MRの年収

製薬会社MRの年収は今後どうなる?

MRの年収

最近、周りでもMRの今後について不安を持っている人が増えてきたように感じます。

私は中途入社でMRになった当初から不安は持っていましたが、当時はそんな話をするMRはほとんどいなかったですね。

だから、どんな会社だと不安なのかを考えてみました。

業種別でトップに近い製薬会社の平均年収

まずは、業種別の平均年収ランキングTOP10をご覧ください。

順位分類業種平均年収(万円)
1金融投資顧問    701
2医療医薬品メーカー    672
3医療医療機器メーカー    582
4メーカー電気部品/半導体メーカー    569
5メーカー家電/モバイル/ネットワーク機器メーカー    556
6金融信託銀行    551
7金融証券会社    551
8金融損害保険    550
9医療CROSMOCSO    515
10メーカー自動車/輸送機器メーカー    500

TOP10を見てみると利益率が高い業界ばかりですね。

サラリーマンにとって、所属する会社の営業利益率の高さというのは給与水準を決める大事な要素であることがわかります。

製薬企業の年収は全業種の中でもトップクラスです。

実際に、サラリーマンでは日本国内で約5%しかいない年収1000万円プレーヤーもMRにはゴロゴロいます。

また、この平均年収は全社員を対象として算出していますので、MRだけに絞ると平均年収は更にもう少し高いようです。

日本の東証に上場している製薬企業55社のMRの平均年収は683万円です。

既に製薬会社に所属されている方は本当にラッキーです。

同じサラリーマンとして働くのに平均年収が高い会社に所属できたんですから。

長時間一生懸命働いても全然年収が上がらない業種や企業もある中で、ちゃんとボーナスが出て昇給してくれるなんて本当に恵まれてるんですよ。

異業種から転職した人は良くわかるんですけど、新卒でMRになった人はなかなかピンと来ないかもしれません。

今後MRの年収格差が広がる2つの理由とは?

しかし、今後は製薬企業の中でも年収の差が大きく開いていくと私は予想しています。

新薬上市のハードルが高すぎる

1つ目の理由としては、新薬上市のハードルが高くなったことです。

製薬会社の売り上げの中心だったプライマリー領域の製品はすでに新薬が出尽くしています。

既存製品の有用性を超える画期的新薬の創製には、1000億円~2000億円という巨額の投資資金が必要になっているため、国内中堅規模の企業では既にその規模の投資はできません。

そこで、新薬を開発することを半ば諦めて、ジェネリックや他社開発品の導入品で売り上げを補強するしかないのですが、大きく成長できるほど大きな利益を出すことは当然できないのです。

自社開発の新薬でなければ、今の規模から大きく売り上げを増やすことは不可能です。

当然、社員の給料を上げることも困難になります。

その状態が続き、大きなプロジェクトの失敗や会社スキャンダルが起きた場合、最悪だと経営破たんしてしまう可能性も出てきてしまうのです。

JALやタカタが経営破綻する時代です。何が起こっても不思議ではないですよね。

自社開発の新薬が長期に渡って発売されていない企業に勤めていた場合、ここまでの可能性を予測しておくことも必要かもしれません。

医療費を圧縮させることは国の至上命題!

2つ目の理由は、日本の財政問題による医療費の圧縮政策があります。

近年、オプジーボやハーボニーに代表されるように非常に画期的な新薬が開発され、高額な薬価が付けられる製品が出てきています。

その一方で、政府はジェネリック医薬品の普及を進めており、欧米並みのシェアである80%にするため、よりジェネリックを使いやすくする診療報酬に積極的に改定しています。

極端な言い方をすれば、自社開発の新薬をどんどん発売できる会社にとってはジェネリック普及などあまり関係ありません。

自社製品の特許切れが経営に大きな影響を与えるという時点で、製品の開発計画が上手くいっていないということになるのです。

それが一時的であればまだ問題ありません。

しばらく新薬が出なくても、近い将来ドカンと大型新薬が上市されるなら。

でもこれが10年とか続いているのなら、給料が上がらなくなっても不思議はないですよね。

自分の所属している会社に対して給料が上がらないと嘆いていないで、これからも長くいて大丈夫なのか冷静になって考えてみるタイミングに来ていると思います。

自分の会社を調べてみるべき!

このような時代背景の中、自分が所属している会社はこの大きな時代の転換期を乗り越えて長期的に成長していける会社なのか、淘汰されていく可能性の高い会社なのかを他社と比較しながら良く調べてみるべきではないでしょうか。

そこで、MRの年収が下がる可能性がある会社の7つのチェック項目を作成しました。

5個以上のチェックがつくようであればサクッと転職しちゃいましょう!

1.最近、自社の主力品目はジェネリックだ。

2.10年以上、自社開発の新薬が上市されていない。

3.3年以内に売り上げの50%以上を占める主力品の特許が切れる。

4.海外の売り上げ比率が30%以下(内資系のみ)。

5.売り上げ高の推移が5年以上右肩下がり。

6.自社開発のパイプラインで第Ⅲ相以上が1つもない。※製薬協のHPで確認できます。

7.開発パイプラインは全て導入品。※製薬協のHPで確認できます。

なんとなく転職を考えている人は、このような点で会社の将来性に疑問があると具体的に考えるきっかけになると思います。

まとめ

いかがでしたか。

今までのMRの平均年収は全業種の中でもトップクラスでした。

しかし、これからもそうであるとは限りませんよね。

日本の医薬品業界は保険制度に守られていましたので、内資系でイノベーションに真剣に取り組んでいる会社は本当に少ないです。

これからも成長の道筋や方向性が見えない会社にいるMRの方は、年収が下がり始める前に準備を進めて行く方が良い可能性が高いです。

JAC Recruitment

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ランスタッド

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