こんにちは。
現役MRのリョウタです。
製薬会社でも他の業種の会社でも、どこの会社でも必ずいるのがクソ上司です。
出世競争に勝つには自分と相性が良い上司に巡り合う運も必要な要素の一つですが、もしもクソ上司にあたってしまったら終わりというのではつまらないですよね。
クソ上司でも上手く立ち回って高評価をもらっているMRの方はたくさんいるわけで、考え方一つで上手くいくようになる可能性は充分にあります。
今回はクソ上司の営業所に配属してしまった場合でも評価されるようになるための考え方について考えてみたいと思います。
目次
クソ上司とはどんな上司?

ここでいうクソ上司とはどんな上司なのかですが、私のクソ上司のイメージとしてはこんな感じです。
あくまで私の個人的な定義で人それぞれかもしれませんが、外資系にはわりとこんな人がクソ上司と言われています。
【クソ上司の定義】
①仕事で成果を出すための自分なりの考えを持たず、会社から言われたことだけを部下にそのまま落としてくる。
②部下のMRの仕事の成果を自分の成果として上長にアピールする。
③部下には厳しい仕事をやらせるのに自分自身には甘い。
④言っていることとやっていることが違う。
⑤報告物の提出期限にやたらうるさいわりに自分は約束を守らない。
⑥特定の気に入らない部下を執拗に攻撃する
私は外資系製薬会社ばかり4社で働いてきているので内資系はあまりよく知りませんが、イメージとしては外資系の方がクソ上司が多い感じです。
もしかしたら外資系と内資系はクソ上司の種類が違うのかもしれませんが、とにかく本社の力が強くて従わざるを得ず、会社のトップダウンに従って成果を出さないと評価されないのが外資系の特徴です。
自分のやり方で上手くいっても評価されないので会社の言うことを忠実に聞く管理職が評価されやすく、そのため部下にも自分の言うことを忠実に聞くことを求める管理職が多い印象です。
そして、管理職は自分のオリジナルな考え方を持っていても評価されないためトップダウンをそのまま部下に落とし、それを忠実に実行する部下を評価します。
そして自分の生存戦略として部下から上がってきた成果を自分の成果として自分の上長にアピールするが、自分から仕事をするということはほとんどなく、自分の考えを持っていないのでしょっちゅう言っていることとやっていることが違ったりして、しかも自分には甘いので約束したことはたいしてやらなかったりするというのが典型的なクソ上司です。
クソ上司の性格や心理

私も15年以上MRをやってきていろんな上司に出会いましたが、上記のような定義の上司には2度ほど出会いました。
はじめはこういう上司の思考回路がよくわかりませんでしたが、今はなんとなくわかるようになりましたのでそれをシェアします。
クソ上司の心理を理解して対策を立てられるようになりましょう。
まず上記の①についてですが、日本では大きな会社組織になればなるほど自分の考えを発信すると敵を作りやすく、本社の取り決めたことが唯一の正義になるため、中間管理職の人は言われたことだけ忠実にやったほうが評価されやすいという考え方になりがちです。
自分なりに考え方や方法をアレンジして成果が出ないと余計に叩かれるというのを恐れてこういうふうになる傾向があります。
②については報告物をやたら出させる上司に多いのですが、MRから成功事例や定期活動報告を記入させていれば、自分がMRの仕事に関わっていなくても良さそうな事例をピックアップして上に報告できるのでとても楽です。
本当は部下のMR1人1人と一緒に仕事をして、わざわざ定期的に活動報告をさせなくても部下の仕事を把握しているというのが理想の上司だと思いますが、まったくそれをする気がない上司なのでクソ上司に認定しています。
③は②と関連するのですが、そもそも自分に甘いのに管理職をやっているという時点でクソ上司にしか見えなくなりますのである意味一番重要な要素かもしれません。
めちゃくちゃ厳しいことを言うけどMRよりも動いている上司は基本クソ上司とは言われないですしね。
④と⑤は筋が通っていない性格の人が管理職になると起こりがちですが、要するに管理職の器ではないということですね。
⑥はメンタルが弱い管理職の人に多いですが、特定の攻撃対象を見つけては攻撃していることで他の部下への見せしめにして言うことを聞かせようという感じなのでしょう。
またただ単に自分が上からプレッシャーをかけられて、そのストレスのはけ口に部下をイジメる人もいます。
クソ上司でも評価される考え方3選

クソ上司の心理がわかったところで、どう立ち振る舞えばそんな上司とでも上手く仕事をして評価されるようになるのでしょうか。
上司と同じように会社の方針どおりに仕事する
まず、①の考え方を逆手にとって自分も同じように会社の方針、上司の方針に忠実に沿って仕事をしましょう。
会社の方針どおりに仕事をして成果をアピールしたい上司にとって、会社の方針に沿わないやり方で仕事するMRはとても厄介だと思っています。
この手の上司には、会社や自分の方針に沿わないで成果を出すMRよりも会社の方針どおりに仕事して成果が出ないMRの方が評価されるかもしれません。
成果を出すことよりも、上への忠誠心を目いっぱいアピールする方がカンタンですから、こういうやり方をする管理職って多いですよね。
上司が上へアピールする材料をたくさん作る
上司が上へのアピールをしたいのなら、その材料をたくさん作ることが評価される近道になります。
成功事例などは会社の施策どおりのことをやって成功した事例などを報告したりすることが最高の材料になるんじゃないでしょうか。
普段からやっている仕事を地道にやって成果が出たことを報告するのももちろん良いのですが、本社は自分たちが考え出した作戦を営業にやらせてその結果を数字で確認するのが大好きですから、「その作戦どおりのことをやってすぐに数字が上昇しました」というのが営業所長にとっても本社にとっても最高のストーリーですから、こういう成功事例を上司にプレゼントするのが良い評価を得るのには最も良いです。
否定的なコメントを一切しない
本気で仕事をしていたらダメなものはダメと否定的な意見も言う必要があるのですが、クソ上司に対してはとにかく成果を出すよりも会社の方針にベッタリ従う方が優先順位が高いですから、否定的なコメントをしても良い場面はありません。
どんな正論だったとしても否定されると怒る人がいますが、私が組織で仕事をするのが嫌いな一番の理由はこれです。
正しいことをするよりも言われたことに従う方が優先なんて理解できませんが、サラリーマンとはそういうものだと割り切れられれば上司から評価されます。
こういうクソ上司のニーズは成果を出すことではなく、本社の言っていることに従うことですからニーズを満たすには否定や反対をしないことが重要です。
まとめ

世の中にはいろんなタイプのクソ上司がいると思いますが、私が経験した中でも一緒に仕事したくないタイプのクソ上司といえばこのタイプがトップクラスかもしれないので、経験談として記事にしました。
パワハラ上司もかなり嫌ですので、今回のような上司と2トップですね。
でも今回のようなクソ上司には基本上記の3選を実践すれば評価されるはずです。
ただ、書いておいてなんですが私は3選のようなことを実行するのが苦手なので出世しません(笑)。
将来的には1人で仕事して生計を立てられるようにしたいですね。
皆さんの出会ったクソ上司はどんなタイプですか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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