女性MRの転職

女性MRが管理職を目指すべき理由とは?

女性MRの転職
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もともとMRは女性が働きやすい職業としてはトップクラスですが、近年の政府による「働き方改革」や「女性の活躍推進法」などの後押しにより、女性のチャンスは更に増えてきています。

営業現場ではまだまだ珍しい存在の女性管理職は今、女性MRであれば誰しもがすぐに昇進できる可能性があります。

女性MRが管理職になるメリットとその方法について触れたいと思います。

製薬業界は空前の女性管理職ブーム!

皆さんも実感していると思いますが、製薬業界は今、空前の女性管理職ブームが起こっています。

欧米では日本よりもはるかに女性管理職の割合は高いため、外資系企業は一昔前から女性の採用に積極的ではありました。

2000年~2004年くらいまで、万有製薬(現MSD)やアストラゼネカなど一部の外資系企業では新卒採用の大半が女性だったこともあるくらい積極的に女性を採用していました。

しかし、ほとんどの女性MRは入社3年以内か、結婚や出産、パートナーの転勤などを機に退職してしまいます。

ここをなんとか食い止めるため、様々な福利厚生を作っています。

産休中は60%程度の給与を支給される会社は多くありますが、中には100%支給してくれる会社もありますし、結婚後は必ずパートナーと同じ勤務地に異動させてくれる会社もあります。

それでも、女性MRを管理職にまで育成するのには苦労しています。

終身雇用の色がまだ少し濃い内資系企業は外資系企業よりも女性の活躍に関して少し出遅れているため、更に苦労している様子ですね。

このような中、厚生労働省が2015年に「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性の活躍推進法)」 を国会で成立させるなど、公的機関だけでなく企業にも女性の雇用機会の増加に向けて働きかけています。

これを受けて、外資系企業、内資系企業とも更に女性の積極的登用を進める流れが加速してきています。

企業には、全管理職の○%は女性とか、今後○年以内に○人以上の女性管理職を登用するなどの具体的な目標を作っているところがほとんどかと思います。

すぐにということになると、目先管理職をやれそうな女性MRをなんとしてでも昇進させるしか方法がありません。

男性が所長になるのは40歳前後くらいが平均かと思いますが、その年齢までMRをやっている女性はほとんどいないわけですから、30歳代くらいまで対象を広げないといけないわけです。

ある程度しっかりと仕事ができて30歳前後の女性MRであれば、今はすぐにでも所長になれるチャンスがある空前の女性管理職ブームなのです。

越えなければならない壁もある

しかし、急に人事を無理に動かすのはやはり難しい面もあります。

私が所属していたことのある外資系企業でもこんなことがありました。

所長からの推薦を受けた30歳前後の女性MRが一度に2段階昇進し、管理職等級に引き上げて所長になったのですが、その方は小さな子供がいるママさんMRでした。

子供の保育園の送迎などもあるため、基本的に9時からしか出勤できず、16時くらいには現場を離れないといけないということで、特に部下の男性MRからは批判の声が多く上がりました。

結局、会社も営業所の混乱を抑えることができず、その女性所長は耐えかねて退職してしまいました。

女性は仕事以外にもやらなければならないことを持っているということを、全社員に理解させなければ日本では女性管理職を増やしていくということはなかなか簡単なことではないと痛感した出来事でした。

皆さんの周りにも同じような女性管理職の方がいたら、その時こそ自分の器量を確認するときかもしれません。

年収は周りの男性MRを軽く追い越せる!

MRはもともと男性と女性で年収に差がない職業です。

20代では男性MRよりも女性MR方が一般的に成績が優秀なことが多いため、むしろ若いMRなら女性の方が年収が高い会社が多いかも知れません。

つまり、成績が優秀な女性MRが30歳前後で所長に昇進した場合、そこらへんの男性MRの年収では誰も追いつけない金額になってしまうケースもあるようです。

男性MRが30歳前後で所長に昇進するのはどこの会社でも非常に難しいですからね。

また、女性の管理職経験者は欲しい会社がいくらでもあり、転職市場でも非常に価値が高いです。

大幅に年収をアップさせることができるチャンスが山のようにあるのでとてもうらやましいですね。

周囲に気配りできる女性なら管理職を目指そう!

日本ではまだまだ少ないため、女性が管理職になるとどのように接して良いかわからない男性の部下も多く、女性管理職に対する偏見を持つ人もいます。

そもそも、女性の上司を持った経験のあるMRも少ないですからね。

欧米のように女性管理職があたりまえにいるという環境になるにはまだ少し時間がかかると思いますので、それまでは男性、女性ともに勉強しなければならない気構えみたいなものがあると思います。

部下の男性MRはもちろんですが、管理職の女性も少し余分に気配りが必要になるはずです。

それができるのであれば、出世を目指す女性にとっては非常にチャンスが多い時代です。

20~30歳代の若い女性MRは是非、今の上司に面談の席ではっきりと「管理職を目指したい」ということを伝えましょう。

そうすることで、上司にとっては他の男性MRよりも真っ先に「管理職に推薦すべき部下」として意識してもらえるようになるはずですよ。

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