こんにちは。
現役MRのリョウタです。
ある程度MR歴が長いと、組織変更や人事異動などで上司が何度か変わると思います。
どこの会社でも、良い上司もいますが一緒に働きたくない嫌な上司もいます。
上司って自分から選べたら良いんですけど、残念ながらサラリーマンだと上司を選べる機会はほとんどありません。
外資系だとだいたい2~3年に1回くらいは上司が代わるので、何年かMRをやっていると必ず自分と合わない上司と仕事する羽目になります。
最悪な上司と仕事することになってしまったとき、性格の悪い上司に狙われてしまったときにどう考えて対処していけばよいか、実際に何度かそういう目に遭ってきた現役MRの私が実体験を元にシェアしたいと思います。
攻撃してくる上司の性格タイプ
MRが会社を辞めたくなる理由としては、上司にロックオンされて執拗に攻撃されるというのが一番多いんじゃないでしょうか?
それが原因で会社を逃げるように辞めていったMRを私はこれまで何人も見てきました。
仲良くしていたMRが突然辞めてしまうのは寂しいものがあります。
私が外資系4社にわたって見てきた経験から、攻撃性が強い管理職には性格的な共通点があることがわかりました。
MR歴の長いみなさんならすでにわかっているかもしれませんけど、若いMRの方が犠牲にならないように書いておきたいと思います。
共通の性格タイプ
まず性格のタイプとしては、普段からわりとエラそうな態度を取る人は本性がすごく小心者な性格であることが多いです。
だからこういうタイプの人は、常に周りに誰か1人ターゲットを作ってその人を徹底的に攻撃します。
自分が攻めることで、小心者な自分の本性がバレないようにしているのです。
ターゲットにした人の陰口を言ったり、ちょっとしたミスをしつこく責めたりして精神的に追い込んできます。
もう、小学生のイジメと同じレベルですが、大人になっていい年こいても本質的に変わっていないんです。
管理職じゃなくてもこういう人は一定の割合でいますが、こういう人が管理職になっているとほんとうに厄介です。
こういう人は自分より権力を持っている人にはやたらとヘコヘコできる性格でもあるので出世しやすく、管理職にはわりと高い割合でいる気がします。
攻撃性がある人は逆に打たれ弱くて精神的には脆いので、何か失敗したり降格させられたりするとヤケ酒を起こしたりしてものすごく落ち込むのも特徴的です。
こんな感じの性格が攻撃的な人に共通しているのですが、さらに細かく特徴を分けると以下の2タイプがいます。
出世願望強すぎ系の所長
とにかく出世願望が強くて自分以外のことは一切信用せず、他人は全員「利用価値があるか」だけで判断しています。
利用価値があると判断した人に対しては表面上馴れ馴れしくしたりフランクな口調でしゃべりかけたりしますが、そうでない人に対して攻撃してきます。
こういうタイプの人が管理職になっている場合には権力がありますので、周りにも出世願望が強い人が集まっていって派閥ようなものが形成されていることが多いです。
おっとりした性格のMRはターゲットにされやすいですし、こういうタイプの所長に目をつけられると抜け出すのがむずかしくて非常に厄介です。
自己保身系の所長
感覚的には上記のタイプよりもこっちの方が多いです。
外資系だと珍しくないのですが、一度部長職に昇進したり本社部署の管理職に就いていながら、何らかの理由で(大抵は派閥争いか大きなミス)所長レベルに降格した人は、そのままのんびりと所長をやらせてもらえるとは思っておらず、クビへの恐怖を抱えています。
だから、自分の保身に少しでも悪影響が及びそうな部下がいると執拗に責めてきます。
こちらのタイプの人は精神的に幼い部分が残っている人が多く、直情型だったり言っていることが論理的でなかったりして、たまにボロが出ます。
だから運よく部長になったりしても所長に降格してくるのですが、ひがみ根性が強いので管理職の場合には厄介と言えば厄介です。
でもちょっと穴があるというか、対処法が有効なのでなんとかなりやすい感じもあります。
上司にロックオンされたときの対処法
一番良いのはそもそもロックオンされないように「予防線を張ること」で、ベテランMRの方々はこの術を心得ておられます。
具体的には、予防線を張るための方法として下記のようなことを実践されています。
・報連相を光速で行う
・成功事例などを定期的に共有する
・ポジティブな発言しかしない
・明らかにムリな目標でも「やります!」と言い切る
・資料作成などのタスク業務を手伝う(ゴマすり)
これらのことを外勤よりも優先してやっていれば、まずロックオンされることはないんじゃないかと思います。
実際に私がロックオンされないために実践してきたことです。
もしも上司に自分がロックオンされてしまったと感じたら、会社を辞めようかと考える前に上記の方法を実践してみてほしいと思います。
これも経験則ですが、特に自己保身系の所長の場合、ターゲットとしてロックオンされるのはだいたい半年から長くても1年程度です。
そのくらい上記の方法を継続していると、ダメ出しするところがなくなってターゲットが違う人に移ります。
今までターゲットにされていたのが、逆に信用されるようになったりする傾向がありますので、鉄板である上記の方法を是非試してみてください。
コツはわざとらしいくらい大げさにやることです。
会社を辞めるのはこれを1年くらい続けてからでも遅くはありません。
まとめ
外資系ではだいたい長くても3年くらいで人事異動や組織変更があり、どんなに嫌な上司でもそのくらいでまた別々になることがほとんどです。
だから、嫌な上司と一緒に仕事することになってしまっても、それが原因で会社を辞めてしまうのはもったいない気がします。
転職するのはあくまでも、自分がやりたい領域や製品を担当することができるチャンスがあったり、年収を上げるためにやった方が良くて、少しの間適当に対処していれば離ればなれになってしまう嫌な上司のためにやると失敗する可能性が高くなってしまいます。
私も実際に上記のようなパワハラ所長と一緒に働くことになってしまったことがありましたが、1年半くらいで別々になりましたし、その時はけっこう腹が立ったりして嫌な思いをしましたが、あとになると良い人生経験になったと思っています。
同じタイプの上司を見分けられるようになりましたし、ターゲットになるのを予防するために先手を打てるようになりましたから。
今現在、上司にターゲットにされているMRの方がいたら、私も経験したことがあるだけにつらい気持ちがよくわかります。
だけど、できればそんな理不尽に負けないでほしいと思います。
あまりひどいパワハラの場合は、証拠を残しましょう。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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