時事ネタ

遂に米国で新型コロナワクチンが緊急使用許可! mRNAワクチンとは?

時事ネタ

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

ついにファイザー/バイオンテックが共同開発した新型コロナワクチンが米国で緊急使用を許可されました。

米国の一般人、そして米国以外の人にまでワクチンが供給されるのはもう少し後になると思いますが、これで世界が新型コロナウイルスを克服するための大きな一歩になったことは間違いないですね。

米国でのワクチンの緊急使用許可第一号

FDAは11日、ファイザーとバイオンテックが共同開発する新型コロナワクチンに緊急使用許可を出しました。

このワクチンはトランプ政権の施策である新型コロナワクチンの「ワープスピード計画」に採用されていたため、FDAの使用許可が出たらすぐに供給を開始できるよう、先にワクチンを製造させて大量備蓄していました。

なので、緊急使用許可が出たら24時間以内に出荷を開始することができます。

まずは290万回分が供給され、医療従事者などを優先的に接種開始される見込みです。

そして2020年末までには2500万回分のワクチンが供給される予定になっているようです。

しかし、ファイザー/バイオンテックのワクチンは2回接種する必要がありますので、投与できる人はこれよりも少なくなるでしょうね。

このワクチンはすでに今月、英国とカナダで承認されており、接種が開始されています。

米国に続いてEUでも申請されていますので、近々承認されるでしょう。

米国や英国で許可されたことで、日本でも緊急使用許可が下りる可能性は大ですね。

さらに、ファイザー/バイオンテック製のワクチン1種類だけでは供給に時間がかかってしまう可能性がありますが、米国のモデルナ製のワクチンも同様に申請されています。

モデルナ製ワクチンもファイザー/バイオンテック製ワクチンと同じ種類のワクチンで効果も同等だったことから、緊急使用許可が下りる可能性は極めて高いのではないでしょうか。

普通の生活に戻れる希望が出てきて嬉しいですね。

どんなワクチンなのか

ファイザー/バイオンテックが共同で開発したワクチンはmRNAワクチンという、世界ではまだ一般使用されたことのない新しい技術を使ったワクチンです。

従来のワクチンのようにウイルス自体を不活化させて投与するのではなく、ウイルスのスパイク蛋白をコードしたmRNAのみをワクチンにして投与します。

そのmRNAはヒトの細胞内で翻訳されるのですが、スパイク蛋白の部分だけですので人体に害を与えるウイルスになることはありません。

しかし、ヒトの免疫は新型コロナウイルスのスパイク部分に反応して抗体を誘導するので、効果も安全性も高いワクチンができるというわけです。

安全性が高いということは、人種や年齢によって免疫応答の程度が違った場合でも、用量を調節することが非常に容易というのが大きな特徴です。

国際共同第3相臨床試験では、被験者約43,000人が登録され、ワクチン群とプラセボ群に分けて試験が行われました。

その結果、ワクチン群で8例、プラセボ群では162例が新型コロナウイルスへの感染が認められました。

プラセボ群 : ワクチン群 = 162 : 8

ということで約94%のワクチン効果が確認されています。

認容性についても、発現頻度が2%以上でグレード3の有害事象は疲労(3.8%)、頭痛(2.0%)のみということで大変良好でした。

さらに、重症化した10例のうち9例はプラセボ群だったことから、重症化を抑制する効果も確認されています。

現在使用されているワクチンの中で最も効果が高いのは麻疹ワクチンで、効果は約95%ですし、インフルエンザワクチンは約50%ですから、評価は非常に高いです。

唯一、ファイザー/バイオンテックのワクチンの弱点は、マイナス70度という超低温で保存しなくては半年持たず、2~8度では5日しか持たないということですね。

海外への供給などに課題がありますね。

モデルナのワクチンは同様のmRNAワクチンですが、こちらはマイナス20度で半年持ち、2~8度で30日保存が可能ということですので、このへんが世界への供給にどのように影響してくるんでしょうか。

いずれにしても、ワクチンの普及が待ち遠しいですね。

バイオンテックやモデルナについては、大まかにですが過去にこちらで解説していますので、よろしければどうぞ。

まとめ

有効性95%のワクチンが世界中に供給されるようになると、感染する人が劇的に減っていくことは間違いないので、希望が持てますね。

しかし、それでも感染して重症化してしまう恐怖はまだ残っていると思うので、あとは重症化しても高い効果が期待できる治療薬と、そもそも重症化を防ぐ治療薬の登場に期待したいです。

新型コロナウイルスが完全に絶滅しないにしても、インフルエンザくらいにまで落ち着けば、また元の生活に戻れると思うので、もう少しの辛抱かもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました