こんにちは。
現役MRのリョウタです。
ここ数日、会社が医師に対してオンライン面談をやれって言ってきます。
とにかくすぐにやれって。
これについて少し理解できる部分はあるものの、大部分は違和感でしかないので共有したいと思います。
将来的にはオンライン面談が主流になるかもしれないが・・・
うちの会社でも新型コロナで外勤活動を自粛しているので、毎日Zoomでオンライン会議しています。
最近、所長が焦った感じでオンライン会議を積極的にやるよう指令しているんですが、聞いてみると本社から相当な圧力で指示が来ているらしいんです。
なんでも、「顧客の反応は二の次。実施できようが断られようが結果はどうでもよい。とにかくZoomのアドレスを医師のメアドに送りつけてチャレンジすることが大切だから、だれかれ構わずZoom面談できるよう交渉しろ」と言われているとか。
いやいや、ちょっと待たんかい!と。
本社はマクロで見るから、例え10,000人に実施して70,00人失敗しても、3,000人に面談できればしめたものと思って言ってくるかもしれませんが、直に相手の気持ちがわかる現場からしたらたまったものではありませんよね。
絶対にこう言われると想像するわけです。
「それやってオレらにいったい何のメリットがあるのよ?」と。
接待が禁止になったときもノベルティが禁止になったときも、真っ先にはじめた会社に対しては顧客からけっこうキツイ反応があったことを覚えているMRは多いと思います。
それらのときは自分の所属している会社が率先してやるって言ったら、なんと言われようがMRは顧客にそう説明するしかなかったですけど、今回は何も真っ先に矢面に立つ必要がないでしょうよ?
なんなんでしょうかね?
在宅勤務でも面談できるし、近年厳しくなっている訪問規制にも影響を受けにくいし、他社がやっているから自分の会社もやらないとシェアを奪われるって思って焦ってるんだと思いますけど。
思慮が浅いというか、顧客志向がないというか。
将来的にはオンライン面談も普及していく可能性が高いことは否定しませんが、突然今日明日で依頼しまくれ!というのはこちら側の事しか考えていないとしか言えませんよね。
でも外資系は特にこんな会社多いんじゃないでしょうか。
アメリカのMRなんかは日本よりも早くプロパー活動ができなくなって、今では会社のセールストークを一方的にまくし立てて帰ってくればいいだけになってますから、日本も同じようにやれって命令が本国から降りてくるんでしょうね。
そんなことだからコテコテの外資系になればなるほど、出世願望が強い外資系MRは顧客に嫌がられても社内で評価されたいから
「すぐにオンライン面談アポ取りました!」
って言ってアピールしてきますよね。
そんな人生で本当にいいんでしょうかね。
むやみに人の時間を奪う行為は控えよう
ほとんどの医師は非常に多忙で、1分1秒を惜しんで仕事しています。
特に、病院勤務の医師はたくさんの業務を兼任していて激務です。
そんな中、嫌な顔一つせずに全てのメーカーMRのアポイントを受けている医師には本当に頭が下がる思いです。
そんな人格的な医師だからと言って、遠慮もクソもなくつまらない用事を作ってアポイントを取るMRが多過ぎますよね。
自分だったら不動産や保険の営業の電話がきたらすぐに切るくせに、医師に無駄な時間を使わせるのは平気っていうのはどうなんでしょうか。
ハッキリ言う先生もいますが、それが正論だと思います。
「自分に何のメリットもない用事でアポイントを取りに来るな。」
「用があったらこちらから連絡するからむやみに自分の貴重な時間を奪わないでほしい。」
直接言わない医師にだってこれは当てはまるんですよね。
MRはどんなに忙しくしようとしたって、間違いなく医師の方が忙しいんです。
客観的に見たら、どっちに配慮が必要か一目瞭然ですよね。
社是に顧客志向を謳ってるくせにこんなことがわからない会社が多過ぎますよ。
相手を嫌な気持ちにさせて自己満足しないと社内で評価されないなら、私は社内評価なんて要らないと思うタイプです。
まとめ
かといって、だれとも全くオンライン面談をやらないというわけではないです。
必要があって、直接面談よりもオンライン面談が適当だと判断すれば利用します。
今だと新型コロナで直接訪問はできませんから、伝えるべき要件があってオンライン面談が最も伝わりやすいと判断できることについては既に担当地区の医師に打診しています。
自社のオンライン会議で便利なことは既に実感できていますから、医師もいずれその便利さを実感し普及していくはずです。
ただ、在宅勤務だからと言って相手の都合を無視して、すぐにやれとか数を打てとかどんだけ自分勝手なこと言ってるのか本社部署の人ってわからないんですよね。
ウチの会社は特別ひどいですが、どこの会社も本質的には大差ないと思います。
自粛自粛でストレスたまってきてると思いますが、ビジネスでも配慮は必要です。
MRの皆さんは引き続き顧客志向を体現していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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