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今の現役世代は将来年金をもらえるのか?

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

MRの皆さんは年収が高いですから、政府の増税や控除の減額&廃止などはほとんど対象になってしまって、嫌になっているんじゃないかと思います。

厚生年金もたくさん払っているのに、自分たちが支給対象になったらちゃんともらえるんだろうか・・・、と不安になったりもしますよね。

現役のときにこれだけ増税されておいて、年金を受給できないんじゃ本当に酷いですから。

たまにテレビやインターネットなどを見ると、「今の若者世代は年金がもらえない」と言っているのも耳にしますからほんとに不安になります。

今回は、私たち現役世代は年金をもらえるのかどうかについて考えてみたいと思います。

現役世代は年金をもらえるのか

以前、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問の野口悠紀雄氏の資産結果についてご紹介しました。

2001年から発足し、運用を開始しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、当初の想定が甘いのは間違いありませんでした。

GPIFは2001年の時点で積み立てられていた年金130兆円が100年間維持できることを目的に運用を開始しているのですが、インフレ率は平均2%でデフレにはならないと想定して運用をしていました。

2001年はすでにデフレだったにも関わらずです。

おまけに人口減少や超少子高齢化、賃金低下なども全く想定していなかったみたいですから、そりゃ国民は不安になりますよ。

8通りのプランは全て労働者の実質賃金が100年間プラス、経済成長率が100年間平均2%で推移することを想定して作られていたっていいますから、「アタマ大丈夫か?」というレベルです。

当然、この少子高齢化と長期のデフレ、20年以上ほぼ経済成長していませんから、想定が大きく外れてしまっており、年金の支給に130兆円の積立金から毎年1.3兆円ほどを取り崩す羽目になっているということです。

今の日本の状況を見ていると、今後も持続的な経済成長は描きにくいですし、何より少子高齢化、人口減少が解決しませんから、自分たちの番になって年金がちゃんともらえるかどうかが心配になるわけです。

しかし、以外にも大丈夫なんじゃないかという感じもします。

GPIFのホームページにいくと、これまでの運用実績が記載されているのですが、けっこう堅実に運用していることがわかります。

下は2001年からのGPIFの収益率の年別推移ですが、マイナスになっている年もあるものの、収益を出している年の方が多くあります。

マイナスで終わったのは19年間のうち2001年、2002年、2007年、2008年、2010年、2015年、2019年の7回でした。

2001年、2002年はご存知のとおりドットコムバブル崩壊後の不景気が続いていましたし、2007年、2008年はサブプライムショック、リーマンショックで100年に1度の株価暴落と言われた株価ショックの年でした。

19年間で年率にすると2.58%、直近の10年間では3.7%という成績は、海外の優良ファンドに比べると低めではありますが、GPIFが世界一の運用額を持っているということで安定性も考えると充分ではないでしょうか。

GPIFは運用が安定するように、常に下記の4つの資産のポートフォリオを組んで、バランスを変えないように堅実に運用を続けています。

個人や運用額が少ない場合だと、外国株式などに集中することでもっと高い収益率を出すことも可能ですが、その分リスクも大きいです。

また、株式で大きな運用益が出るとポートフォリオの構成割合が偏ってしまいますから、安定重視だと株式を売却などによって減らし、債券を増やすなどによってリバランスをしていると思います。

年金積立金は2020年9月末時点で172兆4996億円になっており、2001年の運用開始以来の累積収益額は57兆5377億円となっています。

単純計算でも19年間で30%くらい増えているということになります。

よくテレビなどで年金運用で何兆円の損を出したというニュースが報道されることがありますが、あれは継続的な運用の一定時期だけを切り取って報道されています。

この19年間、平均的には2.5%~3.5%の運用益が出ているということは、毎年平均すると5兆円前後はプラスになっているということです。

プラスの時には報道しませんからね、マスコミは。

このシンプルかつ安定重視の運用を継続しているのであれば、私たちが年金の支給対象になったときにも積立金はちゃんとあるかもしれませんね。

まとめ

前身の社会保険庁のイメージが官僚の天下りのグダグダ組織だったからなのか、GPIFも運用のうの字も知らない天下り官僚が己の私腹を肥やすために適当に運用しているような印象になってしまっているんじゃないかと思います。

しかし、以外にもしっかりしたストラテジーで安全に運用されているので、年金はもしかしたら私たちのときまで大丈夫かもしれませんね。

そうは言っても、当てにしてしまうと思ったよりも支給額が減っていたり、支給開始年齢が上がっていたりしたときに困りますので、あくまでも年金を当てにしなくても生活できるだけの人生設計はしておきたいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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