こんにちは!現役MRのリョウタです。
今回は、デンマークのコペンハーゲン北西に本社があるグローバル製薬企業のノボノルディスクについてご紹介していきたいと思います。ノボノルディスクは糖尿病や成長ホルモン、血友病などに関連した製品やサービスを提供しており、日本では医薬品事業の法人としてノボノルディスクファーマ株式会社があるなど、全国的に精力的な活動を行っているのがポイントです。
実際にノボノルディスクでは国内でどんな製品を扱っているのか、MRにはどのような影響があるのか気になる人もいるのではしょうか。それでは、ノボノルディスクが取り扱っている国内製品や直近のニュースから分かること、MRが置かれている環境についてご説明しましょう。
目次
ノボノルディスクが取り扱っている国内製品
ノボノルディスクが取り扱っている国内製品は、以下の通りです。
- ノボセブン(遺伝子組み換え型血液凝固第Ⅶa凝固因子)
- ノボエイト(遺伝子組み換え型血液凝固第Ⅷ凝固因子)
- ノボラピッド(超速効型インスリン)
- ビクトーザ(GLP-1受容体作動薬)
- ノルディトロビン(遺伝子組み換えヒト成長ホルモン)
- リベルサス(GLP-1受容体作動薬)
主に以上の製品を主力としています。
ノボセブンは先天性及び後天性血友病患者の出血を抑制する効能があります。
ノボエイトは血液凝固第Ⅷ因子欠乏による出血傾向を抑制する効能があります。
ノボラピッドは血糖値を下げて糖尿病による合併症を防ぐ効能があります。
ビクトーザは膵臓からのインスリン分泌を促し、血糖値を下げる効能があります。
ノルディトロビンはターナー症候群やヌーナン症候群症候群、軟骨異栄養症の低身長に効能があります。
リベルサスは2型糖尿病に効能があります。
ノボノルディスクの直近のニュースから分かること
ノボノルディスクの直近のニュースから分かることは様々です。
それでは、ノボノルディスクの直近のニュースについてご説明しましょう。
2020年決算(国内売上)
ノボノルディスクの2020年決算では、売上高、営業利益、税引前利益、当期利益、EPSと全てが3月期以降減少しています。
その差は、以下の通りです。
年度 | 2020年12月期 | 2020年9月期 | 2020年6月期 | 2020年3月期 |
売上高 | 3213億円 | 3092億円 | 3000億円 | 3387億円 |
営業利益 | 1117億円 | 1280億円 | 1383億円 | 1630億円 |
税引前利益 | 1200億円 | 1269億円 | 1341億円 | 1502億円 |
当期利益 | 931億円 | 1029億円 | 1062億円 | 1189億円 |
EPS | 4.02 | 04.42 | 4.45 | 5.07 |
ノボノルディスクは新型コロナウイルスの影響を受けてか、2020年3月期以降から全ての利益が低くなっていることが分かります。
2018年に社員をリストラしたことで話題を呼んでおり、2019年には取引卸を削減しているなど、経営状況が気になるところです。
MRの雇用に影響しそうなニュース
ノボノルディスクは2018年4月の薬価改定の影響を受け、業績が好調であるにもかかわらず社員をリストラすることを発表しています。
2019年には取引卸を削減したことで絞り込みを行うなど、今後の採用に大きな影響をもたらした一端だと言えるのではないでしょうか。
大型M&A案件など
ノボノルディスクの大型M&Aの案件情報は見つかりませんでした。
ノボノルディスクでMRが置かれている環境
現在、ノボノルディスクでMRが置かれている環境はどうなっているのでしょうか。
今現在、ノボノルディスクでMRが置かれている環境についてご説明しましょう。
ノボノルディスクの評価
ノボノルディスクの平均年収は450万円~2300万円と大きな開きがあります。
年齢や勤続年数などによって左右されるところではありますが、ジョブグレードシステムが採用されているので職位が上がれば年収も上がっていくのがポイントです。
その他の評価については、仕事の内面や過程においてどのような経過を辿ったのかどうかで左右されるようです。
事業計画を達成した時は基本給に応じた何%かがインセンティブとして評価されるため、基本給を挙げればもらえるインセンティブも高くなります。
新製品の数
ノボノルディスクでは2019年に2型糖尿病治療薬であるゾルトファイ配合注フレックスタッチを新発売しました。
さらに2021年2月に世界初の経口GLP-1受容体作動薬のリベルサス錠を新発売しました。
雇用
ノボノルディスクのMRの求人はないようです。
成長性
ノボノルディスクは世界的に広く活動しているグローバルな製薬企業なので、成長性も大きな期待が持てます。
医療用医薬品や医療機器の開発、輸入・製造・販売、糖尿病や血友病、成長障害に関連したバイオ医薬品を中心に取り扱っており、特にインスリンに関しては他の企業よりも成長性が高いと言えるでしょう。
まとめ
ノボノルディスクはインスリンを初め、様々な種類のバイオ医薬品を取り扱っているグローバルな製薬企業として大きな期待が持てます。
特にインスリンの開発や糖尿病、成長ホルモン、血友病に関しては他の製薬会社の追随を許さないレベルの実績を持っているため、とても頼りになると言えるでしょう。
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