こんにちは。
現役MRのリョウタです。
東洋経済社の雑誌は面白い記事が多いのでよく読んでいるのですが、12月14日発売の週刊東洋経済で医薬品業界の記事が出ましたね。。
その名も『製薬 大リストラ ~コロナ禍で加速するMR淘汰~』。
この記事はこれまでに見てきた、MRをバカにしたような記事ではなく、今の製薬業界の状況を取材を交えて的確に捉えていると言えますので、ぜひ一読をおすすめします。
内容を詳しく書くとネタバレになってしまいますので、大まかな概要を共有したいと思います。
MRが置かれた状況を的確に捉えている
MRは医療系ドラマなどでもしょっちゅう悪役に設定されたり、悪いことをしているような印象を与えます。
なので、雑誌の記事なんかもMRのことを書く時には、けっこうバカにした記事になっていたりして、悪意のあるものが多いですよね。
でも、今回の記事はMRの誹謗中傷なんかではなく、大手製薬企業の経営陣や現役MRに取材をしたことや、その他も事実をもとに紹介されていて、「そのとおり!」という内容ばかりでした。
特に注目したのは、直近で武田薬品が実施したMRリストラについて取材を行っている記事です。
武田薬品がMRのリストラをした理由を考えると、他の製薬企業が後に続かないはずはないと思えてしまいますね。
また、新型コロナでリモート中心になった営業活動について語っている現役MRの座談会も面白かったです。
その他の例として、下記のような内容の記事があり、内容は盛りだくさんになっています。
MRのリストラ
現役MR4名の座談会
エムスリーの快進撃
生き残るMRと淘汰されるMR
変化したMRの転職事情
国内大手製薬企業3社へのインタビュー
武田薬品のリストラ内情
ニューノーマルのMR活動
研究職もリストラ
大手製薬会社についての記事
同じ見出しは使っていませんが、だいたいこんな感じです。
私や他のMRブログが書いているような、製薬業界の現状やMRのリストラ、将来の予測などが書かれていて、自分たちの現在位置がよくわかる内容です。
ただの煽り記事ではないですので、ぜひ書店で手に取ってみることをおすすめします。
ブログで伝えたかったことを再確認
私がこのブログを立ち上げたのは、自分が3度のMR転職を経験したことで、MRの転職に興味がある人へ転職の面白さを伝えたり、転職へのハードルを下げられたりできれば良いなと思ったからです。
しかし、その後MRの転職市場は急速に冷え込んでしまい、転職について情報発信できることが少なくなってしまいました。
私自身、転職をすることで年収を上げられたり、同じ会社にいたらやりたくてもできない領域の製品担当ができるようになるということで転職を繰り返してきましたが、記事を読んで下さったMRの方が今から同じような戦略をとることが難しくなってしまいました。
なので、昔から目指していたFIREに関する記事を少し書くようになってきています。
この方向性は今後も大きく変わらないと思いますが、上記の『製薬 大リストラ』の記事を読んで、自分が感じていた業界のことや今後の方向性もだいたい同じだったことで、改めてブログで発信していくべきことが明確になったような気がします。
つまり、冷え込んでいるMR転職をゴリ押しすることではなく、MRの将来はどうなる可能性があるのかとか、MR一本でいくのは不安だけど他にどんな選択肢があるのかとか、FIREを目指すにはどんなことを始めればいいのかとか、そのあたりのことを引き続き発信していこうというのを再確認しました。
私はMRで出世の極意を知っているわけではありませんし、今後もMRというフィールドで真剣に戦おうという気はさらさらありません。
むしろサラリーマンというフィールドは、私の苦手とするところですので、MR道を極めたいとか、出世を目指して真剣にMRに向き合っているような方にとってはあまり役に立たない記事が多いと思います。
MRをまったりとやりながら上記のような話をフラッと立ち寄って読んでいただける方に役立つ記事を今後も書いていければと思います。
取り留めのない話でしたが、週刊東洋経済社の『製薬 大リストラ』はとてもインパクトの強い記事だったので、雑感を書きました。
週刊誌ですので、興味がある方はお早めに書店へどうぞ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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