MRの仕事

春から新卒でMRとして働くにあたってやっておくべきこと3選

MRの仕事
MRは登録必須の転職サービス3選!

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

新型コロナウイルスで自粛ムードが高まっている中、4月からの新人研修はどうなるんでしょうね。

一部ではリモートで集合しない研修で開始する会社もあるとか聞きましたが。

自分の会社は新卒社員は一切採用しない方針なので、新卒社員の動向は全くわかりません。

ですが、春から新しいことが始まるのに期待と不安が入り混じったあの感覚は、私も15年以上前ですが鮮明に記憶に残っています。

だから、この春からMRとしてスタートする新卒の皆さんが今からやっておいた方が良いことについて今回は書いていきたいと思います。

入社前にMR認定試験の勉強は必要なし

MRとして内定を貰った直後からやる気満々でMR認定試験のテキストや参考書を自分で購入したりして早くから勉強を始める人もいますが、結論から言うとそれはまったく必要ありません。

最近のMR認定試験の合格率は75%前後あります。

つまり、10人に2~3人しか落ちない試験ですから、試験としてはかなり難易度が低い部類です。

入社してからMR認定試験がある12月まで8か月以上の時間がありますので、入社後にしっかりやれば製薬会社に内定をもらえるような人なら誰でも十分合格できます。

もちろん、その8か月でサボりまくると中には落ちてしまう人もいますが、よっぽどサボらないと落ちません。

そんな時間があったら、今のうちに学生の特権使って何かやっておくとか(学割でApple製品買うとか)、他の勉強した方が有益ですよ。

プレゼンテーションスキル

MRをやっていくうえで最も重要なスキルを一つあげろと聞かれたら、私は間違いなく「

プレゼンテーションスキル」と答えます。

そのくらい、どんな場面でも必要なスキルです。

まあ、MRに限らず多くの職種でとても大切なスキルだとは思いますが。

日本は義務教育で一切プレゼンテーションの練習をやらないので、世界一プレゼンテーションが下手な国なんじゃないでしょうかね?

でも、だからこそ練習をしっかりやっておけばカンタンに目立てます。

医師や薬剤師の前で行う製品説明会でわかりやすくインパクトがあるプレゼンテーションができた方が良いのはもちろんですが、それよりも社内のプレゼンテーションでインパクトを残せる人は出世に間違いなくプラスです。

ジャパネットたかたの高田明元社長や講演家の鴨頭嘉人氏のように、プレゼンテーションに絶対の自身がある方は問題ないですが、そうでない方は少しでも上達しておいて絶対に損はないです。

今はTEDやYou Tubeなどプレゼンテーションスキルを無料で練習できるツールが山ほどありますので、便利な時代ですね。

まだMR認定試験の勉強やっている方はすぐにプレゼンテーションの練習を始めましょう。

入社する会社のメイン製品の疾患知識

MR認定試験の勉強は入社前にしなくてもよいと言いましたが、こちらはやっておいて損はないと思います。

ニッチな会社ならプロモーションする製品の数も限られていますが、大手だと度の製品領域を担当するか入社前にはわからないこともあると思います

その場合は会社のメイン製品をやっておけばよいと思います。

仮にその製品の担当部署に配属されなかったとしても、社員なら知っておいた方が良いです。

知っておくべき知識としてはこのあたりをネットで検索して勉強しておくくらいでいいんではないでしょうか。

・疾患の概要

・診断基準や必要な検査

・治療の種類や選択基準

・自社製品の作用機序

・学会の最新情報やガイドライン

見ておくだけで入社後の研修が頭に入りやすくなりますし、研修期間でさらに深堀していけます。

さらに余裕がある方は以下の項目についても進めていくと良いと思います。

・海外のガイドライン(米国の学会、欧州の学会)

・製品関連の国内論文(特に自社製品のオピニオン医師の論文)

・製品関連の海外論文(NEJMなどIFの高いもの中心)

論文は無料で読めるものばかりではないのですが、PubMedで検索すればある程度は出てきます。

PubMed

大学なら有料の論文も購読しているところもありますので、自分の所属する大学から入手できる人もいるかもしれません。

MR認定試験は試験が終わってしまえば終わりですし、8か月以上あるので勉強期間は十分ですが、製品関連知識は長く必要になりますし、今の時代、医師や薬剤師並みに疾患や薬物治療の知識が身につけば他社のMRに負けることはまずありません。

ぜひそういうMRを目指してやっていってほしいと思います。

運動の習慣

今まで学生である程度の運動量があったと思いますが、会社に入ると特に研修中は間違いなく運動量が減ります。

環境が大きく変わることもあって、研修中に激太りする人もけっこういます。

できれば今のうちに、会社に入っても続けられるような運動の習慣を身につけておいた方がいいです。

ランニングは30分も1時間もやらなくてもいいので、サッと町内一周走るみたいなすぐにできて続けられる負荷と時間の運動をやるようにすると良いと思います。

会社によっては研修施設にジムがあったりしますので、そういう会社に入ったらみんなで運動出来て続けやすいです。

太りやすい体質の人は特に運動量の確保は大事ですね。

まとめ

新型コロナウイルスの流行によって今後情報を受け取る医療関係者側もMRに直接会うということの優先順位を下げていく可能性が高いですし、それに伴ってますます企業のIT技術の活用は加速していくと思います。

これまでよりもMRの営業的な要素が少なくなっていき、会社の戦略的な製品メッセージを

高いインパクトで伝えられるMRが会社から必要とされるようになるでしょう。

医師など医療関係者側からは、面談や説明会で直接話ができる少ないチャンスで医師が納得するような根拠を持って自社製品の話ができるMRなら必要とされる可能性があります。

もう、使ってくれ!というだけのMRは淘汰されますのでそういうMRにならないような努力が新卒から必要になってくるので、上記のスキルを少しでも早くから始めた方がいいですよ。

プレゼンテーションスキルと特定領域の疾患知識を高めていくと、新卒では入れないようなバイオベンチャーでさらに専門的な製品を扱うことができるようになりますし、年収も20代で1,000万を超えることも可能になってきます。

新卒で会社に入る前から転職のイメージを持つのも難しいかも知れませんが、年収を上げたなら間違いなく1つの選択肢になってきますので今から考えておいても良いかも知れませんよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました