こんにちは。
現役MRのリョウタです。
米国でファイザーとバイオンテックの新型コロナワクチンが緊急使用許可されました。
英国やカナダではすでに承認されており、EUにも申請中です。
米国で緊急使用許可が出たということは、当然日本でも同様に許可される可能性は極めて高いです。
そうなると、当然ながら供給するメーカーはMRを揃えなければなりません。
これからMRの募集が増えるかもしれませんね。
ワクチンでMR転職市場が活発化する?
先日、ついにファイザーとバイオンテックの新型コロナのワクチンが米国で緊急使用許可されましたね。
このワクチンは日本でも緊急使用許可の申請準備をしており、まもなく申請されるとみられています。
許可が下りると、1.2億回分(6000万人分)のワクチンを供給することを日本政府と契約しています。
また、ファイザーとバイオンテックのワクチンに続いて、モデルナのワクチンもFDAに既に申請されており、今月17日にデータを検証されることになっています。
モデルナのワクチンはファイザー/バイオンテックと同じmRNAワクチンで、臨床試験での有効性・安全性ともほぼ同じですので、承認される可能性は極めて高いです。
モデルナ製ワクチンは日本政府と5000万回分(2500万人分)の供給を契約しています。
モデルナは武田薬品と日本国内での供給で提携を結んでいますので、モデルナ製ワクチンは武田薬品のMRが情報提供することになりそうですね。
また、当初の予定より少し遅れましたが、アストラゼネカのワクチンも数日前に日本政府と契約しており、承認されれば1.2億回分(6000万人分)が供給されます。
もしも全てのワクチンが緊急使用許可されれば、これだけの量のワクチンの情報提供をするMRが必要になるはずです。
通常の医薬品のように営業活動は必要ないかもしれませんが、適正使用情報や安全性情報、また調査関係は必要になりますから、供給するメーカーはMRを揃えてくるのではないでしょうか。
3社がどういう方法を採るかによりますが、私は基本的にCSO(コントラクトMR)で対応するんじゃないかと思います。
自社の正社員MRにやらせると今の担当製品に支障が出る恐れがありますし、かといってワクチンの供給は一時的になる可能性もありますので正社員を大幅に増員する可能性も低いです。
CSOなら期間も限定できますし、正社員のMRを減らしているメーカーとしてはコストを抑えることができます。
ここ最近、早期退職でまとまったMRを削減したメーカーの穴埋めなどでCSOの募集が増えているようですね。
ここに3社の新型コロナワクチンのプロジェクトが加わったら、もうコントラクトMRバブルになるかもしれませんよ。
50代のMRでもチャンスがあるそうなので、割増退職金をガッポリもらった後でもう少し働きたいMRの方にとっても朗報です。
ファイザー、武田薬品、アストラゼネカの採用募集動向から目が離せません。
まとめ
日本は終身雇用制度の弊害で、諸外国と比べても雇用の流動性が低いですから、解雇されにくい分、辞めると次の仕事を見つけるのが大変です。
今年も早期退職はたくさんありましたから、新型コロナワクチンのMRが求職中のMRの人の受け皿になれば良いですね。
しかも、新型コロナワクチンのMRだったら、あまり売上とかノルマのこと言われなさそうですから、やりがいを求めて仕事ができそうな気がします。
時代の流れで、「MRは0にしてコールセンターと数人のMSLだけで対応」なんてことにはならないでほしいですね。
3社の動向をチェックしていち早く情報を掴むためには、SNSも良いですが、やっぱり転職エージェントを頼るのが良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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