こんにちは。
現役MRのリョウタです。
今年はまだ目立った早期退職はヴィアトリス製薬くらいですが、MRはここで減少が止まるとは思えません。
これからもあっと驚く早期退職の発表があると思っていたほうが良いですよね。
もしも自分の所属する会社で早期退職が発表されたときにどういう対応をするかの参考にしていただくため、私がいた会社での早期退職発表時の体験談について共有しておきたいと思います。
そこまで厳しい対応ではなかったですので、どこまで参考になるかはわかりませんが、少しでも役に立てれば幸いです。
所属していた会社で早期退職が発表
とある外資系製薬メーカーにいたとき、早期退職が発表されました。
その会社では新薬が少しの間出ていなくて業績が踊り場に来ていたため、それまでも小規模の早期退職は何年か続いていましたが、対象年齢が高かったのであまり関心がありませんでした。
しかし、その年は大規模な早期退職が発表されたのです。
その時の早期退職の概要はこんな感じでした。
募集人数:およそ200名
対象年齢:特になし
退職金:年齢や在籍年数によって計算されるが、36ヶ月前後
そこまで良い条件ではなかったですが、当時は製薬業界では早期退職の対象年齢が40歳以上とか45歳以上というのがほとんどでしたので、年齢制限がないというのは珍しかったと思います。
しかも当時は転職の募集は山のようにありましたから、私は試しに応募してみることにしました。
なぜそんなに気軽に退職の意思表示ができるのかというと、すでに転職を経験済みでしたし、もともと1社で勤め上げるということに興味もなかったからです。
早期退職が発表されてから少し経って、まずは支店ごとに説明会が開かれました。
説明会では他の社員の人たちも身の危険を感じているような、重苦しい雰囲気を感じた記憶が残っています。
そのせいか、説明会の内容は全く頭に入って来ず、まったく記憶にありません。
そして、説明会後何日かすると退職金の金額を記した封筒が各個人に郵送されました。
私は早期退職が発表されたときから応募することを決めていましたので、この封筒に記載されている自分の退職金の金額を確認するのがけっこう楽しみでした。
気になるその金額は・・・。
ぴったり8桁くらいでした。
36ヶ月には全然届いていなかったので少しがっかりしましたが、年齢も若かったですし在籍年数も中途入社で短かったので仕方ありませんでしたね。
退職金は通所の給与や賞与と違って所得税などはほとんど引かれませんし、8桁あるとけっこう手元に残るので予定通り応募することにしました。
応募書類はたしか、ネット上でなにか少し記入をして提出するだけだったと思います。
退職に向けて引き継ぎ書類を作成したり、営業車を掃除したりして準備を進めていきました。
応募をしたからには、ほぼ受理されるものと思っていましたからね。
しかし、1ヶ月近く後になって人事部から突然メールが届きました。
ついに退職日などの案内が来たのか!と思ったのですが、記載されていたのは次のような内容でした。
●●営業所 リョウタ様
この度は早期退職プログラムに応募頂きありがとうございます。
厳正な審議の結果、貴殿の早期退職プログラムの応募を受理しないことを決定しました。
今後も弊社の社員として貴殿の一層の活躍を期待しています。
人事部
ガックリきましたね。
応募書類を提出して以来、完全に退職する気になっていましたし、退職に向けて整理をしていましたから。
まさかそんなパターンがあるとは聞いていませんでした。
もうその後モチベーションを取り戻してその会社で仕事をしていくというのは難しいとさえ感じました。
ただでさえ、一回落ちたモチベーションを取り戻すのは難しいのに、その会社を辞める気になっていたわけですからね。
しかも、私は理由もたいしてわからず早期退職を拒否されたのですが、一方で「絶対こんなの応募しないよ!」とか言っていた先輩MRや管理職の人たちがけっこう応募を受理されて退職することになっていました。
まとめ
あとでいろんな人に聞いてなんとなくわかったのですが、当時の私は年齢も若かったですし、営業成績も悪くなかったので、総合的に判断して却下されたようです。
230名くらい応募したのですが、20名程度が却下されたとか。
まあ光栄なのかどうなのかわかりませんが、それならそうと事前に説明しておいてくれると心の準備もできたのにと思いました。
会社によっては退職勧奨のような面談を何度も実施されることがあると聞きますし、実際にそのような面談をされた人が当時の会社でもいたのかもしれませんが、私が体験した早期退職プログラムはこんな感じでした。
たしかに社内の雰囲気は暗くなりますし、応募しなかったとしてもまた次があるんじゃないかとか、応募しなかったら退職勧奨されるんじゃないかとかってネガティブな気持ちになってしまうものだと思います。
自分の会社で早期退職が発表されたら、実にいろんなことを考えなければならなくなりますので、今からその時になったらどうするかについて考えておくのがベターだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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