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MRの中途採用が増えてる!?そのワケとは

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

今年に入ってMRの中途採用の募集が増えているみたいですね。

昨年11月末に早期退職で一斉に退職した武田薬品のMRや、12月末に同じく早期退職したイーライリリーのMRなど、ここ最近一気に転職市場にMRが増えていますから、競争率が高いのは間違いないですが、MRの募集が増えるのは喜ばしいことですね。

しかし、このコロナ禍の状況で医療機関がMRの訪問を制限している中、MRの求人が増えるというのはなぜなんでしょうか。

MR自体は今後も減っていくでしょうし、新薬でMRを増員している会社は非常に少ないのが現実です。

今回はその件について書いていきたいと思います。

MRの中途採用募集はどこがやってるのか

製薬業界専門のニュースメディア「Answers News」によると、2021年1月の製薬業界の転職市場では、MRの求人件数が前月に比べて26%増だったそうです。

2020年の2月以来、約1年ぶりの二桁増だったようですが、MRの転職市場が再び活性化してきているのでしょうか。

いろんな転職サイトを見て回っても、製薬メーカーのMR募集はほとんど見当たりませんよね。

チラホラ見つけられるのはCSOばかりです。

そう、CSOの募集が以前よりもかなり増えてきていることがわかると思います。

ご存知のとおり、メーカーMRは2014年以降一貫して減少し続けていますが、CSOは再び増加しています。

通常でもCSOを活用する製薬メーカーは増えてきているため、CSO-MRの数も再増加しているのですが、ここへきてMRの頭数が必要になりそうな分野がありますよね。

そう、それです。

新型コロナワクチン。

ファイザー/バイオンテックのワクチンが最初に日本に入ってくる可能性が一番高いですので、まずはファイザーのワクチンMRのプロジェクト要員として募集が増えているんです。

その後にも、モデルナのワクチンは武田薬品が担当することになっていますし、アストラゼネカのワクチンも承認されれば日本に入ってくることが約束されています。

ワクチンの情報提供活動は一時的である可能性がありますので、どこの会社も自社の正社員MRを担当させることはなく、ほぼすべてCSOへの委託になるんじゃないかと思います。

ワクチンはどこの施設がどのくらいの人数分を打つのかままだわかりませんが、希望する人すべてに行き渡らせるためにはそこそこの施設数になるんではないかと思います。

なので、1社あたりそれなりの人数を揃える必要があるんではないでしょうか。

たしかに、新型コロナワクチンは最高に需要があるでしょうし、MR活動してもひっぱりだこで楽しいんじゃないかと思います。

しかし、期間限定だとしたらその後どうなるんでしょうね。

たくさん売ったからといってボーナスがたくさんもらえるということもなさそうですし。

バリバリの若いMRが行くところではない気がしますよね。

今MR募集やってるメーカーが・・・

転職サイトを見てもほとんどCSOのMR募集しか出てこないですが、中には数十人規模でMRを募集している会社があるようですね。

Answers Newsの記事中にもそのことが書いてありましたが、会社名は定かではありません。

しかし、たぶんア〇ジェンのことなんじゃないかと思います。

片頭痛の予防的治療薬を申請していることから、その領域が中心になるんじゃないかとは思います。

1ヶ月くらい前から始まっているようですから、まだ続いているかはわかりませんが、もともとバイオベンチャーの代表格ですから競争率は高いんじゃないでしょうか。

ここの募集でも、基幹病院や大学病院経験が必須条件になっているのですが、新薬の潮流的にもそのへんの経験がなければメーカーへの転職が厳しくなっていくんじゃないかと思います。

昨日記事にしたジェンマブやその前のインサイトなど、日本に新規参入してくるバイオベンチャー系もほぼ病院でしか処方されないような専門的な薬剤が多いですから。

大手メーカーだと新卒はほとんどGP担当になる会社もあると思いますが、病院担当になるのに、競争を勝ち抜いていかないといけなくて大変ですよね。

しかし、GP担当の状態での転職は年々難易度が上がっていくと思いますので、転職を目指している方は病院担当になることをおススメします。

まとめ

日本の医療費は年間10兆円といわれていますが、これ以上膨張させることはさすがに厳しいはずです。

医療費を抑制させるためには薬価を抑えることが不可欠です。

そうなると製薬企業もMRという大きなコストを減らすため、数を減らすことももちろんですが、CSOを新規で活用したり割合を増やしたりする会社は今後も増えていくはずです。

CSOも昔と比べるとMR未経験から内定を取りにくくなったり、必ずしも希望の勤務地が叶わなくなったりしていますが、早期退職したMRの受け皿としてこれからも機能していくんではないでしょうか。

どちらにしても病院担当経験があることが応募必須条件になっている会社がけっこうありますから、今はGP担当で将来転職を目指しているMRの方は、まずは病院担当を目指すのが良いと思います。

それと同時に、転職エージェントと今のうちから付き合っておいた方が有利になるのは間違いありません。

エージェントの人も一見さんよりも長く付き合いのあるMRに優先的に情報を教えてくれるからです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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