こんにちは!現役MRのリョウタです。
今回は、それぞれ100年以上の歴史を持つ三共と第一製薬が合併して発足された大手製薬会社である第一三共についてご紹介していきたいと思います。第一三共はかつて三共と第一製薬が持っていた技術を結集し、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献できるように新しいがんの治療方法を行っているなど、今後の働きが気になるところです。
実際に第一三共では国内でどんな製品を扱っているのか、MRにはどのような影響があるのか気になる人もいるのではしょうか。それでは、第一三共が取り扱っている国内製品や直近のニュースから分かること、MRが置かれている環境についてご説明しましょう。
目次
第一三共が取り扱っている国内製品
第一三共が取り扱っている国内製品は、以下の通りです。
- エンハーツ(抗悪性腫瘍剤)
- タリージェ(疼痛治療剤)
- カナリア(2型糖尿病治療剤)
- ビムパット(抗てんかん剤)
- エフィエント(抗血小板剤)
- プラリア(骨粗しょう症治療剤・関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制剤)
- テネリア(2型糖尿病治療剤)
- ランマーク(がん骨転移による骨病変治療剤)
- リクシアナ(抗凝固剤)
- ネキシウム(抗潰瘍剤)
- メマリー(アルツハイマー型認知症治療剤)
- イナビル(抗インフルエンザウイルス剤)
- オルメテック(高血圧症治療剤)
- レザルタス(高血圧症治療剤)
- クラビット(合成抗菌剤)
- メバロチン(高コレステロール血症治療剤)
- ロキソニン(消炎鎮痛剤)
それぞれの薬に対応する病状への効能があります。
主に以上の製品を主力としています。
第一三共の直近のニュースから分かること
第一三共の直近のニュースから分かることは様々です。
それでは、第一三共の直近のニュースについてご説明しましょう。
2020年決算
第一三共の2020年決算では、売上高、営業利益、経営利益、純利益と全ての利益が3月期から6月期にかけて大幅に減少しています。
その差は、以下の通りです。
年度 | 2020年12月期 | 2020年9月期 | 2020年6月期 | 2020年3月期 |
売上高 | 7387億円 | 4800億円 | 2369億円 | 9817億円 |
営業利益 | 894億円 | 584億円 | 341億円 | 1388億円 |
経営利益 | 995億円 | 669億円 | 413億円 | 1411億円 |
純利益 | 758億円 | 516億円 | 1298億円 | 1290億円 |
確かに3月期から6月期にかけて減少しているものの、6月期以降は徐々に利益を大幅に回復させています。
一時期は新型コロナウイルスの影響もあったと予想できますが、それ以降もにかけて業績を取り戻しているのは精力的に活動してきた結果だと言えるでしょう。
MRの雇用に影響しそうなニュース
MRの雇用に影響しそうなニュースは見つかりませんでした。
大型M&A案件など
第一三共は、以下のようなM&Aを行っています。
2008年5月にドイツのU3 Pharma AG社の全株式を268億で取得しました。
2011年3月にアメリカのPlexxikon社の全株式を8050万ドル、当時のドル換算で日本円で660億円で取得しました。
2015年4月にサン・ファーマ株式を3784億円で売却しました。
第一三共でMRが置かれている環境
現在、第一三共でMRが置かれている環境はどうなっているのでしょうか。
今現在、第一三共でMRが置かれている環境についてご説明しましょう。
第一三共の評価
第一三共の平均年収は500万円~1500万円となっているようです。
この年収水準は業界内で見ても高水準となっており、年収の高さを気にする人にとっては良いでしょう。
新製品の数
第一三共は2021年6月11日にがん治療用ウイルスG47Δ製品である「デリタクトⓇ」の国内における製造販売の承認を取得したことを発表しました。これにより、さらにがん治療の幅が広がったと言えるでしょう。
その他にも2021年5月26日にヒト型抗ヒトTNFoモノクローナル抗体正財であるアダリムナブBS皮下注が第一三共から新しく発売されることも発表しています。
雇用
第一三共のMRに関する求人情報はありませんでした。
成長性
第一三共の成長性は非常に高いと言えるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響下にありながら業績を取り戻しつつあり、なおかつ新型コロナウイルス感染症対策への取り組みを積極的に行っています。ワクチンや治療薬の研究開発、ワクチン製剤化の受託など、様々な活動が行われているのが特徴です。
さらに、がん研究にも力を入れており、新しいがんへの取り組みも積極的に行われています。ADC研究開発チームを組んでがん治療の可能性を常に追い求めているなど、今後の活動に期待が持てるでしょう。
まとめ
第一三共は大変成長性が高く、新しいがん治療の研究開発が盛んに行われています。新型コロナウイルス感染症対策も並行して行われており、ワクチンの開発なども積極的に行われているなど、今後の続報が気になるところです。
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