こんにちは。
現役MRのリョウタです。
先日、前の会社の後輩MRと久々に会って一緒に食事をしました。
そのときに相談された内容について、
「ほかにも、同じように思っているMRはいるだろうなあ」
と思ったので共有したいと思います。
目次
パワハラ系の上司

この後輩MRは、私が同じ会社にいたころ新入社員だったんですが、
今では30歳手前で中堅MRとしてバリバリ頑張っているがんばり屋なんです。
去年の組織変更で上司が代わって、
典型的なパワハラ系の上司の営業所に配属になってしまったそうです。
そのパワハラ系上司の性格というのが、常に誰か1人をターゲットにして
狙いを定め、会議の席で執拗に追及したり、
1人だけ日報システムとは別に1日の活動をメールにベタ打ちで報告させたり、
そのMRの振舞いについて、営業所メンバーに基本ダメ出しでアンケートして
提出させたりという典型的なパターンでした。
で、後輩MRもそれをもう半年近く受け続けていて、
それでも頑張って耐えているそうなんですが、
いつまでこんな後ろ向きな仕事が続くのかと思うと目の前が暗くなり
相談してきたということでした。
この相談を受けた時、私はちょっと衝撃を受けました。
私が過去に受けた体験とほぼ同じだったんです。
しかも、後輩MRと同じ会社だったときです。
なんか、ある意味この会社の社風なのかもしれません。
私も当時は同じように目の前が真っ暗になりました。
パワハラ系上司の傾向
こういうタイプの上司の深層心理って、下のAかBのどちらかだと私は思っています。
A.出世欲がめちゃめちゃ強い
B.保身意識がめちゃめちゃ強い
ようするに、自己中心意識が強い人が管理職になるとこうなりがちです。
どちらを追求するにしても、部下のメンバーを自分の思い通りに動かせるようにする必要が
あるので、後輩MRが受けたようなパワハラまがいのことを平然とやってくるのでしょう。
この行為を受ける対象は、私の今までの経験上、次のようなMRが多いです。
・優しい性格のMR
・マジメな性格のMR
・ゴマすりが上手くないMR
・ちょっと天然な性格のMR
こういう感じのMRをパワハラ系上司がみつけると、
自分が思い通りになりにくそうと判断してターゲットにする傾向があります。
こういう感じのMRがチーム内に2人以上いる場合、まずは上の項目が1番多く該当するMR1人をターゲットにするんです。
2人以上を同時にターゲットすることはほぼありません。
1人目が異動したり、辞めたり、一定期間或いは気分的に?ターゲットが入れ替わります。
私の後輩MRも、優しくてマジメな性格なのでたまたま最初にその上司の目にとまったんだと思います。
私も同じような経験をしたことがありましたが、
何とか切り抜けることができたので、その経験を踏まえて後輩MRに対処方法を伝授しました。
パワハラ系上司への対処法

私が後輩MRに伝授したパワハラ系上司への対処マニュアルは、以下の4点です。
①ターゲットされる期間はせいぜい半年~1年未満
②その上司に配属されている期間は長くない
③耐えきったあとはむしろ評価が高くなる
④どうしてもムリなら転職してもよい
①ターゲットされる期間はせいぜい半年~1年未満
私がこれを食らった上司や、他のMRが受けているのを見てきた経験から、
この手の上司は永久的にこれをやってくることはあまりないです。
ほとんどの場合、一定期間です。
だいたい半年~1年未満くらいという感じですね。
私は約10か月くらいだったと思います。
相談を受けた後輩MRは、もうすぐ半年になるということだったので、
まずはもうすぐ終わる可能性が高いと励ましました。
②その上司に配属されている期間は長くない
後輩MRとかつて私が所属していたその会社は外資系ですが、
組織変更が本当に多いです。
変更がない年はないくらい、下手したら1年に2回以上組織変更したことも
あったと思います。
そんなことするから、管理職は必要以上に自分の身を守らなきゃいけないという
意識が強くなったりするんですね。
私がパワハラ系上司に所属していたのも2年弱ほどでした。
だから、「せいぜい1~2年くらいだろうから、まあつき合ってやるか」
くらいの意識でいると、気持ち的に軽くなることを後輩に伝えました。
③耐えきったあとはむしろ評価が高くなる
①でお伝えした通り、ターゲット期間はだいたい半年~1年未満くらいなんですが、
それを乗り切ると、パタッと吊るし上げや追求など今までされてきたパワハラまがいの
行為がなくなり、今度は逆に上司から信頼されるようになるのが不思議です。
ターゲットにされている最中は憤りしか覚えないんですが、その期間を過ぎると
タイマンで飲みに誘われたり、やたら「よく頑張ってるな!」と褒めてきたりするように
なる人が多いです。
また、実際に人事的にも昇進や昇格を積極的に推してくれたりすることもあります。
その上司にもよりますが、ターゲット期間が過ぎると本当に良い上司だと思えるように
なったりすることもあるので、今は考えられないと思うけど、上司の人間的な本質を
第三者てきに見るようにするのも人生経験としておもしろいという話を後輩MRにしました。
④どうしてもムリなら転職してもよい
上記3点の話を踏まえても、
「どうしてもムリ。1秒たりともあの上司と一緒に時間を過ごしたくない」
というくらいのMRの方も中にはいると思います。
どこの会社にでも、そういうタイプの管理職はいますし、対処法を会得しないと次に
同じような状況になったときに対応できないので、基本は上記3点を踏まえて対処するのが良いと思いますが、とにかく1秒でも早く!という方は転職しても良いと思います。
ただし、ただ転職するだけというよりも、どうせなら自分のMRとしての価値を上げられた方が良いですよね。
だから、転職するときには、既にある募集案件の中から選ぶのではなくて、
すぐにいろんなエージェントに連絡をとって相談をはじめることがすごく重要です。
で、自分の得意領域を活かせる募集が出てきたときに素早く動けるように準備をすすめることで、自分の価値を上げながらパワハラ系上司とオサラバすることができるようになります。


とりあえずこのエージェント全部登録しておけばよいと思います。
場合によっては、もっと登録してもいいくらいです。
転職の動機については、エージェントに素直に相談しても大丈夫です。
相談して親身になってくれるエージェントがいたら、今のパワハラ系上司から脱出できる希望も持てますし、転職活動もはかどりますよ。
①~③を踏まえながら④も視野に入れた後輩MR

ここまでの話を後輩MRにしたところ、
①~③のパターンになる可能性も考えながら、あまり長期間状況が変わらなかった時に備えて④も実行しておく
という結論を出していました。
「④については無料でできますし、かといってこういう状況でないとなかなか転職活動をやるモチベーションって湧いてこないから」ということでした。
まあ、①~③のように状況が変わったりして転職の必要がなくなったら転職活動を中止すれば良いですし、けっこういろんな会社の募集状況がみれてそれはそれでおもしろいですよ。
食事が終わった後、「ちょっと目の前が明るくなった」と言って元気を取り戻してくれた後輩を見て、私も嬉しかったです。
まとめ
業界全体が人件費を減らしていこうという流れの中、MRも全体数がどんどん減っていますし、
支店や営業所を統合したり、数を減らしたりで管理職ポストも減っていくことは不可避です。
管理職の人たちもそれを敏感に感じ取って、自分の身を守ろうとする人は多くなってくると思いますので、
一般職のMRもそれに対応できるバイタリティが必要になっていきますね。
でも、そんな管理職のパワハラまがいの行為に必死に耐えていくような昭和の働き方は、
今では完全に時代遅れになっていますので、メンタルを壊しそうになるくらいなら、
少し先を見て転職案件を探していきましょう。
私や、後輩MRのような思いをしているMRの方の暗い気持ちが少しでも晴れるきっかけになれば良いなと思い、
今回の話を共有させて頂きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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