MRの仕事

MRを辞めたくなる理由を5つ挙げてみた

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

2020年気がつくと残すところあと2か月と少しになってしまいましたね。

新型コロナでMRも仕事の仕方がけっこう変わってしまいましたが、楽しく仕事ができていますでしょうか。

私はあと2~3年以内のFIREを目指しており、このブログでもFIREを目指すために必要なことを紹介していますが、なぜFIREを目指すのかというと、例えMRであってもやっぱりサラリーマンである限り時間的な制約ができてしまい、やってみたいことがかなり制限されてしまいます。

私がMRというかサラリーマンを辞めたいのはそんな理由ですが、世の中にはMRを辞めたいと思っている方もそこそこいるんじゃないでしょうか。

給料を含めた待遇が良いので大満足!というばかりではないと思います。

今回はMRを辞めたいと思う5つの理由について挙げてみたいと思います。

その1.売上達成率が万年悪い

MRは営業職ですから、辞めたくなる理由としてはこれが絡んでくることが多いですよね。

営業成績ってかなり外部要因に影響されるので、MR本人の努力ではどうにもならないケースも多いです。

接待や営業経費を使えるところが少なくなっているので、最近は特にその傾向が強くなってきていますよね。

さらに新型コロナの影響で顧客に営業活動ができなくなっていますので、今年は特に営業成績って何?という感じになっています。

MRの販売情報提供活動ガイドラインの影響もありますし、そろそろMRの評価について再考する時期にきていると思います。

また、政府の医療費削減の政策にも影響されています。

まだ日本でそこまでジェネリック医薬品の需要が増加していない状況だったのに、「ジェネリックのシェアを海外にならって80%まで引き上げる」といって半強制的にジェネリックを使わせていますから、そのあおりを食らって担当製品の採用をカットされた経験があるMRの方もいるんじゃないでしょうか。

また、会社が降ろしてくる売上目標もマクロでは実状に沿っているかもしれませんが、個々のMRではまったくオカシイまま放置されているのに文句も言えないということは主にトップダウン系の外資系メーカーあるあるです。

シェアは会社の言っている目標のはるか上にあるのに、売上目標が全然未達とか。

「努力が報われない」と感じるとモチベーションが一気に下がりますから、会社を辞めたくなってしまいますね。

その2.職場の人間関係が辛い

これもMRというか会社を辞めたくなる理由では多いのではないかと思います。

パワハラ上司、理詰め追求上司、MR同士の集団イジメなど・・・、いろんな人間関係での問題は終わりがないです。

小学生や中学生と違って、社会人になると一度ウマが合わないとわかった人間とウマが合うようになることは稀ですから。

生理的にムリな上司や同僚とつき合っていくのは本当に辛いです。

会社を辞めればすぐに解決する・・・と思ったらホントに辞めたくなってしまうのもわかります。

でもまあ、職場の人間関係というのは共通のものですので、どこの会社に行ってもなにかしら多少はあります。

MRは同僚にしても所長にしても数年で組織変更や転勤がありますので、他の会社に比べても自然と問題が解決しやすい方なんじゃないかと思いますけどね。

転勤がない会社だと、ウザい内勤のお局なんかがいたらずっとつき合っていかないといけませんし。

そう考えると、MRは職場環境においても働きやすい職業なんでしょうね。

その3.生産性がない仕事と感じる

MRは命に関わる製品を販売しているという業界の性質上、科学的根拠に基づく情報提供のみを誇張することなく公平性を持って伝えるということを求められています。

しかしその実、完全に営利企業の営業職ですから、自分が所属している会社の製品が売れてナンボです。

だから、規則やコンプライアンスに抵触しない範囲のギリギリを探ってはあの手この手を考えて営業活動を行ってきました。

その大きな武器となったのが「営業経費」です。

営業経費を巧みに駆使して顧客に自社製品を使うメリットを提供してきたワケですが、近年は急速にMRが経費を使えるシチュエーションが減っています。

これによって競合他社や自社のライバル社員との差別化を図ることが難しくなっています。

これで自分の存在価値を表現するのが難しくなったMRが多数出ています。

また、新型コロナウイルスの流行以降は今まで医療機関に真面目にコツコツと訪問していた、地道な努力型のMRが活躍しにくくなっています。

製品力が弱くてもコツコツと訪問してきていたから忘れずに使ってくれていた製品というのは、この半年で処方が減少するケースが増えているでしょう。

徐々に本当に価値がある製品、本当に必要な製品に選択が集中してきており、そういう製品を扱えていないMRは「MR不要論」に納得してしまうというのもムリはないと思います。

その4.長くやりすぎて飽きた

私は大学を卒業してサラリーマンになって以降、すぐに「10年が限界だな」と思っていました。

途中で異業種から製薬会社に転職したことでサラリーマンとしては17年目となる今年までなんとかやれていますが、MRも15年目でもう正直目新しいことはほとんどありませんし、仕事として刺激がない状態です。

仮にこれを定年の65歳まであと26年続けることができるとしても、1ミリのモチベーションも保つことができないと思います。

職人の方だと「この道50年」みたいな人もいますし、それは尊敬すべきことだと思いますが、自分は同じことを何十年もモチベーションを保って続けることは難しいタイプです。

若い頃は働かないオジサンMRのことを白い目で見ていたこともありましたが、いま自分がその入口に立ってみて、頑張りたくても頑張れない理由がなんとなくわかりました。

他の理由が特になくて「仕事つまらないな。辞めたいな…。」と思っているなら、それはMRの仕事に飽きているんじゃないでしょうか。

どんな志を持ってやろうと思っても、人間ですから飽きてモチベーションが続かなくなることはあり得ます。

その5.転勤で孤独感が強く地元に帰りたい

転勤で縁も所縁もない場所で仕事をすることになったMRも「辞めて地元に帰りたい」と思っている人は多いです。

製薬会社は最初から全国転勤ありと謳っている会社がほとんどですが、それでも希望の場所に長くいるMRがいる中で遠くに異動させられたりするとその会社で仕事を続けるかどうかを真剣に考えてしまう人もいます。

家族がいて単身赴任だったりすると、本当に人生これでいいのかと悩む気持ちは私もわかります。

住む場所というのは人生でかなり大事な要素ですし、よっぽど出世コースにのって転勤している人でなければ遠くに転勤になるのはマイナスになることの方が多くなります。

ただ、それ込みの給料だということも考えると転勤は仕方ないことだと割り切らないといけないかもしれませんね。

まとめ

基本的には待遇も良いですし、休暇も取りやすいし、自分のペースで仕事がしやすいですし、他の業界を知っている私としてもこんな良い仕事はなかなかないと思っています。

しかし、サラリーマンというのは理不尽なことがたくさんあるというのもまた事実です。

同じことを何十年も続けながら、かつ理不尽なことを経験し続けているとMRを辞めたくなるというのは全く不思議なことではありません。

これからMRになる方には夢のない話かもしれませんが、特にこの先はMRをやりながら何か他のこともできるようにしていかないとしんどい思いをする可能性が高いと私は思います。

または、今は募集が少ないですが転職に備えておくのも辞めたくなった時のためには良いと思います。

私はMRとして3回転職して新しい領域に挑戦することでモチベーションの低下を防ぐことができました。

製薬業界も今は閉塞感が漂っているので辞めたくなることがあるかもしれませんが、ガマンしなくて良いように備えていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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