こんにちは。
現役MRのリョウタです。
私は、人生で投資は必須のものだと思っているタイプなのですが、投資と聞いただけで怪しいものだと思い込んでるMRが意外に多いことに先日気付きました。
マジメなタイプの人で、貯金はわりとしてるけど・・・という人ですね。
今回は、投資って危ないもんなんじゃね?と思っている方に、少し参考になればいいなと思い記事にしたいと思います。
投資は危ないものではない
先日、担当地区のMR同志の飲み会に参加したのですが、投資の話になったんです。
そこで、投資ってやってる?みたいな話になったんですが、半分以上のMRが「まったくやってない」って答えてビビりました。
なんでやっていないの?って聞いたら、
「よくわからないから」とか「リスクあるから」という答えが大半でした。
やっぱり、投資に対する日本人の認識って多くがこんな感じだから、貯蓄率が高いんですよね。
学校では教えてくれませんし。
じゃあ、日本以外はどうかというと、アメリカやイギリスなど海外では、小学校でも投資などの資産運用についての金融教育が授業で行われているんですよね。
また、モノポリーや資産運用をテーマにしたゲームがたくさん出回っていて、「お金は卑しいもの」という意識は子どもの頃からあまりありません。
バークシャー・ハサウェイのCEOで投資の神様と呼ばれるあのウォーレン・バフェットも11歳で初めて株式投資をはじめたというのは有名ですよね。
こんなふうに、日本と欧米ではお金に関する正しい知識のレベルは雲泥の差があります。
実際に、日本とアメリカやヨーロッパでは、家計に占める投資の割合が全然違っていますよ。
これは日本銀行が調査している資料ですが、日本人の家計で、株式や投資信託、債権などの投資は合わせて15.2%でした。
一方、アメリカの家計の投資割合は52.8%でした。
つづけて現金や預金をみてみると、日本人は53.3%に対し、アメリカ人は12.9%でした。
アメリカ人は家計のおよそ半分以上を投資に回しているんですよ!
そして、日本人はおよそ半分以上を貯金しているんです。
完全に真逆ですね。
小学生からあたりまえのようにお金に関する勉強をしていれば、ただ漠然と「よくわからない」とか「こわい」ということはないはずです。
勉強してこなかったから危ないということです。
自転車や車の運転と同じですね。
サラリーマン1本っていうのが一番コワい

日本でもようやく終身雇用の意識というか、それがあたりまえっていう感覚が少しずつ消えてきています。
でも、まだまだ「サラリーマンで一生懸命頑張っていればそれでいい」っていう考え方を持っている人が周りにはいっぱいいます。
日本でもトヨタ社長が、「雇用を続ける企業へのインセンティブがもう少し出てこないと、終身雇用を守っていくのは難しい局面に来ている」という発言をして話題になりましたね。
海外では終身雇用は最初からなく、2~3年で会社や職業を替えることはあたりまえです。
サラリーマン1本だと何がコワいのかを上げてみますね。
所属している会社の倒産・日本撤退&縮小・買収のリスク
2020年以降も間違いなくMRは削減されていくという話でも記事にさせて頂きましたが、今後もリストラは続きますし、企業の倒産は可能性は低いですが、山一証券や拓殖銀行、JALだってだれも倒産するなんて思っていなかったはずです。
また、外資は日本の市場が縮小していくと、事業所を撤退して近くの香港あたりから出張で来れば充分ということにもなりかねません。
とても今後の20年~30年をサラリーマンの収入1本で過ごしていくのは危険だと思うんですけどね。
年金破綻リスク
現在、就労世代が収めている年金はまったく積立てにはまわっておらず、全て受給者に支払われています。
全然足りないので、現在130兆円ある年金機構の積立残高を年々ものすごい勢いで取り崩してるんだそうです。
それでも足りず、今は所得税などの税金を投入しているのですが、それでもまだ足りていないそうですよ。
とある経済学者が計算した結果によると、一番早いと2037年頃に年金の積立残高の130兆円は枯渇すると予測しているんだとか。
・・・、130兆円使い切るの、あと17年ですよ。
政府の年金運用プランには、毎年2%の経済成長率を見込んでいたり、インフレが進んでいく前提で作成されているのですが、そのプランはまったく達成されてません。
今45歳以下の人は、これでも年金がもらえると予想しますか?
銀行預金のリスク
じゃあ頑張って貯金しなきゃ!と思ってる方、銀行預金は本当に安全ですか?
お金を預けておくのにも、預金封鎖や通貨切り上げというリスクがあります。
じつは、日本も過去に預金封鎖した実績があるんですよ。
ほんの74年前、1946年2月にやっています。
第二次世界大戦後のハイパーインフレを抑えるためですね。
こんな感じで、将来、日本にハイパーインフレが起こる可能性が高まった場合に預金封鎖に踏み切る可能性はゼロではないです。
なんたって、日本の財政はものすごい債務超過なんですから。
そういう状況に近づいてから慌てて勉強し始めても遅いですよ。
何から始めたらいいのか

この記事を読んで、少しでも投資に触れることの大切さを感じた方は、考え方が柔軟です。
じゃあ、今からいったいどうすればいいの?
何からはじめたらいいの?
ということになると思います。
まず、最初に頭に入れておかなければいけないことが2つあります。それは、
投資に確実は存在しない
ことと、
小さくはじめる
ということです。
投資である以上、かならず多少なりとも失敗します。
どんなことでも失敗はつきものですね。
失敗しながら勉強して、途中で退場しないようにすることが長く継続できる唯一の方法です。
まあ、私もエラそうに言えた立場ではありませんけど(笑)。
では、これから始める人はここからやってみたらいいんじゃない?私が勝手に思う投資対象をお話ししたいと思います。
自社株
製薬会社だと、福利厚生として「持ち株会」があったり、「自社株優遇制度」があったりする会社も多いと思います。
まずはそれを活用するのが良いですね。
自分の会社のことだからわかりやすいし、割引があったりするので買いやすいです。
まだ活用していない方は、社内の部署に聞いてみましょう。
S&P500連動ETF
S&P500とは、アメリカの代表的な銘柄500社の株価指数のことです。
S&P500は過去100年くらいで平均利回りが約7%あります。
つまり、過去100年投資し続けていたら、1年で7%ずつ増えているということですね。
また、ETFというのは株式上場に上場している投資信託のことです。
通常の投資信託なら手数料が高いものが多いですが、ETFなら手数料が激安です。
これに投資することで、アメリカ経済に広く分散して投資することができ、リスク分散することができるので安全性は高めです。
もちろん、年によっては下がる年もありますし、30%以上下がった年も過去7回ほどあるので上がるばかりではないですよ。
それも想定してコツコツと続けるのが良いと思います。
米国債ETF
国債は一般的に株式よりも流動性が低く、さらに株式と相反する動きになる傾向があります。
なので、株式と合わせて投資するとリスク分散になります。
日本国債でも良いですが、米国債だとさらに信頼性が高いのでおすすめします。
長い期間で考えるのが良い

とりあえず、これから投資を考える人がやってみるのに良い、安全性の高いものを紹介しました。
慣れていくといろんな投資先を勉強して、興味を持ったものに投資を検討するといいんじゃないでしょうか。
投資するにあたっては、自社株の購入にあたって開設したした証券会社をそのまま使ってもいいですし、手数料が安いネット証券が基本的には良いと思います。
いずれにしても、下記のことを意識して、長く続けていくのが大切ですね。
複利で考える
ドルコスト平均法を意識する
いずれも時間を見方につけるやり方なので、意識してのんびりと投資していきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
わたしも家計の半分以上を投資に回しています。
あぶない投資先や投資方法はもちろんいけませんが、上記のような投資先からはじめれば、やってみると、経済ニュースや企業の経営に関するニュースが目に入ってきたりして、意外と楽しいですよ。
あと、最近(2020年2月現在)の米国株市場はけっこう高くなっていますので、様子を見ながらはじめていくのが良いかもしれませんね。
一緒に投資ライフを楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント