mrの転職理由

MRはなぜこんなにしんどいのか

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

製薬会社に入社したばかりのころは希望と充実感しか感じませんでしたが、最近では如何にムダな業務を適当にこなして自分のやりたいことに時間を費やすかということに全神経を費やしています。

それというのも、「なぜMRという仕事はこんなにしんどいのか」ということについて自分自身に問いかけそして真剣に考えてきた結果、答えが見えたからです。

MRの仕事って、肉体的なしんどさはほぼゼロですよね。

接待がなくなって連日深夜まで仕事することもほとんどなくなりました。

じゃあいったい何がしんどいのか。

なんとなく感じていたのは「いろんなものに縛られる不自由さ」みたいなものです。

20代の若い頃はなんとなく「MRってなんかしんどいな~」と思っていても理由を探すことはしませんでしたし、「サラリーマンなんだからそんなもんか」くらいにしか考えませんでした。

自分の中でMRがしんどい理由がハッキリとわかり、30代になって自分の人生をどうしていきたいかというのが見えてきたからこそ、MRに費やす時間は必要最低限です。

MRがしんどいと感じる理由は人それぞれかもしれませんが、私が感じる理由について今回は共有していきたいと思います。

MRがしんどいと感じる理由を長年考えた

MRとして製薬会社に転職して2年目くらいで、私は父親にこのような話をしたことがあります。

「今の仕事は悪くないけど、でも定年まであと30年以上これを続けるのは自分には無理かもしれない。」

父親はがっつり終身雇用世代の人ですので、当然このような返事が帰ってきました。

「若いんだから今からそんなこと考えていてもしかたない。1年1年一生懸命やっているといつのまにか時間が経っているものだ。」

当時の私はそれ以上の反論も答えも出てきませんでしたが、その後も定年まで同じような仕事を続けられる気がしないという気持ちは変わりませんでした。

そのうちしょっちゅう自問自答するようになっていき、「なぜ自分はMRを続けていくのがこんなにもしんどいと感じるんだろう」という疑問に対する答えを探すようになりました。

MRが良い仕事というのは重々承知

ご存知のように、MRはサラリーマンの中でも給料などの待遇は非常に良いです。

給料だけでなく、なんたら手当、日当、家賃補助、なんたら補助など福利厚生も非常に手厚いです。

おまけに労働時間はある程度コントロールできますし、コアな大学病院担当でもなければそこまで朝から晩まで働く必要もありません。

また有給休暇の取りやすさはトップクラスです。

また、仕事内容自体もそこまで耐えがたい業務はありません。

どこでどれだけのことをいつまでにやるかある程度は自分で決められる職業ですし、そういう自由度は比較的あります。

重点的に活動する施設とやるべきことをを決めてコツコツと積み重ねた結果、自社製品の処方量が増えたときは本当に達成感を感じます。

たまにちょっとややこしい顧客はいますが・・・、でも許容範囲内です。

MRという仕事の良さやメリットは十分にわかっているのに、なぜこんなに「しんどい」と感じるのかについてはけっこう真剣に考えないとハッキリとした答えが出ませんでした。

しかし何度も自問自答した結果、ようやくはっきりした答えにたどり着きました。

私が考えるMRがしんどい理由

私が導き出したMRがしんどい理由はこれです。

・どんなに頑張っても所詮奴隷であること(言われた範囲のことしかできない。)

・どこまでいっても上司に媚を売ることができなければ勝てない

・自分で変化を起こすことができない

・理不尽なことや無駄なことを省けない

・自分で作り出すことができない

MRでなくてもサラリーマンならほとんど当てはまることだと思います。

私が社会人になってからなんとなく感じていた「いろんなものに縛られて不自由な感じ」を詳細化するとこんな言葉になるのかなと思います。

どんなに頑張っても所詮奴隷であること

「必死になって出世を目指してるMRが滑稽に思えて仕方ないという話」でも記事にしていますが、サラリーマンというのは古代エジプトの奴隷制度がそのまま現代に踏襲されたシステムです。

サラリーマンでいる限り、1年のうちの大半の時間を会社から言われたことをやり続けることになります。

営業なら営業だけを、しかも命令や制約の範囲内でやり続けなければならないということにすごく奴隷感を感じます。

自分のアイディアを仕事に反映させるのは困難ですし、それで上手くいっても逆に評価を下げられることすらあります。

仮に評価されたとしても所詮その会社の中だけの評価ですし、そもそも人に評価されるために働かなくはならないことに対しても苦痛と感じます。

どこまでいっても上司に媚を売ることができなければ勝てない

4社の製薬会社でMRをやってきて、どこの会社でも必ず目にするのは「上司に媚を売るのが上手なMR」でした。

あからさまな態度で媚を売るMRもいれば本当にさりげなく媚びれるタイプの人もいて、本当にどうやって身につけたんだろうと思うくらい上手です。

私は媚びるのが下手ですし、仕事で必要だと自分に言い聞かせてもどうにも体が動きません。

なので、あんなツワモノ相手に出世競争しても絶対に勝てないと感じて、それ以降競争に参加するのはやめました。

人間みな得意不得意がありますので、この競争が得意でない人は「しんどい」と感じるのではないでしょうか。

理不尽なことやムダなことを省けない

これも性格によるのでしょうが、私はたとえ仕事であっても筋が通っていないこと、ムダなことをするのにすごく抵抗を感じます。

それらを省いて効率よく仕事をしたり、省いた時間を使って他の仕事をやることも基本的には許されないことが多いですから、ムダだと分かっていながらやらなければいけないのがすごく「しんどい」です。

サラリーマンというのは基本ほとんどが理不尽なことやムダなことをやる職業ですから、「しんどい」と感じるのは当然なのかなと思います。

自分で変化を起こすことができない

サラリーマンは会社から命令された仕事をやっているだけですので自由度が非常に狭いです。

社内ルールやコンプライアンスなどの規制も非常に厳しいので自分のやり方を反映させることは非常に難しいです。

それらの規制の中でしかも与えられたものだけを使って仕事をするのってサラリーマンだからです。

変化が小さすぎて面白くないというところから「しんどい」と感じている人は多いのではないでしょうか。

自分で作り出すことができない

与えられたものだけで仕事をしなければならないので、自分で作ることも御法度なのがサラリーマンです。

説明会のスライド一つ作ることもアウトです。

内資系の会社ではいまだにやっているMRも見かけますが外資系ではかなり厳しく規制されていますね。

自分のアイディアを形にして仕事できない状況を長期間続けているとそのうちアイディアが浮かんでこなくなりますし、何も創造できない人間になるので「しんどい」です。

まとめ

MRがしんどいとか辞めたいと思っている人は、たぶんサラリーマンのシステム自体にしんどさを感じている人が多いんじゃないかなと思っています。

社内の人間関係とかにしても、どんなにイヤな上司や同僚でもつき合っていくほかないですからね。

普通の世界ならイヤな人とはつき合わなければいいだけですが、会社だとそういうわけにいきません。

上司だったら自分の評価者ですから、好かれなければ自分の給料に直結しますので余計に悩みますよね。

そんな理不尽さにしんどさを感じていても、辞めたらお金稼げませんしクビになったり飛ばされたりしたら怖いですから我慢しなければならないのがホントにしんどいです。

私の場合、せめて自分の人生で変化を楽しみたいと思って転職を4回もしているというのもあります。

しかし転職してもサラリーマンである限り根本的には解決しません。

この慢性的なしんどさから抜け出すためにはサラリーマンという奴隷制度から抜け出すしか方法がないという結論も出ています。

転職、投資、副業、スキル習得などあらゆることをやってサラリーマンを抜け出すことを試みていますので、同じようにMRのしんどさに悩んでいる方がいたらどこからでもいいのでまずはやってみましょう。

転職をすれば一時的には変化を楽しめます。

年収を上げられることもメリットになりますね。

JAC Recruitment

ランスタッド

ビズリーチ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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