こんにちは。
現役MRのリョウタです。
MRは相変わらず学生からはあまり人気がない職業ですね。
就職先の人気ランキングには武田薬品やアステラス製薬がよく入っていますが、会社ブランドとしてであってMRをやりたいっていうわけではないですし。
医療系のドラマなんかでいつもアヤシイ役柄で登場していたりしますから、どうしてもイメージが良くないです。
その中でも職業活動をしていくとMRに興味を持つ学生が増えていくので新卒MRの倍率自体はどこの製薬会社でもかなり高いですし、採用試験を受ける学生の学歴レベルも高いので
内定を取るのはなかなか大変みたいですね。
でも、そもそも今から就職先にMRを選ぶのってアリなのかそれともオワコンなのかって就職活動を必死にやってる学生からしたら気になりますよね?
では、現役MRのリョウタがこの疑問に答えていきましょう。
今からMRという職業を選ぶのはアリ?
結論からいうと、現役MRの私は「アリ」と即答できます。
世の中めちゃくちゃいろんな職業がありますし、学生の方もいざ自分が社会人になるという時には迷いますし、何を根拠に選べばいいかわからなくなる方もいるんじゃないでしょうか。
インターンなんかがあるとイメージしやすいですが、そんなにいくつもできるわけではないですからネットでの情報とか知り合いとかなんとなくのイメージで決めるしかないです。
長くその職業を続けていくつもりで職業を選ぶのに、実情をほぼ知らない状態で飛び込まなければならなくなるわけです。
実際に学生に人気の職業ランキングで上位の職業って、社会人からみてみると「やめといた方がいいよそれ。しんどいぜ・・・!?」ていう、キツイ割には給料そこまで高くない職業が多いですよね。
学生の時って自分もそうでしたけど、けっこうキレイごとを根拠にして就職先を選んだりするんですよね。
MRだったら、「患者さんの健康に貢献したい!」とかね。
でも、会社員だとそう言うことばっかりいっていられない事がほとんどですから。
自分に家族ができても働きやすいかとか、十分満足できる給料はもらえるのかとか、休みは取りやすいかとか、残業や休日出勤は多いのかとか。
そもそもブラック企業じゃないか?とかね。
公務員とか、教師とか、保育士とか、、、。
よっぽど我慢強くないとできない職業です。
それらと比較するとMRは全然アリだと思います。
ブラック企業の製薬会社はほとんどないですし(業界内だけでみると比較的ブラックだとかはありますけど)、女性だと産休や育休は取りやすいですし、有給休暇は取得しやすいですし、残業や休日出勤も少なくコントロールもしやすいですし、そもそも給料はなかなか高いです。
「将来やりたいことがまだそこまで見えていないんだけど、大学卒業したらとりあえず就職はしないとな~」という方には絶賛オススメの職業だと思いますが、MRなら誰に聞いてもたいていそういう返事が返ってくると思いますけどね。
MRのメリットについてはこちらの記事も是非参考にしてみてください。
ただし永久就職の意識は持たない方が良い
ただ、あくまで自分が本当に人生かけてやりたいことを見つけるまでの職業としてオススメできるという意味です。
明確な目的を持って就職しないと、日本の医療業界は衰退産業ですので後々大変な目に遭うことは目に見えています。
昭和の時代と違って、今から社会人をスタートする人が65歳や70歳まで同じ会社でキャリアを考えられる時代はとっくの昔に終わっています。
だからMRで就職したらその後は安泰だとか、武田薬品や第一三共だから安泰とかそういう考え方は論外です。
5年~10年のスパンでキャリアを考えて、その最初の入り口としてMRというならかなり有望な職業です。
将来のキャリアを考えるうえで、「考えたり勉強したりする時間を作りやすい」「給料が比較的高いので自己投資の資金を作りやすい」というメリットのバランスがおそらく全業界の職業のなかでトップクラスだと思います。
どの職業にも言えることですが、「一度就職してしまえば定年までの40年以上思考停止」というのなら”アリ”な職業は皆無です。
5年~10年、早い人なら3年働いてみて次のキャリアについて考えていくという時代に急激に進んでいっていますので、そういう意味ではMRは働きやすくていいですよ。
仕事に対する考え方が変わってきている
今学生のような若い人だと私たちとだいぶ価値観が違ってきているのかもしれませんが、日本人は戦後からのバブル期が長かったおかげで「終身雇用」という考え方がかなり定着していました。
内資系企業にはまだこれが残っている会社もたくさんありますが、そういう会社に入ってその価値観に染まってしまうとかえって良くないと思っています。
会社に完全に飼いならされてしまって、自分で考えて人生を楽しめなくなってしまうからです。
会社に言われたことだけマジメにやって、それ以外の時間だけささやかな趣味やお酒なんかで楽しむ日本人を私は減らしていきたいと思っています。
自分でやりたいことや得意なことをやって活躍できるようになるという意識を持つことが超先進国の日本に生まれた人の特権でもあります。
アメリカや中国はそういう起業家精神を持った人が多いからあれだけたくさんのイノベーションを起こせているんですが、日本ではそれが少なすぎてこのままでは後進国に逆戻りしてしまいます。
悪い言い方をすれば、学生やMRでも若い人には是非MRを「腰かけ」として自分のビジネスを温める期間に利用してほしいと思います。
それができる職業の1つ、それがMRです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
国立高専の友人が将来の起業などのために、給料の高いインフラ会社に就職していきました。
技術を活かせる仕事に執着すれば、おのずと中小になり、年収200-300万円
ところが固執せず給与だけをみれば年収500- 700万円
なかなか学生のうちは金銭的な執着がないので前者を選択シてしまいがちです。
コメント頂きありがとうございます!
「一生その技術を磨き続けていきたい!」とか「楽しくて一生飽きない」というなら始めは年収200~300万円もらって専門学校に行っているつもりで働いて、その技術を使って独立したりインターネットで情報発信したりするのもアリだと思います。私の知っている人でも自動車の整備士から中古車の貿易で独立起業している人がいます。学生のうちからお金の重要度を認識するのは大事ですね。