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管理職になりたいMRが持つ「承認欲求」とは?

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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

みなさんの会社にも、管理職になることや出世することに人並み以上の情熱を燃やしているMRはいませんか?

もう、顔に「出世したいです!」って書いて歩いているような人。

サラリーマンって本当に「承認欲求」が強い人が多いですよね。

私は外資系の会社ばかり4社渡り歩いていますが、外資系は内資系よりも上司のお気に入り人事による影響が強い(個人的感覚です)ですので、こういう人がたくさんいます。

私個人的には自分が管理職には全く向いていないことを自覚していますし、超絶コスパの悪い会社員の中間管理職になるなんてとても考えられませんが、世の中にはいろんな欲求を持つ人がいて、客観的にメリットとデメリットを評価することなく、とにかく管理職になりたいという人がいるものです。

これは承認欲求が強い人でほぼ間違いないのですが、そもそも「承認欲求ってなに?」ということですよね。

今回は承認欲求について記事にしたいと思います。

これを読んでいただくと、社内にいるやたら管理職になりたがっているMRのことがなんとなくわかるかもしれませんよ。

「承認欲求」とは

承認欲求というのは、もともとはアメリカの心理学者であるアブラハム・ハロルド・マズロー氏が提唱した理論である「マズローの欲求5段階説」の1つです。

まず、マズローの欲求5段階説からご紹介します。

マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮説を元にして、5つに階層化された欲求を定義しています。

「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の5段階の欲求があり、これらの欲求を下から順番に満たしていこうとします。

生理的欲求

食欲、性欲、睡眠欲などの生命維持に関係する、生きていくために必要な最低限の欲求ですね。

安全欲求

生命維持に必要な欲求が満たされると、今度は安全に生きていくための欲求が顕在化します。安全な場所に住みたい、安全な食事を摂りたい、安全な身分になりたい、などです。マズローは「安全欲求は生理的欲求と同じくらい強いものだ」としています。

社会的欲求

上の2つが満たされると最低限の生命維持は確保されます。

そうすると、今度は自分を受け入れてくれる組織や集団と関わりたいという欲求が生まれます。孤独を避けて「家族」「友人」「サークル」「会社」などの集団の中に所属し、安心を得たいという欲求です。

「人は一人では生きていけないよ」とよく言うのはこの欲求が働くからなんですね。

承認欲求

社会的欲求がある程度満たされると、それだけで満足することはなく今度はその集団の中で高い評価を受けたり、能力を認められたいという欲求が芽生えてきます。

出世欲や名声欲、権力欲などがこの承認欲求に含まれます。

また承認欲求には「低位の承認欲求」と「高位の承認欲求」の2つの種類があります。

「低位の承認欲求」は一般的にイメージするタイプの承認欲求で、他者から注目されたい、尊敬されたいという欲求のことです。

低位の承認欲求は常に他者に依存しているため、マズローはこの低位の承認欲求に留まり続けることは危険だとしています。

「高位の承認欲求」は他者に対してではなく自分自身に対して評価できるようになりたいとう欲求のことです。

目標の達成や技術・能力の習得、他者依存からの自立などによって満たされます。

自己実現欲求

承認欲求が満たされると、最後は自分の理想に少しでも近づきたい、自分の夢を叶えたいという欲求が生まれてきます。

下の4つの欲求が満たされてはじめて芽生える、他者への依存からは完全に離れて自分の理想を実現したいという欲求です。

マズローはこれまでの4つの欲求を「欠乏欲求」、この自己実現欲求についてのみ「存在欲求」と分類しており、5段階の中で一つだけ根本的に違います。

また、マズローは「自己実現欲求まで全て満たせる人は数少ない」としています。

承認欲求が強い人の特徴

人並みの承認欲求であれば誰でも持っていて当たり前ですし問題ないのですが、中には自分で制御できないくらい強い承認欲求を持っている人がいます。

承認欲求を抑えきれないと他人を裏切ったり、感情的になったり、ハラスメントをしたりということになってしまいます。

会社という組織の狭い世界の中では、承認欲求が強い人ともつき合っていかなければいけないのですが、そういう人をいち早く見分けることができる特徴を紹介します。

自己主張が強い

これは誰もがイメージする承認欲求が強い人の特徴ですね。

自分で自分を主張しないと誰も認めてくれないという恐怖感を常に持っている、低位の承認欲求が非常に強い人に多い特徴です。

酔うと自慢話や他人の批判をする

シラフで自慢話ばかりしてくる人は論外ですが、普段は自分を抑えていても、お酒を飲むと自慢話が増える人がいます。

また、自分を正当化するために他人の批判が増えるのも承認欲求が強い人の特徴です。

ステータスに強いこだわりがある

承認欲求が強い人は住む場所や持ち物などにステータスを求めます。

他人よりも優位に立つことで尊敬や羨望を得たいという心理が働いています。

高級住宅地に住んで外車を乗り継ぎ、ブランド物で身を固めている人は承認欲求が強い人に間違いないです。

やたらと寂しがりや

1人きりでは飲み屋や食事はおろか、トイレにさえいけない人が周りにいませんか?

常に誰かと一緒でないと行動できない人はそうとう承認欲求が強い人だと思って間違いないです。

1人では承認欲求を満たすことはできませんから、誰かがいる間は常に承認欲求を満たしたいという「承認欲求依存状態」になっていると思われます。

自分を蔑ろにされると激怒する

承認欲求が強い人は常に他人を意識していて、他人よりも自分を認めてほしいという欲を持っていますから、自分よりも他人を優先されるとすごく嫉妬します。

「プライドが高い」と揶揄されることもありますが、こういう人は承認欲求が強い人の特徴です。

承認欲求が強い人と上手くつき合うには

プライベートなコミュニティだと承認欲求が強い人が苦手であれば距離を置いたりつき合わなければ済みますが、会社などにおいてはそういうわけにいきません。

しかも、特に低位の承認欲求が強い人の場合、他人を気にしていますから距離を置いていることもすぐに感づかれてしまいますので、ある程度コミュニケーションをとらなければいけない可能性が高いです。

そんなときに承認欲求が強い人と上手くつきあう単純な方法を伝授したいと思います。

それは、「自分からとにかく褒める」です。

相手の自己主張や自慢話に対して褒めるのが上手であればそれでも良いのですが、それがあまり得意でない人もいると思います。

私も実際、自慢話をされて上手く褒めるのが苦手です。

ですので、相手の話に反応するのではなくて、自分から積極的に相手のことを褒めるようにしています。

新しい持ち物や服装、仕事に関してなど褒められるところはなんでも褒めていくと、承認欲求が強い人もあまり自分に対して批判や妬みをぶつけて来なくなるということを経験してきましたので、わりと効果があると思います。

周りに承認欲求が強い人がいて困っている人は是非試してみてください。

まとめ

MRは営業職ですから、常に社内において目標達成率などの数字で競争させられています。

それは営業職の宿命でもあるんですが、昇進や昇格においては数字よりも行動評価で決まる会社の方が多いのではないでしょうか。

数字については担当したエリアの環境によっては個人ではどうしようもないことがありますので昇進・昇格の要件として多くの会社で行動評価を重視するのかもしれませんが、だからこそロビー活動ばかりするMRが後を絶たないんですよね。

普通のアピールならまだカワイイもんですが、承認欲求が強すぎるMRの過剰なアピールは見苦しいと思ってしまいます。

そういう種類の人とも上手くつき合って仕事をしていくためには、承認欲求が強い人に合った対応をしながら適切な距離を保っていくしかありません。

承認欲求が強いあまり攻撃的な上司や同僚とつき合う羽目になってしまった場合、そのうち自爆していなくなることがほとんどですので少しの間だと思って耐えましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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