MRの出世

後輩MRが体験した「出世を目指すMRあるある」な話

MRの出世

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

サラリーマンが車内で出世をするためには、上の人に気に入られなければいけません。

上の人に嫌われているのに出世していく人を、4社の外資系製薬メーカーで15年以上MRをやってきた私は見たことがありません。

また、うまく出世コースの派閥に所属していないとどんなに頑張ってもなかなか上に上がれません。

内資系だと学閥があるのかもしれませんが、外資系はどちらかというと中途入社が多いですから、前社閥というのが存在していてこれが結構強かったりします。

書いているだけでめんどくさいと思ってしまいますが、先日別の会社にいる私の後輩MRがそのことを愚痴っていて、あらためて出世レースの大変さを目の当たりにしました。

出世するために頑張っていた後輩MR

私の後輩MRはマジメで言われたことをきちんとこなすタイプですし性格も明るいので、比較的上司からも気に入られやすい人間です。

お互い1社目の会社で一緒に仕事をしていたのですが、今は別々の会社にそれぞれ転職しています。

後輩MRは1度しか転職していませんので、2010年くらいに転職してからはその会社でずっと頑張っています。

転職して最初の上司が大きな派閥の人だったらしくて、その上司に気に入ってもらえたことを当時喜んでいました。

ただ、その上司は単身赴任だったそうなんですが、基本的に1人で時間を過ごすのが苦手で常にだれかと一緒にいないと不安になる「かまってちゃん上司」だったようです。

後輩MRは気に入られていたのでしょっちゅう飲み相手として連れまわされていました。

ふつう、上司と2人で飲みに行って2次会までいくのだってツラいと思いますが、一度つかまると3次会や4次会までいくこともしょっちゅうで、夜が明けることもちょくちょくあったそうです。

私の後輩MRも出世したいタイプでしたので、社内でも大きな派閥に加わって出世コースに乗れるチャンスだと思って一度たりとも断らなかったそうです。

だから、たまに私が電話をかけてもたいていは飲み屋にいて「折り返し電話します」と言っていました。

もちろん、折り返しの電話がかかってくるのはたいてい翌日でした。

途中からは休日にもちょくちょく呼び出されていたらしく、かなり辛そうでした。

後輩MRは妻子がいて子供も当時はまだ小さかったため、家庭はけっこう犠牲にしてしまったと少し悔やんでいました。

プライベートでの付き合いだけでなく、MRの仕事の方もしっかりとやっていたこともあって、数字の成績も良かったようです。

営業所の成績自体も良い状態が続いたため、転職してから4年で上司が支店長に昇進しました。

上司が支店長になったことで飲みの付き合いはかなり減ってQOLが上がったことも良かったのですが、自分を気に入ってくれている人が支店長ということで、絶好の出世チャンスが到来しました。

まだ若かったことや社歴のこともあってすぐにというわけにはいかなかったでしょうが、そのまま頑張っていれば30代での営業所長も見えてきていて、その後輩MRは当時かなりテンションが上がっていました。

仕事もそれまで以上にしっかりやっていたみたいですし、支店長になった上司にも信頼されていたようで、MRとしてとても充実しているように見えました。

数年経って、支店長は派閥のトップクラスになっていましたし、自分も次の人事で空きが出れば念願の所長というところになっていたのですが、そんなときに突然支店長が退職してしまったとのことです。

まあ、原因はよくある派閥争いなんだと思いますが、後輩MRは管理職に昇進する直前でハシゴを外されてしまったわけです。

それでも、MRとしての成績評価も高かったため、普通なら頼れる派閥がなくなっても新しい支店長からの評価を受けて昇進のチャンスが来るということはあると思います。

しかし、支店長が交代した半年後の人事で後輩MRは日本の端っこへの異動が決まってしまいました。

新しい支店長も、後輩MRが前の支店長の派閥の中心にいたことをよく知っていたため、真っ先に他の支店に異動させられたのは確信犯だと後輩MRは言っていました。

現に、前支店長の派閥関係者は後輩MRと同時に半数以上が他支店に異動させられ、その後も数名ずつ異動になっているそうです。

派閥がバラバラになって勢力が弱まったため、日本の端にいる後輩MRは現在は「無所属」状態だそうです。

出世ってむずかしい・・・

出世するのってほんとうにむずかしいんですね・・・。

私はとうのむかしに管理職に出世することに興味がない自分に気づきましたので、出世するための活動には関心がありませんが、後輩MRにはちょっと気の毒になりました。

人生をかけて出世を目指しているのに、自分ではどうしようもない要素によって大きく影響されてしまうんですから、運の要素も大切ですね。

そもそも、どこの会社でもたいてい1つの営業所には8~10名くらいのMRがいますから、所長になることができるのは10名に1人くらいなんですよね。

今、所長になっている世代って団塊ジュニアの世代なので、ボリューム的にすごく多いんです。

そのぶん競争率も高くなっていますので、どうしてもこういう派閥争いも活発になりますし、管理職になりたくてもなれずに終わるMRも多いはずです。

そうすると、過当競争に勝つために時間もコストもかけなくてはいけなくなりますし、「かまってちゃん上司」にも休日までとことんつき合わなければならなくなります。

それが自分も楽しくてやっているのならまだいいですけど、出世のためにガマンして頑張らないといけないならキツイですね。

後輩MRは出世のために諦めず、日本の端で無所属の状態からでもカムバックしてまた所長を目指すと言っていました。

後輩MRはまだ30代ですから、これからもチャンスは必ず来るので頑張ってほしいと思っています。

まとめ

人それぞれ価値観があると思いますが、特に若いMRの方で出世を目指している方には、こういうこともあり得るということをお伝えできるんじゃないかと思って共有しました。

どんなことにも運はつきものですが、出世に関しても同様です。

内資系のぬる~い会社だと地域によってはこういう熾烈な出世競争が少ないところもあるかもしれませんが、多くの会社とくに外資系では、ほとんどの会社でご紹介した後輩MRのような努力の先に管理職への出世が見えてくるものなんじゃないかと思います。

まずは力のある派閥に取り入って、その中の管理職に気に入られるためにあらゆる活動を継続する。

その派閥が力を持ち続けていれば、あとは順番が回ってくるまで耐えるだけ。

しかし派閥が力を失ってしまったら逆風が押し寄せる。

そうとう振り出しに近いところに戻るが、カムバックできるかどうかも運が絡んでくる。

ふつうの人が見たら恥ずかしくなるような、あからさまなゴマすりも時には必要。

出世を目指す人のためのレシピをざっくり書くとこんな感じなんじゃないでしょうか。

後輩MRと同じような目に遭ってしまった方も、めげずに頑張ってほしいと思います。

でも、人生かけて頑張らないとなかなかなれない分、後輩MRのようになってしまったらすごく落ち込んでしまう方もいると思うので、「出世ってそんなにコスパ良くないよ?」ということも言いたいですね。

出世したことがない私が言っても説得力ありませんけど(笑)。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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