動をするしか方法がないのですが、病院というのは感染してしまうと死亡するリスクが高い人が集まっている場所でもあります。
なので、最も社会活動を抑えないといけない場所なのかもしれません。
そうすると、MRは医療機関に入れなくなる日が来ても不思議ではないと思います。
MRとしては、そうなることも今のうちから想定しておかなければいけないのではないでしょうか。
患者さんを守ることが最優先
6月中旬から徐々に病院への訪問が可能になってきており、7月からはさらに訪問規制が緩和される施設も増えていくでしょう。
6月いっぱい在宅勤務を命じられていた慎重派の製薬メーカーも7月以降は規制が緩和されて外勤が可能になっていきます。
しかし、国内でも社会活動を再開するとやっぱり新規感染者は増加してきており、東京での1日の感染者数は緊急事態宣言後の最多を更新し、第2波の様相を呈しています。
新型コロナウイルスは気温が高くなってきても感染者が出ている状況ですが、基本的には他のウイルス感染症と同様に気温が低い方が人間の免疫が下がるため、感染者数は増えるはずです。
日本もこのままの調子で夏が終わって気温が下がり始めると再び感染が拡がって、今度こそ医療機関は長期間にわたってMRなどの業者の出入りを禁止せざるを得なくなるでしょう。
そうなると、MRは年単位でまともに直接面談による営業活動はできなくなりますし、それから後も元通りの活動ができる保証は全くありません。
新型コロナウイルスの影響によってMRの仕事の仕方は今後も変わっていく可能性が高いと主要な製薬メーカーの経営陣がコメントしていますし、現場レベルでもそれは感じます。
いよいよMRは医療関係者と直接面談どころか、病院内に一切訪問できなくなる日が来ることも想定しておかなければならなくなってきました。
病院は新型コロナウイルスに感染すると死亡するリスクが高い方が集まっていて、いかにMRの情報提供が医療関係者にとって必要だったとしても患者さんの死亡リスクに優先されるものではないですしね。
もしも第2波が起こったら、次は病院の対業者規制が解除に向かうことはしばらくなくなるのではないでしょうか。
そうなると、Web面談なりEメールなり、何らかの通信手段を持っていない医師とはさらに長期間コンタクトを取ることが困難になってしまいますね・・・。
できることは少ないが・・・
医療機関に訪問することさえできれば、直接面談が難しい医師だとしても院内でたまたま会うことができますし、目当ての医師が通りやすい場所で待ち伏せたりすることができる病院もありました。
しかし、病院に入ることができなくなれば偶然会える可能性もほぼ完全になくなってしまいます。
なので、今のうちに訪問できなくてもコンタクトが取れるように対策を取っておく必要がありますね。
最低でもEメールアドレスを入手したり、電話しても良い時間帯を確認しておいた方が良いかもしれません。
普段からコミュニケーションが取れている顧客ならどうにかなりますが、今リモートで連絡が取れない相手はそうでない場合が多いですからね。
医療機関に訪問できたり、顧客に直接面談できている時と比べるとできることが少なくなりますので、一つでもできることを今のうちに増やしておくのがMR活動をするうえで大切になってきますね。
まとめ
少しずつ外勤ができるようになってきたところなので、第2波が来てからの話をするのは気が早いかもしれませんね。
でも、都市部の緊急事態宣言が解除されてからわずか1ヶ月あまりでの最近の感染者の増加傾向をみると、先のことを考えないわけにはいきません。
経済活動をこれ以上止めることはできないことが1回目で確認されましたので、2回目の感染は拡大するところまで拡大してしまうかもしれませんね。
そう考えると、病院などは最大限の対策をするしかないと思います。
MRも一度目はいきなりのことだったので、しばらくはなす術がありませんでしたが、2回目が来る可能性が高いのなら充分にシュミレーションをしておく必要があります。
それをやっていたか、やらなかったかで社内での評価も大きく変わってくると思いますので、7月は医師や薬剤師にWeb面談ができるか確認したり、Eメールを聞き出したり、場合によっては電話しても良いか、時間帯はいつなら良いかを聞く活動が大切になるんじゃないでしょうか。
リモート活動については「リモートでできるMR活動をまとめてみる」でまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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