MRの仕事

Veeva社のEngage MeetingでMRの仕事はどうなる?

MRの仕事

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

在宅勤務も2か月を超えて長期間になってきましたね。

一部通常業務を再開することを決めた製薬メーカーもあるみたいですが、このブログを読んで下さっている皆様の会社はどんなプランでしょうか。

でも、私はMRがこれまでのようにいつでも病院に出入りできるようになるのはもうしばらく厳しいんじゃないかと思っています。

製薬企業としても社員の安全を守るということがありますし、またそれよりも自社のMRが訪問した直後にその病院でクラスターが発生した場合、自社MRが本当の原因でなかったとしてもまるでそうであったかのようにマスコミに報道されるリスクがあります。

病院側としても、何百人のMRや他業種の営業マンが入れ替わり立ち代わり病院に入ってくるのを容認することは当分の間出来ないと思います。

このようにMRは世間よりも早く活動を自粛すべき職業でしたし、逆に世間が通常の社会活動を再開したとしても活動再開は簡単にはできない職業ですね。

であるからこそ、リモートでの活動が他の業種の営業職よりも進んでいくことが予想されます。

その中で、Veeva社のEngage Meetingが製薬業界では普及していきそうな予感がします。

Engage Meetingとはなにか?これが普及したらMRのメリットやデメリットは?ということについて紹介していきたいと思います。

Engage Meetingとは

Engage MeetingはVeeva社が開発し2016年12月から利用可能になっているWeb面談システムです。

Veeva社は2007年にアメリカで設立された会社で、800社以上の会社に自社のクラウドシステムを提供している会社です。

Veevaの日報システムはMRにとってなじみが深く、外資系のほとんどはVeevaを使っているイメージです。

今まで自社で日報システムを作っていたような内資系の会社も少しづつVeevaに移行していますね。

また医師向けのメールシステムであるApproved Emailは2013年に提供が開始されています。

Veeva社とApproved Emailについてはこちらの記事も読んでみて下さいね。

Engage MeetingはZoom社のビデオ会議システムのプラットフォームを使用していますのでZoomと同じような操作感ですし、映像のカクツキもほぼないため非常に使いやすいです。

Zoomと同じと聞くと、セキュリティの問題がメディアでも取り上げられていたためEngage Meetingも同じなのかという疑問を持たれるかもしれませんが、セキュリティに関してはVeeva社が独自のセキュリティ管理をしているためそのあたりの心配は少ないようです。

一方で、音声まで一括で動作するのはPCブラウザではGoogle Chromeのみということや、スマートフォンやタブレット端末ではVeevaの専用アプリをダウンロードしないといけないという制限があり、これが様々な顧客の使用環境に合うかどうかという問題もありますね。

しかしさすがはVeeva社です。今回の騒動に関係なく10年以上前からWebでの面談が増えていくということを見通していたのですね。

日報システムでVeevaを使っている会社のMRの皆さんは、顧客とのリモート面談でEngage Meetingを使い始めた方もけっこういるのではないでしょうか。

Engage Meetingのメリットとデメリット

冒頭でお伝えしたような理由で製薬業界ではこのEngage Meetingが流行りそうな予感がしますが、メリットとデメリットはそれぞれどんなものがあるでしょうか。

私が実際に仕事で医師とEngage Meetingを使ってオンライン面談をしてみた中で感じたメリットとデメリットを紹介したいと思います。

メリット

〇直接病院まで訪問する回数が減り、肉体的な労力が減る

〇上司や本社の人間と同行したくても出来なかった医師にもオンラインなら同席で面談できる

〇離れている複数の医師と同時に面談することもできる

〇紹介したいスライドを面談中にほとんど視線をそらさずに探せる

〇上半身しかスーツを着用する必要がない

全体的にEngage Meetingのようなオンライン面談が普及することはMRにとってもメリットが多いです。

1人の医師に面談するまでに費やす時間も労力もかなり少なくなりますし、遠く離れている自社の本社スタッフと同席で面談できたり、逆に医師側が複数で座談会のような面談をすることも可能です。

今まで物理的に難しかった面談が可能になるのはオンライン面談ならではだと思います。

また地味に良いなと思ったのは、紹介したいスライドを探すときに医師と話をしながらほとんど目をそらさずに探すことができることです。

直接面談していたら話をしながらカバンの中からパンフレットなどを探すのはちょっと失礼ですよね。

あとは、上半身しか画面に映らないため下半身は全裸でもバレません(笑)。

デメリット

●会社に実施回数をトラッキングされる

●画面共有でVeevaの中に入っている資料しか見せられなくなる

●音声や画像トラブルで面談できずに終わるかも

デメリットとして一番大きいのはEngage Meetingもログで記録管理されるということですね。

自社のMRの中で誰が何回実施しているかが全て記録されてしまいます。

直接面談では自己申告だったものがオンライン面談では証拠としてデータログが全て残ってしまうため、やっていないのに「やりました」とは絶対に言えないようになってしまいます。

全てデータ管理されてしまうのでMRの仕事はこれから息苦しくなっていくかもしれませんね。

その他には、Engage MeetingはVeevaシステムの中に会社が登録しているスライドしか画面共有出来なくなっていますので、会社が作成した資料であってもVeevaの中に入っていなければ先生に紹介することができなくなっています。

しかもパワポのように自分で好きなように順番を変えることが出来ないようになっているので非常に不便でした。

もしかしたらVeevaとの契約とか、追加料金を出せばそういったUIが追加されるようなこともあるのかもしれませんが、ウチの会社ではその辺ケチっているのかできません。

あとは相手の端末環境やネット環境によって音声や画像がうまく接続されなかったりするトラブルは頻繁に起こっているようです。

これはよっぽど事前に対処する方法を検討しておかないと慌てることになりますので注意が必要です。

おわりに

Veeva社が何年も前からMRと医師との面談がオンラインで行われることを予測してシステムの開発をしていたとは驚きです。

アメリカでは、2016年の年末から使用可能になったEngage Meetingが2017年と2018年の2年間かけて浸透していった影響なのか、2019年には一度もMRと直接面談しなかった医師が半数近くにまで増加しています。

アメリカではMRが在宅勤務になる以前からこのような流れになっていますが、おそらく日本でもこの在宅勤務によって強制的にアメリカと同じような状況になっていくものと予想されます。

会社で成功事例を作りたいMRの方は他のMRよりも早くEngage Meetingを駆使して自在に医師と面談できるようになった方が得ですよ。

大学病院だとほとんどの医師が既に講義やカンファなどでZoomなどのオンライン面談アプリを使用しているためMRとオンライン面談する環境も整っていると思われます。

今ではやりづらくなった「少数医師の座談会形式の研究会」などもオンラインでやれば問題ないんじゃないでしょうか。

コンプライアンスや社内規定でOKかどうかは関係部署に確認する必要がありますが、新しい使い方がいろいろ出てきそうですね。

すでにオモシロい使い方をしているMRの方がいたら是非教えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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