こんにちは。
現役MRのリョウタです。
MRの方はご存知かと思いますが、MRの年収はサラリーマンの中でもトップクラスです。
MRよりも平均年収が良い職業はたいてい専門的な知識がないと就けない職業ですので、専門知識や経験がなくても就職することができる職業の中では最も平均年収が高い職業かもしれません。
だからこそ、このブログを読んで下さっている方の中でMRという職業を知らない人がいたら直ちにMRのことを調べて転職を検討した方が良いと私は思っています。
そのくらい、他の業種の方にもおすすめすることができる職業、それがMRです。
営業職で年収に不満がある方はチャンス
私は今、東京ではなく地方都市でMRをやっています。
東京にいた頃は周りの知り合いに年収400万円以下の人というのはほとんどいなかったです。
MRの借上げ社宅は自己負担が少なめでけっこう良い場所に住むことができますので、そういう影響もあったかもしれませんが、東京都の現役世代の平均年収は他の都市と比べても高いです。
でも、地方都市だと営業職でも年収400万円以下の人はけっこうザラにいるという印象があります。
日本人の平均年収は441万円、そのうち20代は約350万円、30代だと約450万円と言われていますので、地方では20代や30代で年収400万円を超えるのはけっこう高いハードルがあるかもしれません。
地方だと東京近郊に比べて物価も違いますし、お金を使うところも少なくなりますので感覚的にはあまり変わらないかもしれませんが、それでも「もう少し給料が高ければなあ」と思っている営業職の方もいるのではないでしょうか。
そういう方がいたら、現役MRの私は「騙されたと思ってMRに転職をしてみれば?」と思っています。
なぜこれほど強くMRを推すことができるかというと、これはやはり現役MRだからなんですよね。
「400万円以下の営業職」の方というのを強調しているのにも理由があります。
まず20代、30代の方だと年収が400万円以下という方もいるかと思いますが、MR職に転職して年収が400万円以下になることはほぼないからです。
ひと昔前だと製薬メーカーでも未経験者のMR職募集というのはあったんですが、今はほとんどありませんので異業種の方がMR職に転職しようと考えた場合にはCSO(コントラクトMR)からになるかと思います。
CSOは製薬メーカーにMRを派遣している企業ですが、大手の製薬メーカーに比べると少し平均年収は低くなっています。
しかしそれでも400万円以下というのはほぼなくて、最低ラインが400万円~450万円ですから、それ以下の方が転職すればすぐに年収がアップするでしょう。
そして営業職と言っているのはもちろん、MR職の募集要項には例え未経験者を対象にしていても「営業職経験〇年以上」という条件があるからです。
未経験でMRに転職できるのは今だけ?
私自身も他の業種からMRに転職して年収が大きく上がったことによって人生も大きく変わりましたし、他の業種に比べてもブラック企業がめちゃくちゃ少ない、というかほぼないということも強くおすすめすることができる理由です。
MRがお勧めできる職業であることは他の現役MRの方々のブログでも同じように言われているかと思いますので是非確認して頂きたいのですが、なぜこのタイミングで私がこの記事を書いているかというと、「もしかしたらそのうち未経験からMRに転職することはほぼ不可能になるかも知れないな~」と思っているからです。
エージェントの方々と情報交換していると業界のMR需要の推移が把握できて良いのですが、最近はコントラクトMRの募集でも経験者のみ対象というのが増えており、逆に未経験者の募集が減っているそうです。
MR未経験者の中でも薬剤師限定というのならあるのですが、単に未経験者のMR募集というのは少ないようですね。
MR全体の母数が減少しているということ、その中で経験者を採用しやすくなっているということ、製薬メーカー側も経験者のコントラクトMRを求めていることなどから、CSOによる未経験者のMR職募集が減っているとエージェントの方もおっしゃっていました。
この傾向が一時的なもので将来的に再び未経験者の募集が活発になるかというと、私はまずそうなることはないと思っています。
私は、MRの数は最低でも年間2,000~3,000人ずつ減っていき、最終的には17,000人~20,000人くらいまで減少すると予想していますし、終身雇用制ももっと完ぺきに崩壊して欧米のようにMRの流動性が活発になると予想していますし、20,000人程度で残ったMRはもっと専門性や学術知識レベルが高くなっていると予想しています。
つまり、上記のエージェントの方が言っていた未経験者のMR職募集が減少している理由は今後も長期的に継続していくため、再び未経験者の募集が増えることはないと予想しているのです。
薬剤知識レベルでは医師や薬剤師と同等かそれ以上、自社製品知識では専門医と同等かそれ以上でないとMRは務まらず、化学や薬学の専門知識がある人がなる職業になっていく可能性が高いですので、現在のように異業種の営業職の人がMRになれるチャンスは今を逃せば完全になくなると思っています。
なので、MRになって年収を上げたいと思っているけど迷っているという人は、今のタイミングを逃せば募集自体がなくなってしまうかもしれません。
そうなる前にまずは転職サイトに登録して、エージェントの方に現状と希望について相談しておいた方がいいですよ。
このへんの大手エージェントであればまずMRの案件を持っているはずです。
まとめ
年収400万円以下で年収を上げたい人は今のうちにCSOでもなんでも良いからMRに転職しておけば、CSOでも成績が良ければボーナスや昇進などがありますし、製薬メーカーに転籍することも可能ですのでおすすめですという話だったのですが、先ほどのような予想が当たっていたら現役MRの私たちにとっても宜しくない話ですよね。
薬学部出身のMRの方は良いのですが、文系だとどんなに頑張っても40代、50代と年を取るにつれて非常に厳しい未来が待っているのではないかと想像してしまいます。
少し前の、PCが全く使えない年配サラリーマンが窓際に追いやられたというようなことが、10年後には今の現役MRたちに降りかかってくるかもしれません。
異業種の営業職の方が短期で年収を上げるためにMRへの転職をするということについては、おすすめできるのは間違いありませんが、現役MRの方が10年後を快適に過ごすにはやっぱりMRだけやっているとムリがあるんじゃないでしょうか。
やり方は人それぞれだと思いますが、転職、副業、企業、投資など何かしら検討したり挑戦していく必要がありますね。
それらに関する情報共有についても随時記事にしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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