こんにちは。
現役MRのリョウタです。
在宅勤務になってから、キライな上司と会わなくてよくなって
喜んでいるMRの方もけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。
私は、今の上司とは気が合うので仕事もやりやすいですが、
過去にはそんな上司ばかりではありませんでした。
若い頃は、嫌いな上司の営業所に配属されてしまったら、
無意識に態度に出てしまって評価もイマイチになっていました。
今回は、大嫌いな上司と仕事することになってしまったら
どうすれば良いかについて話していきたいと思います。
目次
上司は自分の評価者なので戦うと必ず負ける
いきなりこの結論を出すと身も蓋もないですが、
これが真実です。
上司はMRにとって自分の仕事を評価するためにいるので
大嫌いだからといって敵対すると必ず最後には
自分に不利益が生じますので、まずは
戦おうとすることはやめましょう。
悲しいですが、サラリーマンというのはほとんどの会社で
そういう組織構造ですので、それがどうしても
我慢できないのなら、自分でビジネスをしてお金を稼ぐしか
ありません。
かくいう私も、根本的には
「自分の人生の重要な部分を他人の気分で評価されて
動かされたくない」
と思っていますので、こういうのはあまり得意ではありません。
でも一応15年以上サラリーマンをやってきて少しは
身についた処世術がありますので、若かった頃の自分に
向けて言うつもりでコツをお伝えしていきます。
キライな上司でも評価されるための5か条
もし上司が大嫌いだったとしても、自分の評価者であるという
絶対的な上下関係があることを理解したうえで
下の5か条を実践することで仕事としてはある程度
評価されるようになるはずです。
お酒の量が増えるかもですが(笑)。
仕事と割り切る
まずはこれが大切です。
人間ですからどうしても、他人のことを生理的に好きか嫌いか
判断してしまいますが、仕事上での利害関係者ですから、
可能な限り人間性を右脳で判断することをやめます。
すでに、上司がキライな場合は無意識である程度やっていると
思いますが、もっと意識して上司のことを好きとかキライとか
考えるのをやめましょう。
自分がコンピュータのロボットになったような感じですね。
仕事に関する言葉以外の部分を処理しないようにするというか。
イヤミなこと言ってきたり、不必要に追求してきたりする
ところなどは真に受けないようにしようということです。
まあ、これが一番難しいんですけどね(笑)。
過剰に反応する
聞き流せと言っておいて、真逆のことをしろと言われると
怒られそうですが(笑)。
私はこれが大事だと学びました。
上司のつまらないギャグや下ネタにつき合えということでは
なくて(それもある意味必要かもしれませんが)、
仕事の上でのことで、上司が「やってみろ」と言ったことに
対して、とことんやって「ここまでやりました!」というのを
報告するとかそういうことです。
誰だって、自分が言ったことをそのまま実践してくれると
嬉しいですからね。
逆に、上司に質問や相談しておいて、アドバイスされたことを
やってなかったり、違うことをやっていると
例えそれが上手くいったとしても評価されなかったりします。
数字はずうっと良いのになぜか管理職になりそうな気配がない
オジサンMRはこういう人が多いです。
逐一報告する
「こんなこと言って意味あるかな」と思うほど細かいことでも
全て報告して欲しい管理職の人も多いです。
なぜかというと、上司も自分の上長に報告できるネタが
欲しいからです。
自分の担当の先生から言われた会社や製品に対する反応、
競合他社が先生に言っているトーク内容、講演会や説明会、
医局の人事、地区の医師会のイベント、レセプト審査に関する傾向・・・
などなど、上司に報告できるネタはたくさんありますので
何かわかったことがあったら逐一報告しましょう。
報告のクオリティはともかく、なんでも報告をくれるMRと
思われれば安心されますし、逆に向こうからしつこく連絡して
来ることが少なくなっていきます。
まずムリとわかっていても「できます!」と言い切る
その仕事が上手くできそうか、できなさそうか
事前に判断できる能力は必要だと私は思いますが、
一方でなんでもかんでも批判的に言う人がいるので
上司の立場としては「できます!」とポジティブな
発言ができる人の方を信用するしかありません。
なので、到底出来なさそうなことでも威勢よく
「やります!」
と言っておけば、結局できなかったとしても
高く評価されてたりします。
私はこういう性格の管理職が結構いることを知るのに
結構時間がかかりましたが、知ってからは
「厳しいかも知れません」というのをやめました(笑)。
上司の仕事を一部肩代わりする
ちょっと上級テクですが、これができればかなりアツいです。
管理職の内勤業務はMRに比べるとかなり多いですので、
時間がかかる作業を1つか2つ代わりにやると
評価者への対策としてはバッチリではないでしょうか。
たとえば、上司がExcel関係が得意ではないとしたら
表やグラフ作成が必要なプレゼン資料を請負うとか、
本社への報告の集計などは単純作業ですが時間はけっこう
かかるのでそれを代わりにやるとかですかね。
まとめ
同じサラリーマンでも、数人でやっているような会社では
上記のことをする必要はないと思いますが
数百人、数千人が集まる組織になるとこういう処世術が
必要になってくるのはなぜなのでしょう?
いずれにしても、上記の5つのことを意識して仕事していたら、
性格が合わない人が上司だったとしても
無下に悪い評価をつけられるリスクを減らすことができます。
私もこの5つを意識するようになってからは
上司が好きだろうが嫌いだろうが、それが評価に
反映されることはなくなりました。
若い頃はけっこうあったんですけど(笑)。
だから、若い頃の自分に言うつもりで書きました。
それにしても、新卒で会社に入ってからすぐにこのようなことが
できる人も中にはいますが、そういう人すごいですね。
サラリーマンとしてのポテンシャルを感じます。
しかし、これはサラリーマンとしての処世術ですので、
他で役に立つシチュエーションは残念ながらほとんどないです。
自分でビジネスをする時にはまったく必要がないばかりか
マイナスに働くこともあるので気をつけましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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