MRの仕事

緊急事態宣言の再発令後のMR活動について思うこと

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

1月8日から1都3県で緊急事態宣言が再発令されました。

「遅すぎる」という声も多いですが、私は一概には言えないんじゃないかと思います。

どうなるかが確実ではない先のことに対して、前もって経済を止めるというのは本当に難しい判断なのだということが理解できます。

経済を優先するか、医療体制を優先するかのギリギリの判断ですから、まあ今になっても仕方ないところはあるんじゃないでしょうか。

難しいといえば、緊急事態宣言発令後のMR活動ですよね。

発令後に訪問不可になった病院も多数あると思います。

普段訪問している病院全てが訪問不可になって、リモート活動しかできなくなったMRもたくさんいるんじゃないでしょうか。

それでも「なんとかして訪問し、医師と面談しろ!」と言ってくる会社や上司がいたりするので、どうしたらいいのかわからなくなっているMRの方もいると思います。

今後は全国に緊急事態宣言が拡大する可能性もあるので、今回は緊急事態宣言発令後のMR活動について思うことを書いていきたいと思います。

直接面談はルールに沿ってやるべき

これまでは病院ルールがアポイント制になっていても、特定の医師とはいつでも面談できたとか、喫煙所で面談していたとかでなんとか仕事で来ていたこともあったと思います。

実際、ここ半年くらいの私はほとんどそんな感じでした。

ニッチな領域の製品を担当していると、自社製品を処方することができる医師がそもそも1人しかいないとかザラですので、その医師が「いいよ」と言えばどこでも会うことができたりしていました。

担当施設には、Zoom面談をやらない医師が多いのでリモート面談の実施回数を追われると厳しいのですが、ほとんどの医師と直接面談していたのでリモート面談はあまり必要がなかったです。

しかし、緊急事態宣言が出るとさすがに医師がOKと言っていても、MRが直接病院に訪問して医師と面談しているというのはマズいです。

場所にもよりますが、ちゃんとした検査をおこなっていない限り、自分が感染している可能性を否定することはできません。

MRは病院や薬局に訪問していますから、いつ感染していてもおかしくないですから。

自分が新型コロナを媒介して病院から病院へ運んでいる可能性を考えると、特に緊急事態宣言の発令後は注意しなくてはならないですね。

MRといってもサラリーマンですから、会社の方針には従わなくてはならないのですが、病院には高齢の患者さんがたくさんいますし、感染リスクの中医療に従事して下さっている医療従事者の皆さんのことを第一に考える必要があります。

また、最近はMRもマスコミの標的にされていますから、どこで記事ネタにされるかわかりません。

MRという仕事は高給なのと、最近リストラが流行しているということがあって、マスコミのネタとしてかなり重宝されている感があります。

もしも病院に訪問した後、偶然にでも新型コロナに感染して行動ルートを調べられたら、「〇〇製薬のMRの軽率な行動により△△病院でクラスター発生!」みたいなのが記事にされてしまうかもしれません。

半分デタラメだったとしても、面白ければそれで良いと考えているマスコミはいっぱいありますから気をつけなくてはいけません。

どんな手段でもコンタクトする

訪問ができなくなると、担当先の医師がどんな状況なのかわからなくなりますし、MR活動がやりにくいです。

新型コロナでMRの活動スタイルが変わってからもうすぐ1年が経とうとしていますが、未だに上手くコンタクトが取れないままの顧客もいるんじゃないでしょうか。

しかし、今まで何かしらのアクションを起こしてきた担当施設ですから、何もしなくなるというのはもったいないですよね。

緊急事態宣言が出てしまったから諦めがちになってしまいますが、そういう顧客にこそどんな手段でも良いのでコンタクトをすればいいんじゃないかと思います。

電話、メール、郵送など、どれかあるいは複数を使って一方通行でも良いので定期的にやってみると何かしらの反応が返ってくるかもしれませんし。

「相手の反応が見たい」というのが直接面談したい理由の一つになるかと思いますが、そもそも常に意味のある反応ばかりしてくれる医師は少ないんじゃないかと思います。

たとえば、MRからの情報提供に対して意見を言いたいことがあったとしても、たまたま忙しいタイミングで時間に追われていたら、敢えて言わずにうなずくだけということは割とあるんじゃないかと思います。

それって一方通行とあまり変わらないんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。

訪問可能な時には「訪問してきてくれている」ということが伝わるので良いかも知れませんが、今の緊急事態宣言の時なら、メールや郵送だけでも「気にしてくれている」ということが伝わるのでそれで充分なんじゃないかと思います。

何か用があったら返信があると思います。

医師のメールボックスがおそらくまたいっぱいになってしまうので、相手に有益なものを送付する必要はありますが。

まとめ

都心部の病院だとほとんどの医師がZoom面談に対応しているようですが、私のように地方担当だとまだまだ「Zoomなんて触ったことがない」という医師もいます。

また、若手の先生だと医局に自分だけのスペースがなかったり、病院のパソコンにカメラなどがついていないケースもあってZoom面談が物理的にできないことがありますよね。

会社からの追及も厳しくてつい頑張って病院に訪問してしまいそうになりますが、緊急事態宣言発令中は私たちMRも気を引き締めていかないといけないなと思っています。

マスコミのネタになるのだけは避けましょう(笑)。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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