「以前所属していた会社ではこんな便利な制度があったのに」
「以前所属していた会社ではこんな便利なシステムがあったのに」
「以前所属していた会社ではこんな内勤はしなくても良かったのに」
「以前所属していた会社ではあったのになんで・・・」
中途入社のMRの人と話していると、こんなセリフを聞くことが本当に多いです。
前職の会社といつも比較したがるこの人たちはいったいなぜリスクを取って転職をしてきたのかといつも疑問に思ってしまいます。
前職の意識を捨てない人の末路
私は4度転職をして複数の会社の中を見てきました。
製薬会社は全て外資系ですので、社内の制度やシステム、サポートなど多くの点で大手の内資系の会社よりも劣っていることが多いです。
そのため、特に大手の会社から転職してきたばかりのMRで上記のセリフを事あるごとに連呼する人が必ず存在していました。
もちろん、私も転職間もない時には思わず言ってしまうこともありました。
しかし転職してきた会社にないものを言っても何一つ良いことがないばかりか、周囲のMRまでネガティブな言葉で同調させてしまうと同じようにネガティブな気持ちになってしまうため、悪影響であることに気付いてからは言わないようにしました。
ある時、そのことに気が付かず「前職ではこんな良いものがあったのに・・・」とネガティブなことを言い続けているMRに共通点があることに気が付きました。
それは、「上司からの評価が低いMR」であるということです。
ネガティブ発言が多いMRに対する上司の評価
ネガティブ発言が多いMRで、上司からの評価が高くて出世していったMRを私はまだ見たことがありません。
部下の評価をしなければならない管理職の立場からすると、そういうMRほど良い評価をつけにくい人はいないでしょう。
営業所内の部下に納得してもらわなければいけないですし、何よりも社内で推薦しづらいです。
チームで成果を上げるためにはやっぱりポジティブな気持ちで盛り上がっていきたいと思うはずです。
「以前所属していた会社ではあったのになんで・・・」という発言を繰り返す人は、知らないうちに周囲のMRの士気を下げて、上司からの評価も下げているのです。
転職後には前の会社のことは忘れろ!
前職に誇りを持つことは良いですが、不便なこともあることを承知で自ら決断して転職してきているのですし、以前の会社とは全く別の経営者が経営して別の人たちが働いている会社ですから違って当たり前です。
何度もこのようなセリフを使っていると周りのMRは良い気分になりませんし、建設的な話が出てこないMRという印象を持たれてしまいます。
転職先で成功する人は基本的に変化に適応しようとする人や何ごともポジティブに捉えることができる人の方が多いです。
転職してから何度かこういうセリフを使ってしまったことがある人は、意識的に止めて今いる会社の良いところを話してみるようにしてみてはいかがですか?
せっかく仕事を頑張って成果を出しても、上司や周りから評価されないなんてもったいないですからね!
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