MRのリストラ

いろんな業種の国内企業11月のリストラ

MRのリストラ
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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

今年も製薬業界はいろんな会社のリストラがありました。

しかし、他の業界ではもっと多くのリストラが日常的に行われています。

新型コロナの影響でいろんな業種で企業の業績が落ち込む中、経営体力が弱い会社は仕方がないのかもしれません。

今回は備忘録もかねて、11月に発表されたいろんな業種の国内企業のリストラを記載しておこうと思います。

2020年11月にリストラを発表した主な企業

11月も多くの企業がリストラを発表しています。

その中でも、多くの人が名前を知っている有名企業のリストラを記載しておこうと思います。

それではどうぞ。

三菱ケミカル

三菱ケミカルホールディングスの連結子会社である三菱ケミカル株式会社は11月4日に希望退職の実施を発表しています。

対象は満50歳以上の管理職および管理職再雇用社員とのことです。

募集上限は定めておらず、退職日は2021年3~6月ということですので、かなりの大人数になる予感がしますね。

田辺三菱製薬もこの5年間で300人以上のMRが減っていますし、グループ全体でリストラの連鎖が続きそうです。

エイベックス

音楽事業で有名なエイベックスは100名の希望退職を発表しました。

40歳以上の社員が対象で、2021年3月末退職の予定です。

今年はライブイベントの開催ができなくなるという、新型コロナの直撃を受けた企業の一つですから、リストラはやむを得ませんね。

セガサミーHD

これまた新型コロナが直撃した、ゲーム事業のセガサミーHDは650名のリストラを発表しています。

武田薬品は500~600名規模のリストラになったと聞いて驚きましたが、それ以上の数のリストラが他の業種では当たり前のように行われているんですね。

新電元工業

半導体や電装製品を手掛ける新電元工業は事業構造改革によって国内の拠点の統廃合を進めています。

その関係で、国内従業員の10%にあたる約500名を希望退職によって削減することが明らかになっています。

こちらも500名とかなりの規模のリストラになりそうです。

東芝テック

POS端末製造の東芝テックは465名の希望退職を実施したことを明らかにしました。

対象は子会社も含めた従業員で、海外グループ会社も合わせると708名を削減したとのことです。

大企業が軒並み500名オーバーですね。

タムロン

カメラレンズメーカーのタムロンは200名の希望退職による人員削減を発表しました。

対象は弘前工場と浪岡工場の45歳以上の正社員および準社員です。

デジタルカメラ市場の継続的な縮小や新型コロナの影響による急激な需要減で工場の一部について休業を余儀なくされたことが原因ということです。

しかし、世界的には高性能なカメラレンズというのは、スマートフォンのレンズが3眼、4眼と増えていることや、自動運転車、IoTなどによって増え続けるといわれており、事実として海外のカメラレンズメーカーは絶好調ですよね。

スマホによって要らなくなったデジタルカメラにこだわり過ぎてしまったんでしょうか。

スピード感は大事ですね。

青山商事

紳士服大手の青山商事は400名の人員削減を発表しました。

対象となるのは40歳以上63歳未満かつ勤続5年以上の正社員および無期契約社員です。

スーツは新型コロナ後も需要が減っていく気がしますね。

ワークマンは作業服屋さんから機能的なカジュアル服を販売するようになって業績が良くなっていますが、青山のような紳士服も改革が必要なんじゃないでしょうか。

近畿日本ツーリスト

近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT-CTホールディングスは35歳以上の社員を対象に2300名の社員の希望退職を実施すると発表しています。

JTBも11月で6500名のリストラを発表していますし、旅行業界の人員削減は他の業界とは桁違いなので、以前別記事にまとめています。

三菱製鋼

鉄鋼メーカーの三菱製鋼は100名のリストラを明らかにしました。

対象は40歳以上かつ勤続3年以上の社員です。

新型コロナによる事業の悪化が原因の人員削減のようです。

鉄鋼は景気に直結しますから仕方ないですね。

リケン

自動車・産業機械部品製造のリケンは150名の人削減を発表しています。

ここも新型コロナの影響で事業環境が悪化したことによる決定と言っています。

丸文

電子部品商社の丸文は100名のリストラを明らかにしました。

対象は正社員で、2021年2月末退職の予定です。

シチズン時計

時計メーカーのシチズン時計は7月28日に発表していた希望退職に632名が応募したことを明らかにしました。

シチズンはぜひセイコーのように高級腕時計に路線を移していってほしいですね。

デサント

スポーツ用品のデサントは110名の希望退職を発表しています。

対象は40歳以上の正社員および契約社員で、販売職以外となっています。

スタンレー電気

自動車用照明機器を手がけるスタンレー電気は300名の希望退職を明らかにしました。

対象は満49歳以上60歳未満かつ勤続10年以上の社員です。

日本の基幹産業である自動車関連のリストラが今月は多いですね。

不景気はいつまで続くのか

ほとんど毎日どこかの企業で希望退職が行われている今の状況をみると、不景気を実感しますね。

さすがに11月や12月の年末にリストラを発表するのはやめてほしいですよね。

しかし、他の業種では国内企業がこれほど容赦なくリストラしているということは、もはやどこの製薬企業でリストラが発表されてもおかしくないです。

製薬業界は不景気に強いと言われてきましたが、もはやそれは過去のことで、今は複数の向かい風が吹いている業界の一つです。

人口減少

MRが過剰

新型コロナで受診抑制

新型コロナで訪問規制でも売上高はたいして変わらない

毎年薬価改正

新薬の開発が困難化

来年以降も製薬企業のリストラは続いていくと思いますが、自社でリストラが発表されてから焦るのではなく、今のうちからシミュレーションしておくことで対策もできます。

知り合いのつてを確認しておくとか、転職できそうな業界や会社を探しておくとか、今から副業である程度お金を稼げるようなスキルを身につけておくとか、いろいろありますよね。

私はもしも自分の会社で希望退職が発表されたら、秒速で応募できるように資産を形成してきています。

これまでは、リストラをする会社の方が少数だったのであまり心配していなかった人も、これからはリストラがない会社の方が少数になる時代がきていますので、キャリアのどこかでリストラに遭う前提で人生プランを立てる必要があると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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