こんにちは。
現役MRのリョウタです。
新人で開業医の担当になるのは普通ですが、
そういう方もできるだけ早く病院担当を目指した方が
良いと思います。
何年も開業医しか担当したことがないMRのままだと
残念ながら、間違いなくこの先不要なMRになります。
だから、25歳以上くらいでまだ開業医担当をやっているMRの方は
一刻も早く、どうにかして病院担当MRになりましょう。
目次
プライマリー薬の終焉とともにGPのMRも不要に
製薬会社も支店や営業所は統合されていくでも記事にしましたが、
支店や営業所を統合したり廃止したりするということは、
今後遠くない将来、その会社はMRの数を減らしていく可能性が高いです。
今までは、ほとんどのクリニックをカバーできるだけのMRを
揃えていた企業も、今後は訪問してもしなくてもたいして
売上が変わらないくらい小さなマーケットの施設にMRを
配置するのをやめていきたいという
企業の姿勢の表れではないでしょうかね。
クリニックの売り上げの大半はプライマリー薬ですし、
それがMRの努力如何にかかわらず
国策でジェネリックに置き換わっていくのなら、
もう年間何千万もかけて1人のMRを配置する
メリットはなくなります。
クリニックでも病院並みの売上があるところや、
専門性が高いオピニオン医師に対しては
病院担当がカバーすればよいですしね。
血圧や糖尿病などで完治できる可能性がある
新薬が出てきたりすると状況が変わるかも知れませんが、
今後GPの担当MRを雇用していく理由は全然見つからないですね。
大手だと優秀でもなかなかすぐに病院担当になれない
そう考えて早く病院担当になろうとしても、大手だと
なかなかすぐに病院担当になれませんよね。
特に、プライマリー領域の製品が会社の屋台骨になっている
会社なんかは希望を叶えるのは困難です。
でも、それよりも最も病院担当になりにくい会社があります。
それは、内資系の中堅メーカーですね。
内資系の中堅って、まだまだ年功序列色がまだまだ
残っている会社が多いですよね。
しかも、大手や外資系と違って
領域専門制になってなかったりします。
1人のMRが全製品担当みたいな組織だと、
ポストが少ないので必然的に新人や若手が
病院担当になる機会が少なくなります。
けっこうなオジサンMRが大学病院や基幹病院を
担当している会社は、若手が病院担当になるのは
至難の業でしょうね。
病院の製品しかない会社へ転職するのがベスト
既に20代で病院担当になっている人や、若い人でも
どんどん病院担当に異動している会社はラッキーですよ。
そのままでも良いと思います。
でも、若手がほとんど病院担当になっていない会社は
本当に何とかした方が良いと思います。
これから先は今までみたいに、オジサンMRをたくさん
抱えたまま維持できなくなるのは間違いないですから。
オジサンたちが自分たちのポジションをやすやすと
手放すことはなく、既得権益を死守しようとしますので、
今後ますます人が動かなくなっていくでしょうね。
気づいたら、社内でもどうにもならない立場になってしまって、
MR市場的にも価値がなくなってしまいます。
だから、そういう会社にいるMRは少しでも
早く転職することを考えてみてください。
一度コントラクトを経由するのもアリ
そうはいっても、転職サイトに登録しても
今はなかなかすぐに良い募集は見つかりません。
とりあえず転職サイトに登録してエージェントに希望を
伝えておくのは大事だと思いますが、
ないものは仕方ないですよね。
そういう場合は、一度CSOを経由するという戦略も
アリかなと思います。
CSOは一時期よりも少し募集が出てきているようですので、
すぐにチャレンジしたい方はCSOを1~2年経て、
その中で病院担当のプロジェクトでMRやりながら
専門領域の募集が出てくるのを待つ方法が可能だと思います。
少し前に私の知り合いのMRがこの方法で
外資系のベンチャーに入社したので、実際にこの方法は使えます。
長い目で見ると退職金とか、福利厚生がいいからとか
いろんなことをこまごまと考えて動かない人が大半ですが、
実行力がある人のほうがあとあとやっぱり
良い結果になってると思います。
外資系ベンチャーって、内資系みたいな福利厚生が
あることは基本ないですが、MRはほとんど全員
年収1000万円超えてますし、1500万くらいのMRも
けっこういます。
管理職になったりすると2000万くらいは見えるので
元は取れるはずです。
JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
まとめ
今のトレンドが病院向けの薬剤になっているのをみると、
病院向けの良い製品を扱っている会社の病院MRは
しばらくなんとかなるかも知れません。
でも、今の段階でGPしか担当したことがないMRで
しかも30代や40代の人は危機感を持つべきだと思います。
MSDやエーザイやブリストルみたいに、
会社がMR数を大きく減らしていく方針を出した時、
真っ先にリストに載っているのは
そういうMRで間違いないですよ。
特許が切れたプライマリー製品と一緒に
廃棄されたくなかったら、この問題について
真剣に考えるべきだと思います。
MRも生き残り戦略が大切になる時代ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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