未経験者のMR転職

未経験からMRへ転職したいなら 勤務地希望を捨てるべきという話

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

今回は、他業種の営業職の方が製薬会社のMRに転職したい場合、勤務地の希望が叶う可能性はあるのか?についてお話してみたいと思います。

未経験からMRになりたいなら勤務地希望は捨てるべき

2020年現在では、未経験のMRを募集している製薬メーカーはほとんどないため(私が知らないだけかもしれませんが)、他業種からMRになるためにはコントラクトMR(CSO企業)への転職が基本になるかと思います。

そのうえで、現役MRとして長くこの業界で働いている私なりの結論を申し上げると、

「未経験からMRとして転職したいと強く思うなら、勤務地を限定することはとりあえずやめておこう」です。

転職が成功してMRになってから希望の勤務地へ向かうことを考えた方が良いということです。

なぜなら、以下の理由があげられます。

  1. 製薬メーカー自体のMRの需要が減少している。
  2. 当然CSO企業(コントラクトMRの会社)のMR募集も減少している。
  3. 未経験からのMR転職の競争率が以前よりも高騰している。
  4. 勤務地に制限がある応募者は採用されにくい。

全体的なMRの数が減っているなか、条件があると内定をもらいにくくなるってことですね。

CSO企業からしたら、製薬メーカーのプロジェクトにはいろんな地方でのMR派遣の要請があるんだから、「そのエリアには行きたくありません!」っていう社員は非常に使いにくいんだから当然と言えば当然ですよね。

優先順位の問題にはなりますが、勤務地の希望よりもまずMRになることを優先させるなら、ひとまず勤務地の希望を置いておくというのが大切になるかと思います。

かつては勤務地が叶う働き方の定番だった

製薬メーカーにいると、社内異動の希望が長年通らないことはザラですからね・・・。

東京や大阪はどこの会社も特に希望者が多いですが、空きが出ても何故か新しく入社してきた人が配属されてたり、親の介護などで実家の近くへ早く帰らせて欲しいなんていう理由があったとしても思うように希望が通らないなんていうことはザラにあります。

そんな製薬メーカーMRの最後の手段としてコントラクトMRへ転職した人を何人も見てきました。

コントラクトMRなら、収入や条件面では在籍していた製薬メーカーと比べると多少下がってしまいますが、希望通りの勤務地に配属してもらうことができて、しかも転勤もないという条件だったのでトータルでのクオリティ・オブ・ライフ向上を求める人に人気がある転職先でしたね。

少なくとも2010年代の前半までは、コントラクトMRならほぼ間違いなく希望の勤務地が叶っていたんです。

ただ、それは「製薬メーカーのMR数が増えていたから」なんですよね。

CSO企業よりも収入など条件面で優れている製薬メーカーのMR職の募集がたくさんあったから、勤務地の希望が叶うというオプションを付ける必要があったんです。

それでもなかなか人材を確保することができなかったから、未経験からの募集も今よりたくさんありました。

だから、今から未経験でMRになろうとすると昔より少し難易度は高くなってしまっているんです。

MR減少時代だがCSO企業は将来有望

業界全体のMR数は2013年をピークに毎年減少を続けています。

2018年は2500人以上減少し、直近の5年間で6000人近く減りました。

ああ、MRはオワコンだな・・・と思っている人もいると思いますが、そもそも最近までの人数が多すぎたんです。

増やし過ぎた頭数が適正な人数になるまで、今後もしばらくは減少を続けていくと思われます。

とはいえ、コントラクトMRは今後、長い目でみればとても有望な職種だと思います。

今は全体の流れにつられて減少していますが、その後は主流になる時が来ると私は予想しています。

製薬メーカーのMR数の減少はさらに進んでいく可能性が高いのですが(米国ではMR数はすでにピーク時の約30%くらいになっているらしい)、正社員のMRを200名~1000名くらいまで減らした後は必要な頭数を基本的にコントラクトMRで調整していくのがあたりまえになるはずです。

すでにコントラクトMRは私の所属する会社でも、数か月単位での配属(早いと3ヶ月とか)というのがあります。

病欠や女性の産休などの一時的な代役というのもコントラクトMRの役割になるのはもちろんですが、近い将来は新薬の立ち上げにともなう増員の需要も営業所単位、いや会社単位でコントラクトMRに丸投げというのがあたりまえの時代になるのではないかと思っています。

それでも勤務地を希望したい場合は?

情報収集

時代背景的な理由からも、未経験からMRになるためには「とりあえず勤務地の希望は置いておいた方が良い」と言いましたが、それでもどうしても希望の勤務地でMRになりたいという人がいたら、次の方法なら少し可能性があるかも知れません。

  1. 希望する勤務地のど真ん中ではなく、その隣の県を希望する
  2. 少し離れていても、希望する地域から電車や道路の利便性が高い地域を希望する
  3. 東海地区を希望する人は思い切って希望勤務地を言う

1と2は希望する勤務地が主に都市部であることを想定していますが、隣の県であっても地方になると場合によっては人材が足りていないことがあります。

そのような状況を抱えた会社の場合、全体としては概ね頭数が足りており少数の募集をしているが、たまたまピンポイントでその地区に人が欲しかったということもあり得ないことではありません。

希望の勤務地に少し幅をもたせることで希望が通る可能性が高まるかも知れません。

3においては、東海地方は基本的に不人気であるため、一番最後まで空きがあることが経験上多かったので、愛知県などを希望している人は案外希望が通るかも知れないです。

まとめ

基本的には、まずMRに転職することを優先させたいなら勤務地の問題は後から何とかした方が良いというのは間違いない事実です。

しかし、受ける会社の状況を見ていく中でそのようなこともあり得ますのでよければ頭の片隅に入れて転職活動をしてみてください。

MRになるという希望だけでなく勤務地まで希望を叶えようとするなら、転職活動も人より頑張らなければ叶いません。

そのためには情報収集量を増やすのが必須になりますので、複数の転職エージェントと接触して希望が叶う案件がないか探してみるべきです。

大手の“>DODAやリクルートは案件の数が多いですからまず抑えておいた方が良いと思います。

自由テキスト“>JacRecruitmentやビズリーチはMRの案件に力を入れていますし、MR転職専門のMRBiZは相談してみる価値はあると思います。

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