MRの年収

米国のMRの年収ってどのくらい!?日本のMRとの差

MRの年収
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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

日本では、MRの年収ってサラリーマンの中ではかなり良い方で恵まれています。

でも、海外のMRって、ぶっちゃけどうなの?って気になりますよね。

私は、外資系の会社を4社経験していますのでときどき気になってました。

特にアメリカのMRって、やっぱり日本のMRよりも全然年収高いのかな?とかね。

今回は、アメリカのMRの年収について調べてみましたので記事にしたいと思います。

日本のMRの年収

製薬会社MRの年収は今後どうなる?でも書いているとおり、私自身はMRの年収は今後上がらない、もしくは下がっていくと予想しています。

しかし、これまでのところ待遇としてはとても恵まれている状況ですね。

MRの前に日本のサラリーマン全体の平均年収をみてみましょう。

平成30年の民間給与実態統計調査によると、日本のサラリーマンの平均年収は441万円です。

平成30年の民間給与実態統計調査

でもこの数字には少しカラクリがあります。

男女別の平均年収を見ると、男性が545万円、女性が293万円なんです。

日本で女性の平均年収がこれほど低いのは、女性が結婚や出産などのイベントで仕事から離脱することで、本来なら年収が高くなる40代以降の層が少なくなるからでしょう。

そのことが全体の平均を下げていますが、能力的には女性も男性も大きな違いはありませんので、日本人のサラリーマンの平均年収は540万円前後になるというのが普通の考え方ではないでしょうかね。

ではMRはどうかというと、

平均は680万円です。

これも、男女別に分けると男性793万円、女性が567万円です。

MRも最近は女性の積極登用に力を入れていますが、どうしても女性の方が低い年齢で退職する人が多いですよね。

MRは男女別で待遇の差はないので(むしろ最近は管理職登用など女性の方がいいかも?)、MRの本来の平均年収はだいたい790万円くらいになるのではないでしょうか。

全業種の平均に比べると、250万円も年収が高いんですね。

しかも、こういう調査に出てこない福利厚生や、家賃負担、営業日当なんかを総合するとさらに高いので、本当に恵まれた業界です。

アメリカのMRの年収

じゃあ、アメリカのMRはどうなんでしょうかね。

なんか、アメリカのMRってもっと年収も高くてエリートなイメージですけど。

世界No.1の求人検索エンジン「Indeed(インディード)」で調べてみたところ、2020年2月現在のアメリカのMRの年収は、

$70,206でした。

2020年3月現在の為替で日本円に換算すると、$1=109円で

だいたい、765万円/年というところです。

・・・アメリカと日本、そこまで大きく変わらないですね。

金額の幅も、1500万円くらいから400万円くらいまでと、今の日本とたいして変わらないです。

正直、もっと高いのかと思っていましたが・・・。

まあ、多くのアメリカの製薬会社にはRSU(Restricted Stock Unit)と言われる、譲渡制限付きの株式報酬があると思います。

これは、要するに自社株のストックオプションみたいなものなんですが、アメリカの会社の株価は日本よりもよく上がりますので、現金価値にするとけっこうすごいことになるんですね。

たぶん、それは求人サイトなどに出てくる年収とは別だと思います。

アメリカのIndeedのサイトを添付しておきます。

Indeed:https://www.indeed.com/salaries/medical-representative-Salaries

アメリカのMRの求人をいろいろ調べてみたところ、日本にもなじみ深い外資系大手の製薬メーカーの求人もたくさんありましたし、日本にはまだ入ってきていないバイオ系の求人もありました。

大手の年収は日本よりも高いイメージですね。

ちなみに、アメリカのMRの所属期間の平均はだいたい1~3年だそうですので、これは日本よりもだいぶ短いです。

アメリカでは、MRは自分の得意分野を決めて、その領域の募集があれば積極的に転職を繰り返して高い年収を勝ち取っていくような感じなんですね。

日本も徐々にそうなっていますが、これからはもっとアメリカのようになっていくと思いますよ。

それまでもう少しの間、日本のMRは減少していくでしょうね・・・。

まとめ

皆さんの想像はいかがでしたでしょうか。

アメリカのGDPは日本の4倍以上ありますし、1人当たりGDPも1.6倍あります。

アメリカと日本の国力の差を考えると、将来的にはこの差が拡がっていく可能性の方が高いです。

そう考えると、日本のMRの年収はまだバブルだと言えますね。

40歳以上かつプライマリーMRは廃棄物だと思われているという話でも記事にしましたが、真っ先に年収が下がっていくのは、やっぱり40代以上でプライマリーMRです。

今のうちから、自分の得意領域を絞っておいて、転職などで自分の価値を高めておかないと、年収が下がるだけでなく、MRを続けることもできなくなってしまいますよ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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