こんにちは。
現役MRのリョウタです。
みなさんもこれまでいろんなタイプの上司と一緒に仕事をしてきたんじゃないかと思います。
私は自分が管理職になりたいという願望はほぼゼロで、サラリーマンとして会社に所属している間はできる限り楽しく働きたいというのが一番の願望なんです。
それは、一緒に仕事するメンバーもそうですけど、どんな上司と一緒に仕事するかが一番影響するんですよね。
今の所長は非常にマトモですし一緒に仕事していて楽しいのですが、以前の所長は正直「所長としてどうなの?」という感じでした。
これから所長を目指そうというMRの方や、既に現在所長の方は是非こういう所長にはならないようにしてほしいと思ったので共有します。
とにかく無気力な所長
今の会社に就社した時の最初の所長(N所長)の話です。
当時は45歳くらいでしたが今の会社に転職する前から所長をやっており、結構長く所長をやってきているベテラン管理職でした。
前回共有させて頂いたA所長のように攻撃性は全然なくて基本的に会社の方針に忠実に仕事をするタイプなんですが、この所長、とにかくすべてに「無気力」という言葉が似合う所長でした。
A所長の話は下記の記事に書きましたのでよろしければ読んでみてください。
所長として営業所員に出す提案やアイディアなどは的を得ていることが多く納得できるものばかりだったのですが、それも必要最低限で滅多に出てくることはなく、ミーティング時も電話やメールで連絡してきたときもほぼ事務連絡のみでした。
個別の相談に乗ってくれることもほとんどなく、相談しても基本的には「めんどくさい」という態度が見えるので「もういいです」という感じになります。
マジメなのですが営業所の成績を向上させたいとか部下を成長させたいという気持ちが全く見られない、リーダーシップが皆無な所長でした。
MRとの面談も超テキトウ
そんな所長だったのでこっちから連絡することもほとんどなく、もはやいるかいないかよくわからない上司でした。
それでも邪魔しないだけマシだと思って仕事をしていましたが、どれだけ頑張って仕事しても評価されないと虚しいものがあります。
どこの会社でも期のはじめと終わりに所長との個人面談を設定すると思いますが、途中からはこれもありませんでした。
最初の方には会議室などを予約してやっていましたが、内容も非常にチープでした。
自分は昇格するための条件について確認し、それをクリアするための項目をまとめて1年間頑張りましたが、その年の終わりから面談自体をやらなくなり、面談の話もなかったことになっていたので本当に腹が立ちました。
こういう所長の元で仕事していても、目標達成の喜びも味わえませんし、評価やインセンティブボーナス、昇格などの実利につながることがないので、ある意味パワハラの所長よりも辛いかもしれませんね。
管理職会議では完全にダンマリ
所長としてどんな仕事もめんどくさそうでしたし、先陣きってやるとか積極的にやるということことが全くなかったので、情報発信がほとんどない営業所として他の営業所から疑念を持たれていました。
営業所員としては、せめて所長同士の会議の場では積極的に発言をして存在感を示してほしいものです。
しかし、他の営業所の所長から聞いていたのですが、N所長は所長会議の場でも自分から発言することはまずなかったということでした。
もともと根暗な性格でしたので、あてられなければ一言もしゃべらずに会議を終えることもしょっちゅうあったそうです。
それだけでも所属している営業所員としては困ったのですが、最も困ったのはMRの評価会議でもまったく同じように発言をしなかったということです。
ご存知のように、評価会議では自分の営業所のMRの中で良い評価をつけたい人や昇格させたい人をあげて実績などの根拠の説明をし、他の営業所長や部長の承認を得る必要があります。
それなのにN所長は所長だった2年強の間、この評価会議で一度も発言したことがありませんでした。
だから、営業所のMRは誰一人として昇格しませんでした。
営業所の成績があまりよくなかったということもあるにはありますが、それでもなんとかして1人でも多くの営業所員を昇格させるというのは所長として一番大事な仕事だと思います。
まとめ
こういうタイプの所長は内資系には向いているのかもしれません。
内資系の製薬メーカーには一度も勤めたことがないので正直わかりませんが、外資系の管理職は強いリーダーシップが求められますので、N所長みたいな人はあまりいないはずです。
だから外資系には攻撃的な人や上司にだけヘコヘコする人が管理職になりがちなのですが、それも問題ではあります。
ただここまで何もしない人が所長になると、営業所の機能が止まってしまうことがよくわかりました。
ちなみにN所長は2年強で所長を降格になり、今はMRをやっています。
なかなかこういう人が外資系企業の所長になることはないんですが、もしもいたらけっこうタチが悪いので気をつけましょう。
これから管理職を志すMRの方、もしくはすでに管理職の方は、上司からも部下からも信頼される上司を目指して頑張ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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