こんにちは。
現役MRのリョウタです。
ファイザーとバイオンテックのワクチンに続いて、モデルナのワクチンも米国の緊急使用許可を受けましたね。
これでワクチンを打てる人が増えました。
モデルナとそのワクチンについては、以前簡単にではありますが紹介していますので、もしよろしければこちらもどうぞ。
イギリスでは変異も確認されていて不安になりますが、ファイザーやモデルナのワクチンが変異型のウイルスにも予防効果があるかどうかはまだこれからですね。
それでも、とりあえずワクチンが普及すればするほど、新規の感染者が減っていくのは間違いないでしょうから、かなり期待が持てます。
ファイザー/バイオンテックのワクチンとの違い

12月18日にモデルナの新型コロナワクチンがファイザー/バイオンテックのワクチンに続いてFDAから緊急使用許可を受けました。
モデルナのワクチンもファイザー/バイオンテックのワクチンと同じmRNAワクチンであり、治験時の有効性や安全性は両剤でかなり近いものがありました。
mRNAワクチンについてはこちらで簡単にまとめましたので、よろしければこちらもどうぞ。
2つのワクチンの違いについては、NHKのニュースでわかりやすく比較していましたので、こちらの表を見て頂ければ一目瞭然です。
ファイザーのワクチンは有効性が90%超と記載されていますが、最終結果の報告で95%と発表されていましたね。
ファイザーのワクチンは日本でも緊急使用許可の申請済みですし、モデルナも日本での申請を行うでしょう。
そして、米国で許可されているとなると、日本でもよほどのことがない限りすんなり許可されるでしょうから、もうすぐ日本でも接種が開始されるんじゃないでしょうか。
ファイザーのワクチンは2021年6月末までに6,000万人分、モデルナのワクチンも2,000万人分で合わせて8,000万人分が日本に供給されます。
来年の6月末までには、自分がファイザー製のワクチンを打ったのか、モデルナ製のワクチンを打ったのかという会話に花を咲かせているかもしれませんね。
ワクチン普及後の社会はどうなる?

来年の6月末までに8,000万人分のワクチンが日本に供給される可能性は高いですが、そうなると社会はどうなるんでしょうね。
まず、95%の有効性があって重症化もかなり防げていたということですから、ワクチン接種が進むにつれて明らかに感染者数も重症患者数も減ってくるはずです。
その結果がテレビなどで報道されてくると、最初にワクチンを打つことをためらっていた人も徐々に打ちに行くようになり、さらに感染者数が減っていきます。
ワクチンで感染が劇的に防げるということが広まっていくと、制限されていた外出や人の交流が解禁されていき、飲食店やイベントなどに活気が戻っていくでしょう。
今まで制限されていた分、たまっていたうっぷんを晴らすようにみんなが一気にお金を使うようになって、飲食業界や小売業界、旅行業界、イベント業界などは予想以上の売上が戻るかもしれませんね。
しかし、変異ウイルスが出てきてワクチンが効かなくなるということが起こる可能性もありますから、そこは注意しておかなくてはなりませんね。
イギリスで確認された変異ウイルスは70%感染力が高くなっていると報道されています。
イギリスの入院患者数が急増しているということから、変異ウイルスは感染力が上がっていながらも病原性を保っている可能性は高いと思われますね。
イギリスのジョンソン首相は、変異ウイルスについて「致死率が高いことや、重症化しやすいことを示す証拠はない。ワクチンが、変異種に対して効果が低いことを示す証拠も今のところない」と説明しています。
変異ウイルスにも同様にファイザーやモデルナのワクチンが効けばいいですが、効かなくなっている場合はさらに社会の正常化が送れてしまうかもしれませんね。
変異ウイルスまで抑えられるかどうかが、世界的なパンデミックを克服できるかどうかに関わってくるんではないかと思っています。
まとめ

ワクチンを接種してアレルギーが数例出ているという報道がありますが、それはどのワクチンでも医薬品でも必ずありますので、発現率が異常に多いということでなければ仕方ないのかもしれません。
しかし、このような報道が過剰にされると、ワクチンを怖がって接種しない人が増えてしまいます。
そうなると感染に歯止めがかかるのが遅くなりますので、煽りの報道はやめてほしいですね。
変異ウイルスがワクチンや治療薬にどう影響するか、今の段階ではわからないことが多いですが、まずは有効性が高い2社のワクチンが緊急使用とはいえ許可されたことで、かなり前進しましたね。
MR活動はもう以前のようにできなくなっている可能性は高いですが、社会は早く通常に戻ってほしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント