MRの将来性

ついに新型コロナワクチンがUKで承認!ワクチン承認後のMR活動はどうなるのか

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

ファイザーとバイオンテックの新型コロナワクチンがついにUKで承認されましたね。

UKでは12月7日以降にも投与が開始されると報じられています。

世界でもロシアや中国ではワクチンが完成していますが、それ以外では世界に先駆けて承認されて投与が始まりますので、人々がワクチン接種後にほんとうに普通の生活ができるようになるのかを見ることができますね。

ワクチン接種後のMR活動はどうなるんでしょうか。

今回は新型コロナ後のMR活動がどうなるかについて想像してみたいと思います。

ファイザー/BioNTechのmRNAワクチン

その前に、ファイザーとBionTechが共同で開発しているmRNAワクチンについて簡単におさらいしておきたいと思います。

mRNAワクチンは新しい技術を使ったワクチンで、他のジャンルでも人に投与するワクチンでmRNAワクチンが承認された例はありません。

それに、通常、ワクチンは医薬品よりもはるかに開発に時間がかかります。

それは、すでに疾患を持っている人に投与する医薬品と違って、ワクチンは健康な人に投与するものですから、有効性はもちろん、あらゆる人に投与した際の安全性をよく確認する必要があるからです。

一般的なワクチンは前臨床試験開始から承認申請を行うまで通常10年くらいかかるのですが、今回の新型コロナワクチンではわずか10か月で申請されています。

たとえば不活化ワクチンは、不活化させたウイルス本体を使ったワクチンですが、それと比べてもmRNAワクチンはウイルスのRNAを使っている分、安全性が高いと言われています。

それでも、今回の新型コロナワクチンは通常のワクチンの10分の1以下の期間で承認されていますので、有効性はある程度確認できているとしても安全性においてはまだまだどんなものが出てくるかは不確実です。

UK、アメリカと承認されていくと、日本でも承認される可能性は高いですので、今のうちから自分や家族がワクチンを投与するかどうかはよく考えて決めておいた方がいいかもしれませんね。

バイオンテック社については過去に記事を書いていますので、よろしければこちらも読んでみてください。

ワクチン承認後のMR活動は元通り?

ワクチンでCOVID-19に罹る人が劇的に減って、病院のMR訪問規制が解除されることを心待ちにしているMRの方も多いんじゃないでしょうか。

けど、以前のように医局や待合でズラッとMRが待っていたり、大勢が参加する学術講演会を開催したり、会社の人たちと飲み会をしたりということは元に戻るのでしょうか。

私は、まず間違いなく元には戻らない、いや戻さないと思います。

そもそも医局前の立ち待ちなんかは新型コロナ以前から禁止になってアポイント制に移行してきていましたし、新型コロナで医局前からMRが消えたことで大半の先生たちはとても快適になっているはずです。

MRが並んでいるのが日常で普通だと思っていた医師も、完全にいなくなると圧迫感が消えるわ、歩きやすいわ、時間をコントロールしやすいわで、元に戻したくないでしょう。

なので、元に戻そうとしても、先生方や医療関係者のだれかから「戻さないでほしい」という要望があがるはずだと思っています。

地方で未だに医局前で立ち待ちができていた病院は良くて完全アポイント制になるでしょうし、都市部でも下手すればMR立ち入り禁止のままで、オンライン面談のみというところが出てきてもおかしくないかなと思っています。

医局説明会なんかも、「何名まで」とか「何分まで」とか「弁当提供は✖」というような細かいルールを作る病院が増えてくるんじゃないかと思います。

要は、病院の職員と製薬会社のMRが何かをして、新型コロナに限らず何かの感染症のクラスターを起こすということを避けなければならないという意識が高まって、新型コロナ後もMRの訪問ルールはますます厳しくなっていくんじゃないかと予想しています。

あとは、新型コロナワクチンを半年以内に接種した証明がないと病院内への立ち入りが禁止になるとかも病院によってはあり得ますね。

半年になるのかそれ以外の期間になるのかは、ワクチンの効果が持続する時間がどのくらいになるのかによると思いますが、新型コロナに感染した半年後にも98%の人が抗体を保有していたということが横浜市立大学の研究チームから発表されましたので、ワクチンも最低半年くらいは効果があると良いなと思います。

結局、MRの活動様式が変わったのは新型コロナがきっかけではありましたけど、より病院側にとっても製薬会社にとっても、ムダな仕事や慣習がなくなってより効率化されたというのが正しいんじゃないかと思います。

製薬会社の支店や営業所も何社かで廃止されてなくなりましたしね。

効率化されたりコストカットできたものというのは、コロナ後も元に戻ることは当然ないはずですから。

朝一からとりあえず卸を訪問して、営業所か喫茶店で昼までダラダラして、2~3件の病院の医局前や駐車場でボーっとして、暗くなったら営業所に戻って内勤して帰る。

というようなMRの典型的な一日はもう戻ってこないと思って間違いないです。

ちょっと懐かしい気もしますね。

まとめ

ファイザーとバイオンテックの新型コロナワクチンがUKで承認されたということは、USでも承認される可能性は極めて高いですし、そうなると当然日本でも承認されます。

そして、同じmRNAワクチンで、日本では武田薬品が取り扱うことが決まっているモデルナのワクチンも承認される可能性が高まります。

そこまでいくと、日本でもワクチンが打てる人がどんどんと拡がっていくんじゃないでしょうか。

当然、まずは医療関係者と高齢者や合併症があるようなハイリスクの人が先になると思いますが、新型コロナの感染が劇的に改善していくといいですね。

ただ、ワクチンが普及して人々の生活スタイルが元に戻っていったとしても、MRの仕事スタイルはとても元に戻りそうにないという話でした。

病院はワクチンが普及することによってなおさら万が一の感染クラスターを防がなければなりませんし、企業も営業についてコストカットすることができています。

支店や営業所を廃止できたらものすごいコストカットになりますし、出張費もほぼなくなりましたし、MRを減らせるまたとないチャンスです。

この流れを元に戻すということはありえませんから、私たちMRも昔のことは忘れてさらに今に適応できるようにしていかなければいけませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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