MRの将来性

支店も営業所もないMRの1日の仕事の流れはこうなる

MRの将来性
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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

「製薬会社の営業所廃止について既に営業所がないMRが感じること」でご紹介したとおり製薬メーカーの支店や営業所の廃止が流行しており、今後もこの流れは続いていきそうです。

MRが3か月以上在宅勤務していても売上にほとんど影響がありませんし、テレワークでも仕事がまわることが確認されてしまいましたからね。

また、近年新しく日本に参入してきている外資系ベンチャーには最初からまともなオフィスがない会社がほとんどです。

ベンチャー系のMRの多くは自宅でPCと携帯端末のみを使ってほとんどの内勤業務をやっています。

そういった会社で新薬が承認されても、きちんと情報提供や市販後調査関係が問題なく実施できて順調に売上が伸びているのを他の多くの大手メーカーが目の当たりにしています。

これらの結果を総合すると、これからも1か所あたり年間何千万円ものコストがかかる支店や営業所の運営を続けていくのがアホらしくならない方が不思議なくらいです。

そこで、近い将来あなたの会社で支店や営業所が廃止されると仕事がどんな感じになるのかについて、既に営業所がない会社でMRをやっている私が共有させて頂きたいと思います。

営業所に一切行く必要がなくなったときのことを想像してみていただければと思います。

オフィスを廃止したらMRの仕事はこうなる

私は外資系製薬会社ばかり4社経験し、今はベンチャー系製薬メーカーでMRをやっています。

ほぼ毎日支店に出勤しなければならない会社から、ほとんど直行直帰の会社も経験しましたが、今のベンチャーは支店も営業所もなく備品は全て自宅で管理しています。

そういう会社でおこなうMR活動の普段の1日について共有いたします。

私は基本専門医がいる比較的大きな病院でしか使用されない薬剤を担当しているため、ジェネラルな担当のMRの方とは行動パターンが異なります。

まず通常のMR活動の1日はこのような感じです。

通常のMR活動の1日

7:00 起床

自宅なので子どもが小学校に行くために私よりも少し早く起床します。

うるさいので私も目覚まし時計をつけずにこの時間に起きますが、始業は9時なので普段は特にこの時間に起きる必要はないです。

9:00 メール確認 やり残した内勤処理

業務時間外はほとんどメールが来ませんので前日の業務終了直前に来たメールを確認したり、前日できなかった内勤業務を処理します。

10:00 当日の内勤 外勤準備

当日にやるべき内勤とその日の外勤準備をします。

本社部署に申請するような仕事はこの時間にやっておかないと、午後からだとわからないことがあったときに電話に出られなくなる人が多くなって不便なのでまとめて済ませます。

12:00 昼食

ほとんど家で食べます。

12:00までに外勤する必要がある場合はもう少し早い時間に食べて出勤します。

19:00 帰宅

訪問規制や訪問可能時間が18:00くらいまでのところが多いため、19:00~19:30には自宅に到着することが多いです。

会議やミーティングなどがある日

ウチの会社に限らずベンチャー系は人数が極端に少ない会社がほとんどですので、集まる場所が遠方であることが多く社内会議などは日帰りでは基本ムリです。

なので前泊をして会議やミーティングに臨みます。

会議は営業会議だけでなく本社部署が企画した会議に出席することもあるため、多い時には月に4~5回のミーティングに前泊で出なくてはいけないときがあります。

ちなみに会議後は遠くの自宅に帰らなければならないため社員どうしの飲み会に参加することはほとんどありません。

普段同じ会社の社員と会う機会は非常に少ないんですが会ったとしても飲みにケーションをする時間も満足にないことが多く、ゆえにこういう会社では社員同士の関係が大手企業よりも間違いなく希薄になるのではないかと思います。

さらにテレワークが定着したらこうなる

支店や営業所が廃止されるとMRはこのような仕事スタイルになります。

ムダに長い通勤時間や、オフィスで他の社員とムダ話をする時間がほぼゼロになりますのでかなり時間に余裕ができて私は快適だと感じています。

これでテレワークが定着したらさらにオフィスでもある自宅から出る時間が少なるでしょうね。

まず、会議やミーティングで出張することがほぼなくなるのがMRにとっては一番大きいんじゃないかと思いますが、医師との面談もWeb面談ばかりの日であれば今のように家から出ない日も現実的に出てくるんじゃないかと思います。

そうなると、どこの会社でも1日約8時間の就業時間が規定されていると思いますがとても8時間も使い切れないんじゃないかと思います。

半分以下くらいで十分なんじゃないでしょうか。

短くなって空いた時間は大半が自宅の中で得られますので、空いた時間を有効に使えるように準備しておいた方が良いですよ。

しかし、ZoomやEngage Meetingで医師とアポイントを取った日に他に外勤する用事があった場合、担当エリア内のどこかでWeb面談することになるんでしょうか。

その場合心配なのはネット環境ですね。

まだ携帯端末のテザリングでは安定したWeb面談が可能なのかどうかよくわかりません。

Zoomなどでも確実に安定したネット環境を構築しなければならない場合はやはり会社が契約しているWiFiがベストだと思います。

自宅の光回線でさえも場所や時間帯によっては音声や画像が途切れることがありますので、せめて有線LANがある場所でないと顧客と面談するのは厳しいような気がします。

そのような懸念はあるものの時代は進んでいくしかない状況になっていますので、1つ2つの不便があっても元には戻らないでしょうね。

その時々に適応できるようにしてきましょう。

今から営業所がないことをイメージしておく

特に内資系大手のMRの方だと、支店や営業所がない状態で仕事をすることなど想像できないかもしれませんね。

ただ武田薬品も国内の営業体制を大幅に見直すことを公言していますし、支店や営業所の見直しも当然検討されているのではないでしょうか。

大手が営業所をなくしたりすると内資系は他社も一気に進むでしょう。

外資系は既に大手のノバルティスファーマが営業所廃止を決めていますので、今年中に何社が廃止になるか興味があります。

そのくらいの大きな変化があったとしても不思議でない時代ですので、驚かないように今から営業所なしで仕事するイメージを持っておきましょう。

営業所がないと少し困ることも当然ありますが、総合的にはない方が良いことが多いです。

提出物とか1人だとすぐ忘れてしまう方は今のうちに忘れないような方法を見つけておいた方が良いかもしれませんね(笑)。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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