こんにちは。
現役MRのリョウタです。
MRの中途採用面接を受けられる機会も多くはない昨今ではありますが、私が今まで受けてきた面接の流れについてご紹介していこうと思います。
さすがに面接した会社名は出せませんし、中途採用の面接は他人の経験が参考にならないかもしれませんが、経験したことをありのままに書きますので何かの参考になればいいかなと思います。
中途採用の面接を何度も受けてきて思ったのですが、中途採用は新卒採用の面接と違ってその時の面接官や募集している会社の状況、募集タイミングなどによって難易度が全然変わってくるので、たとえ落ちたとしてもタイミングが悪かっただけと言い切れます。
そこが中途採用の募集にチャレンジしやすい理由じゃないかと思っています。
大手外資系製薬A社のケース
私は十数年前、異業種の営業職から2年ほどでMRに転職しました。
理由は1つで、働く時間に対して給料が安すぎたからです。
MRという、給料が良くて働き方もホワイトな職業があるということは、転職サイトのコンサルタントの人からたびたび聞いていましたが、当時の会社の評価に納得いかなかったことをきっかけに、思い切って受けてみることにしました。
当時は、転職サイトのコンサルタントの人に「MRに転職したい」と一言いうと、片手では収まらない数の募集を紹介してくれていました。
その中から、外資系の大手メーカーを1社選んで応募することにしました。
その会社は募集していた会社の中でトップクラスの大手というわけではなかったのですが、新製品が次々と予定されていたのと、少しニッチな領域で競合が少ないから営業もしやすいということでコンサルタントの方お勧めの案件でした。
当時の募集人数も、たしか一度に数百人は採用するようなMR大増員中の会社でした。
今では考えられないですけど、当時は数百人規模で中途採用の募集をしていた会社はたくさんありました。
しかも、当時は特に外資系だと業界最大手クラスの製薬会社から中堅クラスまで、ほとんどの会社が中途採用をしていたので、私はまず1社目は面接の練習だというくらいの気持ちではじめて製薬会社に応募し、面接に進みました。
1回目の面接
面接は2回ありましたが、1回目は人事部(部長ではない)2人との面接でした。
時間は40分か50分くらいだったと思いますが、さすが何百人も採用しようとしている会社だけあって、質問される内容が整備されている印象を受けたのを覚えています。
たぶんほぼ全員に同じような質問を投げかけているんだろうなあというような。
事前に面接の対策について転職サイトのコンサルタントの方からアドバイスを受けていたのですが、MRの中途採用面接では、特に未経験者の場合に重視しているポイントはどこの会社もただ一つ、それは「やる気・熱意を感じるか」ということでした。
職務経歴書や履歴書はよっぽど目立つものがあれば別ですが、たいてい「トップの成績」とか「全国〇位」というのが並ぶので、あまり内容を重視されることはないとも言っていました。
さらに、当時の私の場合はまだ第二新卒くらいの年齢で社会人経験も浅かったので、「経験が重要視されることは考えにくいから、とにかくやる気満々なのを全身で表して面接を受けてきて下さい!」とアドバイスをもらいました。
実際、そのとおりに元気よく面接を受けたのが良かったようで、終了後すぐに最終面接の連絡が来ました。
面接は伝える内容ももちろん大切ですが、実際に会って話をするので、目で見て入ってくる情報の方が印象に残りやすいですからね。
最終面接
最終面接は約1週間後でしたが、今度は人事部長1人とマンツーの面接でした。
1回目の面接では普通の会議室という感じでしたが、最終面接では人事部長室でしたので少々緊張感がありました。
置いてある机やイスに重厚感があって、候補者をわざと緊張させるためのような感じでしたね。
ただ、面接らしい面接ではなくて、15分くらい雑談に近い話をして終わりという感じだったと思います。
今になってみると、新幹線で何時間とかかけてわざわざする必要があるのかと思うような面接でしたが、十数年前の当時は最終面接ってわりとそういう感じのことが多かったですよね。
で、終わって数日後に無事内定の連絡が来ました。
新卒採用の場合にはありませんが、中途採用の場合にはその後に条件のすり合わせがあります。
たいていは仲介してくれているエージェントの人が交渉にあたるので、コンサルタントの人に良い条件になるようにアピールしておくのが良いと思います。
ただ未経験からのMR転職だと、年収が大幅に上がることがほとんどなので交渉はあまりないです。
私も当時、異業種の会社の年収と比べて1.5倍近くを提示されていたので大満足でした。
はじめての転職活動を終えて
MRの中途採用はたいてい「社会人経験3年以上」というのが応募条件として書いてありますが、私は2年くらいでしたが書類も面接も通過しました。
そこから言えるのは、募集要項に書いてあるようなことは絶対的なことではないということなんです。
条件に当てはまらなかったとしても、それ以上に目立てるものがあればチャンスは充分にあるので、転職を希望しているのであればジャンジャン応募していくべきです。
本当に条件に当てはまらなければダメであれば仕方がないですし、その時はちゃんと連絡してくれると思いますから。
応募する前に躊躇する必要はないと思いますよ。
話は戻りますが、本当は1社目の会社で練習をして、その後大手の有名製薬メーカーをどんどん受けようと思っていたのですが、想像以上の待遇に驚いてすぐに内定を承諾してしまいました。
はじめての転職活動に緊張感がありましたし、何社も続けて面接を受けるよりもすぐに転職をしたいということから、その後応募するのはやめました。
今だと何社も応募できる機会もあまりないですけどね。
しかし、とにかくMRへの転職をして良かったなと今でも思います。
私はサラリーマンという状態をずっと続けるのは嫌だと思っていますし、1日も早くFIREをするべく準備をしています。
しかし、それをやるにしても異業種よりMRの方がやっぱりやりやすい。
良い待遇、有給を取りやすい、時間を自由に使いやすいなど、MRにはメリットがいっぱいあります。
他の業種では営業でもなかなかこうはいきませんからね。
次回は2社目の転職の際の面接のエピソードについて共有しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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