MRのリストラ

医薬品卸の決算を見ると恐ろしくなる・・・

MRのリストラ

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

医薬品卸大手の4-12月期決算が発表されていますね。

医薬品業界は新型コロナによる受診抑制で打撃を受けて、昨年の業績は少し苦戦しているのですが、卸は大手でもなかなか厳しいですね・・・。

医薬品卸のビジネスは長期的に成長することはもう難しいんじゃないかとすら思います。

脅かすわけではありませんが、医薬品卸で働く社員の方は少し将来のことについて考えた方が良いんじゃないかと思ったりします。

医薬品卸大手の業績が良くない

国内企業の4-12月期の決算が続々と発表されていますが、先日メディセオとスズケンの決算が発表されました。

メディセオの売上高は2兆4388億1200万円で前年比マイナス1.8%と微減でした。

これは新型コロナの影響もあり、致し方ないところかと思いますが、営業利益が294億4800万円で前年比マイナス31.3%、純利益は163億4700万円で前年比マイナス40.8%と散々でした。

まあ、メディセオは昨年かなり大規模なリストラを実施して特別退職金を計上していますから、それが後々の業績回復に寄与するかもしれません。

しかし、スズケンの決算をみると、売上高が1兆6071億3800万円の前年比マイナス4.8%、営業利益が62億4000万円でマイナス73.0%減、純利益は61億600万円のマイナス69.9%減という結果でした。

卸売事業の利益が減少した主な理由は、新型コロナの感染拡大によって受診抑制が起こったということのほか、経営状態が悪い医療機関からの価格引き下げ要求が厳しくなったこと、卸間の価格競争が厳しくなったことがあげられています。

医薬品業界は不景気にも強いと言われていますが、卸売業は不景気になると取引先から値引き要求をされて、受け入れないとさらに他の卸との価格競争に持ち込まれるので厳しいですね。

ちなみに、製薬メーカーの業績はというと、エーザイが売上高が4983億3200万円で前年同期比プラス2.5%、営業利益が576億9100万円で前年同期比マイナス21.3%、純利益は451億6600万円で前年同期比マイナス38.3%減でした。

塩野義製薬は売上高が2244億1900万円で前年同期比マイナス11.9%減、営業利益は1022億100万円で前年同期比マイナス4.2%減、純利益は860億7300万円で前年同期比マイナス8.7%でした。

多くの製薬メーカーも売上高は微増か微減、営業利益や純利益もマイナス20~30%という会社が多い印象で、新型コロナによる受診抑制などの影響を受けているところは多いですが、卸よりも減少が軽微です。

ただでさえ、上の数字を見てもらうとわかるのですが、製薬メーカーの売上高は卸大手の半分以下ながら、純利益は数倍あります。

卸の純利益率は売上高に対して1%程度でしたが、今回はそれを大きく割っているので、これは「ヤバい」シグナルかもしれません。

純利益が数十億円で5,000名近い社員を雇っているのは、かなり苦しいんじゃないでしょうか。

おまけに、今年と来年は国立病院機構やJCHOなどの売上がほとんど飛びますから、さらに厳しくなることが予想されます。

新型コロナの影響によって受診抑制や価格引き下げ圧力が続く中で、さらにこれら大病院の売上がなくなるというトリプルパンチが2年も続く・・・。

メディセオは560名のリストラを実施しましたが、果たしてそれで済むのか。

スズケンやアルフレッサなど他の卸大手もリストラをやらざるを得ないのではないか。

このへんが気になるところです。

まとめ

航空業界やホテル業界など、新型コロナの影響で売上が前年比で90%以上落ち込んでいる業界もあり、苦しい経済不況が続いている状況です。

病院も受診抑制によって多くが苦しい経営を強いられているはずです。

医薬品卸も卸売業という業態特性上、不況の影響は受けるのですが、しかしここまで酷いとは・・・。

4-12期の決算ですから、まだ国立病院機構やJCHOなどの入札資格停止の影響はなく、これからです。

MSの方の転職は応援したいですね。

【ランスタッド】

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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