こんにちは。
現役MRのリョウタです。
少しずつ外勤の許可が出ている会社が増えてきましたね。
私も先週は1つの病院に訪問してから、近くの駐車場に営業車を停めて車内で違う病院の医師とZoomアポイントの面談をしてから帰宅しました。
この2つの病院は移動距離がけっこうあるんですが、Web面談になったことで移動が必要なくなって早く帰宅できました。
でも、自宅以外だとなかなか車内以外に良いZoom面談場所がないのが悩みどころですね。
都会だと、個室のあるカフェがあるとビジネスマンのお客さんが入るかもしれません。
さて、新型コロナの影響もあって今後はリモートのMR活動が急速に普及していくことはほぼ間違いない状況になっていますね。
それに伴って、MRをリモートで管理できるツールも増えていくと思うんですけど、いったいどこまで管理されるようになるんでしょうか。
MRにとってはコワい話ですが、予想してみたいと思います。
昔のMRは野放し
そもそも、現在部長や所長をやっている人達がMRをやっていた時代は、管理されるツールがほとんどない時代でした。
とくに50~60代の人がMRだったころはスマホもタブレットも、ノートPCはかろうじてあったかもしれませんがまともなネット環境がなかったので、まあないに等しい状況だったでしょうね。
携帯電話が本格的に普及し始めたのも1998年ごろからなので、それまでのMRは外勤したら連絡がつかなかったのが当たり前だったんですね。
唯一あったのは「ポケットベル」とか「デルタメール」くらいです。
今、20代くらいのMRの方だとポケットベルを知らない方ももしかしたらいるんじゃないでしょうか。
当時はルーズソックス履いて公衆電話でポケットベルに光速で入力している女子高生を見てビビったものです。
今となっては、デルタメールはネットで検索してもデルタ航空しか出てこないくらい完全に過去の産物になっていますが、音声メッセージの録音サービスです。
1日に何回か公衆電話からサービスにアクセスしてメッセージが来ているか確認をしないと、何十件もたまっていると全部確認するのが大変なんですよね。
ただ、ポケットベルやデルタメールを少々確認していなかったとしても他に管理されるツールがなかったので「病院に入っていた」とか「大事な仕事が入って長引いた」と言っていくらでも言い訳できましたから。
会社を一歩でも出れば、あとはどこで何をしていても誰にもわからない時代だったって、今考えるとなんかすごいですね。
今はiPhoneやiPad、営業車に装着されているテレマティクスなどで、本気で調べようと思えば何時何分にどこにいるかがかなり正確にわかってしまいます。
プライバシーの問題などいろいろあるので、普段はそこまでやる会社はあまりないとは思いますが。
ほとんど管理されなかった人たちが管理職になって私たちを徹底的に管理するようになるというのはちょっと悔しい感じがしますが、私だけでしょうか。
MRはリアルタイムで管理される時代が来る?
皆さんの会社でも、貸与されたPCやタブレットに新しいタスク管理のためのアプリが入ってきたりしているんじゃないでしょうか。
Web面談やEメールなどによる営業活動が増えると、今まで以上にMRを厳格に管理しようとする会社も出てくるんじゃないかと思っています。
本社レベルだと、日報システム上の数字だけで満足できると思うのですが、現場レベルだともっと管理したいというニーズが出てくるはずです。
そうすると、それに対応したツールが開発され普及するようになるでしょう。
たとえば、スマホのGPS機能を使って1日の行動ルートをすべてリアルタイムで上長に見られながら仕事しなければいけなくなるとしたら、どうですか!?
性格の悪い上司だった場合、最悪ですね。
こういう営業の外勤ルート管理ツールは既にいくつも販売されていて、もしも製薬業界で普及したら怖いなと思っています。
たとえば、株式会社ACCESSのLinkit®や、エスピーイー株式会社のSPEASIC®などのツールです。
このようなツールをセールスフォースやVeeva社がリリースしてくると製薬業界でも一気に普及しそうな気がします。
今でさえMRはPCのバックアップからVeevaなどの日報システムによるタスク管理、営業車のテレマティクスとスマホのGPS機能による行動管理などでガチガチにされているのに、このうえ毎日リアルタイムで行動を監視されるなんて考えただけでゾッとしますね。
でも近い将来には製薬業界でもあたりまえになってるんじゃないでしょうかね?
まとめ
自分のモチベーションに合わせてある程度自由に仕事ができるのもMRの良いところだったのですが、近い将来このようなツールまで導入されるんじゃないかと思うと正直さらに萎えます。
もしも自分のいる会社に導入されたら、ちょっと考えますね。
MRはこれからも減少していく局面ですので、時代に合わせて変化するMRの仕事に合わなかったり拒絶したりすると淘汰されてしまう時代です。
いきなり導入されたら面食らいますが、今からどうしていくのか考えておけば変化についていけるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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