こんにちは。
現役MRのリョウタです。
MRで転職活動をしている人は実感されていると思いますが、ここ最近はMRの募集がけっこう活発に出てきていますね。
ベンチャー外資系の日本法人立ち上げや既存組織の増員、欠員補充などに加えて、COVID-19ワクチンのCSO募集などもあるようです。
MRの転職はまた活発になりそうな気がしますが、私は一過性のものだと思っています。
これからもMRの数は減っていきますし、待遇も悪くなっていくので、給料の大幅UPが狙える転職は今年あたりが最後になる可能性もあると思います。
なので、転職して給料を上げたい方はラストチャンスだと思って活動したほうがいいかもしれません。
MRも給料が上がらなくなる
MRで年収が一番高いのは、間違いなく外資系ベンチャーにいる人たちです。
内資系、外資系の最大手クラスのMRの方ももちろん高いのですが、なぜそう言い切れるかというと、ベンチャー系は給与が本国と同水準だったりするからです。
海外では会社によって給与水準が大きく違っていますし、RSUという給与の一部を自社株で受け取る制度があって、それが日本の製薬業界の一般的な給与水準から大きく外れるポテンシャルを秘めているのです。
また、近年日本に参入してきている外資系ベンチャーはどこもMRが非常に少人数です。
なので、MR1人あたりの担当エリアがとても広く、全員が出張しっぱなしになったりします。
その出張にべらぼうな手当がついたりして、給与が跳ね上がります。
さらに、少人数のために単身赴任しなければならない人もけっこういます。
人数が多い大手だと、単身赴任している人の割合はそこまで多くないですが、ベンチャー系は割合的にも多いので単身赴任手当が給与にのっかって年収が高くなる人が多いようですね。
何が言いたいかというと、今はそういうベンチャー系が日本に参入してきてMRを募集していますが、これがなくなると年収を大きくアップさせる転職をするチャンスが激減するんじゃないかということです。
もともと国内では医療用医薬品のマーケットが頭打ちですから、既存の製薬会社の給料はこれからもどんどん上がりにくくなってくるはずです。
年収1,500万円とか1,800万円とか貰っているMRがいるのはほとんどベンチャー系ですが、そういう企業に転職できなければMRでそこまでの高額年収をゲットできるチャンスはほとんどなくなってしまうんじゃないでしょうか。
外資系ベンチャーの募集が少し活発化してきている今はけっこうラストチャンスかもしれないです。
マーケットが縮小していく日本には、わざわざ法人を設立して参入してくる会社も少なくなっていくでしょうし。
もちろん、大手も新薬を上市するときや欠員補充時にはMRの募集をするとは思いますが、ベンチャーほど年収を上げることは難しいですし、今後給与水準が下がっていくようになってくるともっと難易度が上がっていきます。
年収よりも特定の大手に転職したいとか、ベンチャーのような小さな組織は嫌だというのであれば話は別ですが、年収を上げるためのMR転職ならベンチャーの募集を見つけたら即応募していったほうがいいんじゃないかと思います。
まとめ
すでにベンチャー系に興味を持って転職活動をはじめているMRの方にとっては、わかりきった話だったかもしれませんが、なんとなく転職に興味を持っていながらまだ活動を始めていないという方へ向けて私の予測を共有してみました。
日本はまだ国別に見ると、世界で3番目に大きな医薬品マーケットを持っていますが、下がっていくことは明白です。
だから、高い給料を払ってくれる会社があるのは今のうちで、当然将来的には少なくなっていくでしょう。
私の勝手なひとりごとレベルの予想ですが、どうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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