製薬企業情報

アリナミン製薬へ社名変更された元武田薬品のOTC事業は上場を目指すのか

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

売却された武田薬品のOTC事業の社名が決まったようです。

その名も「アリナミン製薬」。

たしかにアリナミンは認知度が高いですし、ブランド力がありますけど、どうなんでしょう。

まあそれは置いといて、アリナミン製薬は武田薬品がアメリカの投資会社「ブラックストーン」に売却しているのですが、投資会社というからにはいずれまた売却されるのでしょうか。

そのあたりについて、今日は見ていきたいと思います。

アリナミン製薬が目指すは上場か

もともと武田薬品のOTC子会社だった武田コンシューマーヘルスケアですが、武田薬品がシャイアー買収によって6兆円以上の負債を負ったので、巨額の金利支払いを減らすためにアメリカの投資会社「ブラックストーン」に2420億円で売却されたんでしたね。

武田薬品の社長は直前まで「武田コンシューマーヘルスケアは売らない」と言っていただけに物議を醸していましたが、私はシャイアー売却の補填という意味合いを抜きにしてもこの売却は正しい選択だったと思います。

武田薬品が世界トップクラスのバイオファーマに成長していくためには、利益率も成長率も低く、広告宣伝費や人件費などの直接費がかさむビジネスは持たない方が良いからです。

おそらく、この決定は外国人社長のウェバー社長でなければできなかったのだと思います。

日本人なら、武田コンシューマーヘルスケアの伝統の重さに、売却するなどという大それた決定ができる人はそうはいないですよね。

しかし、武田コンシューマーヘルスケアもまた、武田薬品の傘下にいるより、投資会社だろうがなんだろうが資金力があって積極的に資金援助をしてくれる親会社の傘下に入った方が将来的には成長できる可能性が高くなるんじゃないでしょうか。

医療用医薬品に積極的に投資したい武田薬品の傘下のままでは、これからもお金は回ってこなかったでしょうからね。

武田薬品という国内屈指のブランドに魅力を感じていた従業員は、かなりの人が残念に感じたでしょうけど。

売却先のブラックストーンといえば、あゆみ製薬を買収して子会社にしている会社です。

製薬会社の買収はアリナミン製薬で2社目ということになります。

あゆみ製薬もアリナミン製薬も現時点で株式上場企業ではありませんので、ブラックストーンにとっては5年くらいかけて株式上場を果たすことが、2社から最も多くの利益を得られる手段であることは間違いありません。

ざっくりな話ですが、OTC薬メインで国内最大手の大正製薬HDの時価総額は2021年3月時点で約6500億円ですので、アリナミン製薬がM&Aなどで大正製薬と並ぶ売り上げ規模にすることができれば、買収金額の2400億円から3倍近くの価値で上場させることもできるわけです。

しかも、アリナミン製薬の製品力によって、毎年数%ずつ成長しながらも安定した利益を得ながらです。

アリナミンは1954年から日本で販売されていますが、海外でも販売されていて、特に台湾や香港では知名度が高いようです。

中国でも販売を開始していますので、ここからはさらに順調に売上が成長する可能性もあります。

なんか、ここまで考えていくとアリナミン製薬は悪くない気がしてきましたね。

武田薬品から出向していた役員クラスの人たちなどは、武田薬品の子会社のままだとただの役員のままですが、ブラックストーンの傘下になったことで単独上場が視野に入ってきたわけです。

役員だと未上場株式をもらっているはずですから、IPOで大儲けできる可能性がありますよね。

一般の従業員もアリナミン製薬の株式をもらったりできないんでしょうかね。

もらえるなら、私も働きたいです(笑)。

まとめ

グローバルメジャーを目指す大手が、OTC事業は売却するのが時代の流れになっていますので、他の会社も売却する可能性は充分あります。

アリナミン製薬がM&Aを仕掛けるということも考えられます。

大衆薬市場では大正製薬があまり伸びていないので、アリナミン製薬が野心的なビジネス展開でリーディングカンパニーになる可能性もあって楽しみですね。

社名はなんか微妙ですが(笑)。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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