こんにちは。
現役MRのリョウタです。
今日からMRの在宅勤務が解除されて自由に外勤ができるようになった会社は多いんじゃないでしょうか。
私の所属している会社でも在宅勤務が解除されました。
しかし、県またぎが可能になったことで新型コロナウイルスの感染者は少し増えてきていますし、世界的に見るとかなり感染者が増えている状況です。
感染者が少ない地域の医療機関は訪問規制も緩和されてきていますが、特に都市部では以前として厳しい規制を敷いている医療機関も多くあります。
訪問が可能になった施設に対しては、私たちMRも新型コロナ以前と比べると注意すべき点がたくさんあるので気を引き締めて仕事していきたいですね。
MRのみなさん、注意してね
7月から在宅勤務が解除され、外勤が可能になったMRのみなさん、ひとまずおめでとうございます。
MRは何年も何十年も毎日毎日外勤してきていますので、急に閉じ込められると非常にストレスが溜まります。
とりあえずそれが解除されただけでも精神的に楽になりましたね。
私は6月の後半からアポイントが何度かあったので少し外勤していましたが、それでも待ちに待った外勤の解禁で今日は変な感覚がありました。
クルマの長距離運転もコロナ以前より不慣れな感じがありましたし、疲労感も残りました。
でも、4か月も日当がほとんどゼロでしたから、外勤をして日当を稼がなければローンなどの支払いが苦しいですもんね。
日当は非課税ですから本当にバカになりません。
と、こんな調子で一斉に70社以上の会社のMRが現場に出てくるのと、まだ訪問が可能な医療機関が少ないためにMRが集まる施設が集中するのとで、特定の医療機関にMRが集中していろんな問題が起こることが簡単に予想できてしまいます。
感染拡大初期に院内クラスターが発生してしまった東京都の永寿総合病院も、たしかに感染対策が万全ではなかったのかもしれませんが、騒動の中でも患者さんの入院をできる限り断ることなく受け入れて真摯に医療に取り組んでいた病院ですし、未知のウイルス感染の中で完ぺきな対策ができなかったことを責められません。
しかし、院内クラスターを起こした例が出てきた以上、同じことを繰り返すのは全国のどこの病院であっても防ぎたいはずです。
「MRが押し寄せてきたから院内クラスターが発生しました」というのは病院の恥になりますし、患者さんや外部の人から「事前に防ぐことができるリスクだったのでは?」と思われてしまいます。
医療機関が訪問規制を緩和してくれてMRの訪問をある程度認めてくれているのは、私たちMRや業者の倫理観を信用してくれているということに他ならないです。
大挙して押し寄せるMRを許可するリスクはかなり大きいですからね。
であれば、私たちMRもできる限り必要のない院内立ち入りは控えて、顧客に何らかのメリットを与えることができる要件があるときのみ訪問するようにしたいものです。
大きな声では言えませんが、日当がないと困るのであれば特段用がない時の訪問は今の段階では駐車場までで良いと私は思います。
そこらへんはうまいことやりましょう(笑)。
世界の新型コロナウイルス感染者
日本では絶対数が少ないながらも徐々に第2波の恐怖が近づいてきている雰囲気がしていますが、世界ではすでに第2波が来ている国が出てきています。
下記は各国の新規感染者の累計の推移ですが、米国などでは6月下旬から再び感染が加速しています。
6月30日には一日の新規感染者数が4万7千人を超えて過去最多を更新し続けています。
またブラジルも4万人超えの新規感染者を連日出しており、落ち着く気配はありません。
米国ではカリフォルニア州やルイジアナ州、テキサス州、フロリダ州など南の州の多くが感染拡大していますが、これらの州はだいたい6~8月の気温が最も高くなります。
にもかかわらず感染者がこれだけ落ち着くことなく増えているということは、気温にはあまり影響しないんでしょうね。
死者も世界で50万人を超えましたし、いったいどこまで増えていくんでしょうか。
日本でも増えてきている
国内でも県外への移動を許可した直後から少しずつ新規感染者が増え始め、7月1日時点では東京都だけで6日連続50人を超えています。
全国的にも連日100人超えが当たり前のようになってきており、このままにしておくとあっという間に前回の1日700人というのを超えてきそうな気さえしてきましたね。
もしそうなると、「今まであれだけ自粛してきたのはいったい何だったの?」という感じもします。
しかし、経済活動を停止させるというのはあれが限界でしたし、もう一回やれと言われてもムリということも皆わかっているのではないでしょうか。
政府は第2波が来た時、今度こそ迅速に動けるように政策をまとめているんでしょうかね・・・?
まとめ
会社はこの状況でも数字を追求してくるし、訪問できる病院は限られているし、日当は欲しいし・・・。
そんな葛藤に苦しんだあげく、訪問できる病院に集中して毎日行くというMRが増えることが懸念されます。
その結果、MRが押し寄せている病院で感染クラスターが発生してしまったら、リスクを承知で訪問を許可してくれた病院に申し訳が立ちませんし、なにより病院にいる患者さんに危険が及んでしまいます。
さらに、何かと叩かれるMRなので、マスコミの格好の記事ネタになってしまいます。
例えMRが感染源でなかったとしても、週刊誌のネタとしては面白過ぎるのでうまくかかれてしまう可能性がありますよね。
そういうことはなんとしても避けなくてはなりません。
世の中がなんとなく気が緩んでいるだけに、余計に注意が必要なのがMRという職業だと思いますので、皆さんも充分注意してMR活動してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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