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現役MRがZoom説明会を実施して思ったこと

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

実は先週はじめてZoom説明会を実施しました。

Zoomでの医師や薬剤師の先生との面談は何度もしていたのですが、説明会は担当施設で実施できるところがありませんでした。

しかし、最近Zoom説明会に対応した施設があったので実施を依頼していました。

まだZoom説明会は1度だけしか実施できていませんが、実際にやってわかったことや感じたことを共有してみたいと思います。

Zoom説明会を実施して良かったこと

まずはZoom説明会を実施して良いなと思ったことをシェアしたいと思います。

伝えたいことを伝えられる

Zoom面談をはじめてしたときもそう思ったのですが、説明会についてもZoomで充分だと思いました。

伝えたい内容を伝えるのに問題はなかったと思います。

施設に訪問して実施する説明会と比べても、違和感なく複数の相手に対して話すことができます。

基本的に、双方向に会話するよりも一方通行に話をする説明会の方がよりZoomの利便性が際立つんじゃないかというくらい、はじめてでも違和感なく説明会を実施することができました。

何年か後にはほぼ100%に近いくらい、病院で行う説明会はオンラインになるんじゃないかと思いました。

準備や後片付けが少なくて済む

リアルの説明会だと準備がたくさんありますよね。

資料の準備、弁当の手配、プロジェクターやスクリーンの用意などです。

当日はそれらの受け渡しのために移動したり、待ち合わせをしなくてはなりません。

Zoom説明会だとそれらがほとんどありません。

資料は準備して数日前に直接届けましたが、弁当も提供できないので用意する必要がありませんし、プロジェクターもスクリーンも必要なく、ノートPC一つでできてしまいます。

説明会が終わった後も、続けて医局カンファレンスが始まっているのにいそいそとプロジェクターやスクリーンを片づけて、弁当の空箱を回収して出ていく時のあの虚しさを味わわなくて良いので非常に快適でした。

そして施設まで行かなくてよいため、すぐに帰ることができます。

今まで本当に時間をかけて説明会の用意や後片付けをしていたんだなと改めて感じました。

経費精算が発生しない

準備や後片付けに入るかも知れませんが、個人的にはこれが一番良かったので別項目にしました。

私は経費精算が人一倍嫌いなので、経費が発生しないために精算をしなくても良いというのが本当に楽でいいです。

もう、これ以降説明会は全部オンラインで良いと思うくらいです。

クリニックだとまだまだZoom説明会が普及することはないと思いますが、病院は今後も新型コロナの感染対策を継続していかなくてはならないので、「製薬メーカーの医局や薬局での説明会はオンラインのみ」というルールができてくるんじゃないかと予想しています。

その場合、製薬会社とMRは経費がかからなくなったり、精算の手間が省けたりして良いことづくめですが、困るのは先生たちかもしれませんね。

忙しい先生にとっては、昼や夕方の説明会に出席するだけで昼食や夕食を外に出なくても済ませることができますので、一切なくなると意外と不便になるんじゃないかと思ったりします。

Zoom説明会を実施して微妙だったこと

Zoom説明会はMRにとってはメリットの方が多くて満足だったのですが、敢えて微妙だったところも挙げてみたいと思います。

通信や機器のトラブルが起こり得る

敢えてと言いながら、私が実施した先週のZoom説明会では相手側の映像が映らないというトラブルがありましたので、これはやっぱり微妙です。

おそらくですが、相手側の設定でPCのカメラがOFFになっていたために映像が映らなかっただけですが、相手がPCにそれほど詳しくない場合、すぐに設定画面にいってカメラの設定をONにすることも難しいかもしれないですし、口頭でこちらから説明するのも難しいのでそのまま実施しました。

おかげで、説明会なのにウェビナーをやっているみたいで、相手の顔や姿も見えず、画面の向こうに何人いるのかもわかりませんでした。

オンライン面談でもそうですが、通信や機器のトラブルは何かしら起こることがちょくちょくあります。

私たちMRはこのツールを使ってこれからも面談や説明会をしていかなくてはならないと覚悟していますので、トラブルについては同じことを繰り返さないように対策を取ります。

ただ、相手側はどうかというと、MRなどの業者との面談や説明会に対してそこまで真剣に対策などを練ったりしませんので、トラブルが起こり得る状況はしばらく続くんじゃないかと思っています。

顧客と目を合わせて話ができない

直接訪問して実施する説明会であれば、参加して下さっている医療関係者の方と目を合わせて話をすることができます。

しかし、オンライン説明会では1人1人と顔や目を合わせながら話をすることができません。

私の先週のZoom説明会では映像が映らなかったこともありますが、参加者が1人ずつ端末を用意して接続するわけではなく、1台の端末をスクリーンに投影して聞いて頂きましたので、もしも映像が映っていたとしても相手の目線や表情はよくわからなかったと思います。

私はプレゼンテーションがたいして上手くありませんので、リアルでもオンラインでも相手への伝わり方は対して変わらないかもしれませんが、説明会が上手な方だとやっぱりリアルでの説明会とは伝わり方が変わるんじゃないかと思います。

ジャパネットたかたの高田元社長のプレゼンテーションはテレビの向こうでもすごい威力でしたので、オンラインで問題ないのかもしれないですけどね(笑)。

ゆっくり話ができる機会が減る

直接訪問して説明会を実施していた頃には、唯一説明会の後だけわりとゆっくりと話ができる医師がいました。

説明会のあとで雑談をしながら、思わぬ良い情報が得られることも多かっただけに、それができなくなるのは微妙ですね。

オンラインになると、終わったらボタン一つで退出されてしまいますから、なかなかゆっくりと話をする流れにならないんじゃないかと思います。

1対1のオンライン面談の場合は、普段のアポイント面談ではあまりゆっくりと話ができなかった医師でもゆっくり話ができることが多いのですが、説明会になると逆ですね。

まとめ

Zoomのおかげで、今までには考えられなかったような説明会のやり方が可能になってしまいました。

新型コロナが過去のものになったとしても、Zoomによる面談や説明会というのはスタンダードになっていくのでしょうね。

総合的には、今後もっと普及していくとしか思えないくらい良好でした。

地方だと、弁当が提供できなくなった製薬会社の説明会に先生方がこれまでどおり参加してくれるのかわかりませんけどね(笑)。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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