MRのリストラ

ノバルティスファーマのオンコロジーMRのリストラについて思うこと

MRのリストラ

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

製薬業界は今年も人員削減をやっていきます。

先日、ノバルティスファーマがオンコロジー領域のMRを含む社員の早期退職プログラムを開始しました。

この記事を見て、私は時代の変化がついに目に見える形になってきていることをすごく実感しましたよ。

もう「新薬ラッシュだからMRを増員します」という常識は完全に過去のものになってしまったんです。

今日はこの衝撃の事実について私が思うことをお話していきたいと思います。

ノバルティスファーマの人員削減

先日、ノバルティスファーマがオンコロジー事業部のMRを含む社員を削減することを発表しました。

もともとオンコロジーの人数が多くはないので、対象人数は多くないようです。

2019年にはプライマリー領域で人員削減をしたばかりでしたが、これをみると

「え!新薬がガンガン上市されるノバルティスのオンコロジーもリストラやるの?」

という感じですね。

ノバルティスのオンコロジーは非常に高い開発力があります。

直近でも、NSCLCのMET阻害薬であるカプマチニブが承認申請中ですし、PD-1抗体のスパルタリズマブやPI3Kα特異的阻害薬のアルペリシブもフェーズⅢ、やアロステリック BCR-ABL 阻害剤のAsciminibも単独、併用療法でそれぞれ治験が進行しています。

その他にも、CAR-TのキムリアのアグレッシブB細胞性NHLへの適応追加をはじめとして多くの適応追加治験が進行中です。

これだけの開発ラインナップがあるにもかかわらずの人員削減ですよ。

これまでなら、これだけの新薬上司の目途があればMRを増員してきたのに逆に人員削減する会社はありませんでした。

ノバルティスといえば、プライマリー全盛期の中心にいた会社といっても過言ではありません。

抗アレルギー薬のザジテン、NSAIDsテープ剤のボルタレンテープ、ARBのディオバン、DPP-4阻害剤のエクアなどなど、当時のプライマリー領域をけん引する製品を数多く持っていました。

これらの薬剤が後発品に変わり、増えすぎた社員を今後どうしていくのかがノバルティスの大きな課題になっていることはたしかに間違いないでしょう。

2018年末のプライマリー対象の人員削減で約400人の社員が会社を去ったようですが、プライマリーは今後の将来性を考えてもまだまだ人員過剰でしょうから、そちらからバシバシ減らしていくものと思っていました。

ただ、オンコロジー事業部も経験未経験を問わずMRを増員してきましたので、決して少ないとは言えません。

そういうことを含めて推察すると、ノバルティスファーマは全体の組織規模そのものを縮小しようとしているんでしょうね。

同じくオンコロジーが好調の中外製薬も2019年に150名規模の人員削減をやっています。

最近はバイオベンチャーが非常に少数の社員で高い売り上げをあげている例が出てきていますし、今後は大手もノバルティスのように業界縮小をにらんだヘッドカウントを減らすことが常識になっていく可能性大です。

こういう流れになってきたということは、もうMR減少の加速は止まらないでしょうね。

MR数30%時代はすぐそこ

テスラが営業マンを持っていない理由からMRの将来を予測するでお伝えしたとおり、MRは将来的には今の30%くらいの人数になるでしょう。

今は約6万人ですが、これから年平均で2000人前後減少していって、4~5年で10000人ずつ減っていくような流れが予想としては基本です。

しかし、ただでさえ高齢化社会、人口減少で医療費削減圧力が高まっていますし、ここで大不況が来たりするともっと早いと思います。

今回の新型コロナで将来の対策の必要性を議論する会社が出てくる可能性もあります。

経営判断が迅速な外資系のなかでも、大手がすでにそのようなビジョンを行動に移しているということで内資系も追随していきますから、より30%の実現性が高まってきています。

このようなことを踏まえると、私個人的にMRの減少は今後もっと加速していく可能性の方が高いと感じています。

内資系中堅製薬会社MRは海外売上高比率に注目してますか? で記事にしましたが、内資系中堅のMR削減は大手以上に必要なはずなのに、いまだにほとんど実施されていませんしね。

特に45歳以下のMRのみなさん、準備はできていますか?

ノバルティスオンコロジーのリストラで準備意識が更に高まった

中外製薬、ノバルティスファーマのオンコロジー事業部の人員削減をうけて、MRのみなさんは本当に今後の自身のキャリアについてよく考えるべきです。

MR削減の流れは5年前から始まっていますが、ついにメインストリームの扉が開いたっていう感じです。

最後の1人になったとしてもリストラされないぞ!というくらいNo.1のMRを目指して日々精進するか、それともリストラに巻き込まれたとしても路頭に迷わないで済むよう今から準備しておくかどちらかしかないと思います。

今まで平穏無事に過ごすことができた親世代とは時代背景が大きく異なってきていますから、親の意見はあまり聞かない方がいいです。

自分なりに先を予測し、勉強して必要な準備に取りかかりましょう。

何も考えずに過ごしていると、本当にエライことになりますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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