有望な会社

日本法人を設立したスイスのイドルシアってどんな会社?

有望な会社

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

数年前に日本法人を設立していたスイスの製薬会社「イドルシア」がついに日本で本格始動しそうです。

競合する領域の製品を担当しているMRの方の中にはなんとなく名前を聞いたことがある方もいると思いますが、いったいどんな会社なんでしょうか。

複数の製品の上市が間近に迫っているようですので、当然MRの募集も間もなく始まると思います。

ベンチャー系への転職を考えていたMRの方は募集が開始されたらすぐに動けるように準備する必要がありそうですので、まずはどんな会社なのか見ていきたいと思います。

イドルシアってどんな会社なの?

スイスに本社があるイドルシア(Idorsia Pharmaceuticals Ltd)は、2017年3月に同じスイスの製薬会社であるアクテリオン(現在はジョンソン・エンド・ジョンソンに買収されヤンセンファーマと合併)からスピンアウトされる形で設立された若い会社です。

創業者はアクテリオンの創業者で元CEOでもあるジョン・ポール・クローゼル氏で、イドルシアでもCEOに就任しています。

アクテリオンがジョンソン・エンド・ジョンソンに買収された時に、CEOのジョン・ポール・クローゼル氏が早期臨床開発候補のパイプラインと創薬部門を持って創業したのがイドルシアということになります。

主なターゲット疾患はくも膜下出血に伴う脳血管攣縮、ファブリー病、睡眠障害、治療抵抗性高血圧症、全身性エリトマトーデス、急性心筋梗塞となっており、特色のある会社です。

2018年6月には初の海外法人として日本法人が設立されていますが、初代日本法人社長としてこれまたアクテリオンの日本法人設立以来ずっと社長を務めてきた田中諭氏が就任しています。

日本では、ファブリー病治療薬としてルセラスタット、動脈瘤性くも膜下出血の治療薬としてグランゾセンタンが第三相臨床試験を実施していますし、不眠症治療薬のダリドレキサントは海外では第三相臨床試験が終了し、日本国内でも持田製薬と共同開発で第二相臨床試験を行っており、2023年の発売を目指しています。

創業者で元CEOのジョン氏がアクテリオンをジョンソン・エンド・ジョンソンに売却した関係もあってか、ジョンソン・エンド・ジョンソンとは今でも治療抵抗性高血圧症薬のアプロシテンタン(ACT-132577)において研究開発における戦略提携を結んでいたり、J&Jがイドルシアの株式を5%保有していたりと強い関係がありそうです。

イドルシアは他にもがん免疫療法薬の候補でロシュと提携していたり、急性心筋梗塞治療薬の候補の1つであるセラトグレルに用いる自己注射用デバイスでアメリカのアンタレスファーマと提携しています。

現在、上市している製品がないため日本法人にはまだ営業部門はありませんが、早ければ来年早々にも設立される可能性があるという情報が入ってきています。

今はただでさえMR転職の募集案件が少ないうえに、来年早々というと武田薬品とイーライリリーの早期退職組が転職市場にあふれかえっている可能性が高いため、競争激化が予想されます。

MRの募集は基本的には早い方が内定が甘くなりがちで、定員に迫ってくればくるほど厳しくなっていくものです。

MRの募集が開始されたらその翌日、いや当日に面接に行く!というくらいの意気込みで準備をしておかなければ内定を取るのは難しいんじゃないでしょうか。

上記のようなスペシャリティ製品を扱ってみたいMRの方や、ベンチャー系の会社への転職に興味がある方は絶対にチェックすべきです。

イドルシアの将来性について考えてみる

イドルシアを創業したジャン・ポール・クローゼルCEOはどんな経営者なのでしょうか。

ベンチャー系企業の場合は経営者が会社の将来性に大きく影響しますので、まずは経営者について確認してみます。

ジャン・ポール・クローゼルCEOは元医師であり、臨床と研究の両方の経験を積んでビジネスの世界に入ってきています。

はじめはフランスで心臓専門医としての教育を受け、その後カナダのモントリオール大学と米カリフォルニア大学で薬理学と生理学の研修を積んだあと、臨床医として11年間勤務しています。

そしてその後はスイスのロシュに12年間在籍し、レニン阻害薬やエンドセリン拮抗薬の特性化に携わり、1997年にホフマン・ラ・ロシュ研究開発賞を受賞しています。

1997年にアクテリオンを創設、最高経営責任者(CEO)に就任し、肺動脈性肺高血圧症治療薬のトラクリアやオプスミットなど優れた薬剤の開発に成功しています。

2008年には、その年の世界一優れた起業家に贈られる賞で、起業家にとって最も名誉ある賞である「ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2008」を受賞しています。

このように、ジャンCEOは医師としても、研究者としても、そして起業家としても成功を収めた実績があり、申し分のない経営者ですね。

2020年9月現在ではまだグローバルで製品を上市していない段階の会社であるにもかかわらず、すでにパイプラインが12つあり、そのうち4つが開発後期に進んでいるのはなかなか珍しいんじゃないかと思います

これはアクテリオンですでに開発を進めていたのをスピンアウトでそのままイドルシアに持ってきているからであり、特殊な状況と言えると思います。

この戦略はCEOであるジャン・ポール・クローゼル氏の優れた戦略の賜物です。

現在開発後期に進んでいる治療薬候補がすべて上市できるかまでは今の段階ではわかりませんが、この段階の企業としては財務的にも健全ですし、将来性は高い企業だと思います。

1つ懸念があるとすれば、ジャンCEOはすでにジョンソン・エンド・ジョンソンに自分が創業した企業(アクテリオン)を買収している経緯があり、イドルシアに関しても企業がある程度成長して価値が高まったら他社に売却する可能性は否定できないところです。

その際には、アクテリオンの売却先で現在も株式を5%以上保有しているジョンソン・エンド・ジョンソンがいまのところ可能性としては高めだということですかね。

ヤンセンファーマのMRの方はイドルシアに転職すると買収されて出戻りになるかもしれません(笑)。

まあ、どうなるかわからない先のことを考えても仕方がありませんし、チャンスがあるならチャレンジした方が良いと思います。

まとめ

もしもMRの募集が開始されたら、かなり人気化することが予想されます。

アルナイラムファーマの時のように、一瞬で応募できなくなってしまうんじゃないでしょうか。

武田薬品のMRが給料的に満足できるかはわかりませんが、転職市場にたくさん出てくるだけに脅威ではありますし。

イドルシアのMRを受けようと思う方は、今のうちにとにかくエージェントに相談してネゴっておくということが絶対に必要です。

それには、履歴書や職務経歴書が提出できるレベルで準備できていないとどうにもならないと思いますので、まずはエージェントと話をするところまでやってみてはいかがでしょうか。

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エージェントは「もし内定が出たら確実に入社してくれそう」なMRとわかると優先的に応募してくれる可能性が高いですので、そう思わせれば第一段階はクリアです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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