MRの転職タイミング

MRのリストラ旋風、外資系の次は内資系にも?

MRの転職タイミング

MRはなぜ転職が必要なのかでもお伝えしましたが、日本のMR数は
2013年をピークにしてその後は毎年減少を続けています。

政府による医療費の抑制、プライマリー領域の新薬枯渇などによって今後もMR数の減少は継続していくことが予想されますが、この流れはどこまで広がるのでしょうか。

これまで外資系がけん引してきたMRのリストラ

国内のMR数は2013年の65,752人が過去最多でしたが、その後は減少し続けています。

この減少は主に外資系企業のMRでした。

外資系企業のMR数は2013年以降、一度も増加していません。

主力のプラビックスの特許切れを向かえた外資系大手のサノフィは2013年のMR数は約1500人でしたが、2016年には860人とここ数年で600人以上のMR削減を実施しています。

また、2013年には3000人のMRがいたファイザーでも現在は2500人と500人以上削減させています。

このように、日本に参入してきている外資系のグローバル企業はスペシャリティ領域の新薬開発へのシフトがトレンドになっています。

同時に、費用対効果が薄れてきたプライマリー領域のコスト削減のため、MR数を中心に積極的に削減した結果このような減少となっているのです。

外資系企業のMR削減の流れは今後も各社で継続していくことが予想されます。

一方で、近年スペシャリティ領域の新薬開発に特化している欧米のバイオベンチャー企業が高い成長をしてきています。

このようなバイオベンチャー企業の主力製品には、グローバルで年間売上が数千億円ものブロックバスターもありますが、日本法人のMR数はたったの数十人や数百人という会社も珍しくありません。

例えばアメリカのバイオファーマ、セルジーンはグローバルで1兆2000億の売り上げがありますが、社員数は全世界で7000名程度です。

国内のMR数は100名程度ですが、日本での売り上げは1000億円を超えています。

国内でも成功モデルも出始めていることで、スペシャリティ領域の優れた新薬を販売するにあたっては数千名ものMRは必要がないということに各企業が気づき始めているのです。

内資系企業のMRも4年ぶりに減少

では内資系企業のMR数はどうでしょうか。

内資系企業だけに限定すると、2013年に国内のMR数がピークを打った後も微増もしくは横ばいで推移していました。

それが、2016年には減少に転じたのです。

内資系企業のMR数の減少は2012年以来4年ぶりのことです。

しかも、2016年の1年間でみると外資系企業の1.5%よりも多い1.7%減少しており、人数では外資系企業の335名に比べ2倍近い649名の減少となっています。

この傾向は一時的なことではなく、間違いなく今後も継続していくでしょう。

外資系企業に続き、内資系企業もシェア・オブ・ボイスの営業戦略からスペシャリティ領域の新薬拡充に舵を切り始めているからです。

実際には、既にエーザイや第一三共、大日本住友製薬など積極的にMRの削減に動いている会社も出始めています。

半数以上の製薬企業が新卒採用ゼロ!?

各企業のMR削減傾向について、一時的な中途採用の凍結や組織変更が原因ではない証拠がもう一つあります。

それは、少し前まで活発だった新卒採用の傾向です。

なんと、2016年に新卒採用を全くしなかった企業は全体の半数以上に達しているのです。

MRの新卒採用では、これまで化学や薬学に全く縁がなかった文系の学生をドンドン採用していました。

また、プライマリー領域の製品は知識よりも営業力やコミュニケーション力が必要なため、体育会系出身者を好んで採用する企業も多くありました。

しかしこれからはそのような学生の採用は減少し、薬学部や理系の卒業生が中心になっていくと思われます。

私も文系で体育会出身者ですので寂しい気はしますが、MRは接待ができなくなったこと、競合品の差別化が明確にできるスペシャリティ領域の製品が中心になってきていることで必要とされる新卒社員の採用も変化していくと予想されます。

内資系企業のMRリストラはこれから

近年では外資系企業のMRの削減が進んでいますが、内資系企業のMR削減も間違いなく進んでいくでしょう。

ただ、日本人の経営者は欧米人のようにドラスティックな人員削減ができる人は少ないですよね。

だから内資系企業がよくやるのは、外国人を経営トップに就任させるというやり方です。

2014年に武田薬品が外国人を社長に迎えたのは記憶に新しいところです。

外国人を社長にするのはリストラだけが目的ではないですが、新しいことを思い切ってやっていくのは日本人では難しいということなのでしょう。

内資中堅製薬会社のMRは危ない!?でお伝えしましたが、
今後は製薬会社といえども、改革ができない内資系企業は経営が危うくなっていくと思います。

MRはこれからどうすればいいの?

先のことは誰にも分りません。

ただ今後は日本にMRが6万人も必要ないのは間違いないようです。

大手企業だから安心という時代は少し前に終わりました。

雇用に関して、会社のことを信用せず常に自己投資をしてその他大勢のMRにならないようにするしかないですね。

また、MRの価値として大きなものに「領域経験」があります。

今担当している製品の領域について、得意な領域の知識や経験を伸ばすことが自分のMRとしての価値向上につながります。

価値のあるMRになれば、所属している会社がどうなっても「必要とされるMR」として活躍できる場所を得ることができると思います。

逆に、今担当している領域で豊富な知識と経験があるにも関わらず、現職の会社に価値を認めてもらえていないと感じたら、他の会社に目を向けることが必要と思います。

その領域で新薬の上市が控えている企業にとって、そのようなMRの方は非常に価値があり必要とされています。

外資系のバイオベンチャーは日本での知名度がまだ低いため、即戦力を必要とする時には想像以上に高い年収を提示されることがあります。

自分の知識と経験を必要としてくれる会社で働くことはとても充実感があります。

今まで転職することについて真剣に考えてみたことがないというMRの方も、一度時間を作って考えてみてはいかがですか?

JAC Recruitment

dodaエージェントサービス

ビズリーチ

ランスタッド

コメント

タイトルとURLをコピーしました