MRのリストラ

今後5年で8500万人の仕事がAIに奪われる!?そのときMRはどうなるか

MRのリストラ
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こんにちは。

現役MRのリョウタです。

人間の仕事はどんどんAIやロボットなどの機械に奪われていくと言われていますが、本当なんでしょうかね。

テクノロジーはどんどん進化しますし、便利なものや効率化できるものが活用されていくことは間違いがないので、人間の仕事が減っていくことも必然なんでしょうね。

じゃあMRはどうなるのか。

ここはMRが一番気になるところですが、ただでさえ絶賛ダダ減り中のMRはロボットの発展によってさらに減っていくんでしょうか。

5年で8500万人分の雇用がロボットに奪われる

世界経済フォーラム(WEF)の調査では、中・大企業レベルで今後5年のあいだに8500万人の雇用がロボットによって奪われると予想しています。

Robots will destroy 85 million jobs in next five years, WEF survey finds
The Covid-19 pandemic is accelerating the shift of labour from humans to robots, in workplace changes likely to exaggerate inequalities, a World Economic Forum ...

調査したのは世界のグローバル企業300社で具体的な企業名は明示されていませんでしたが、企業幹部の5名中4名が新型コロナウイルス感染の拡大にともなってデジタル化と新しいテクノロジーの導入計画を加速させており、リーマンショック後に回復してきた雇用が帳消しになっているということです。

大企業がデジタル化を進めているのはデータ入力や経理関連、管理業務ということなので、製薬企業でいうと本社機能の部分になると思いますが、だからといってMRが所属する営業は安心ということではないと思います。

本社が業務の効率化を進めていくと、MRが何千人もいることに疑問を持たないままということはあり得ないんじゃないでしょうか。

最近では武田薬品などが「リモート専任MR」を創設していると聞きます。

待遇などの詳細は知りませんが、通常のMRとまったく同じ待遇というわけではないんじゃないでしょうか。

リモート専任MRがある程度会社の思惑通りの結果を出せば、そちらを増やして通常のMRはまた削減されていくんでしょうね。

会社にしてみると給料も下げられて人数も減らせる、こんなオイシイ話はないですから。

こういうのが上手くいくとMRの多くが8500万人の側に入っていくんじゃないでしょうか。

MR以外のスキルがないと給料が爆下げするかも

今はまだ医療関係者の中でもリモート面談などに難色を示す人がけっこういます。

しかしZoomに代表されるオンラインミーティングの普及速度は凄まじいものがありますから、それも時間の問題でしょう。

医師も薬剤師も、看護師も皆モバイル端末からオンラインミーティングをするのがあたりまえという時代はかなりすぐに来るんじゃないかと思っています。

なぜって、人と話をするのに直接出かけていく時間が0になりますし、実際めちゃくちゃ時間の節約になってとても便利なことは使った人ならみんなわかります。

食わず嫌い以外に使わない理由はないでしょ。

だから、リモート専任MRというのはかなりの確率で成功していくのではないでしょうか。

そうすると自社のMRの何割かをリモート部署に異動させるとか、そんな流れになるんじゃないかという気がします。

それは子会社への出向みたいなパターンで、要するに給料の引き下げにつながっているとかです。

MRをガンガン早期退職でリストラさせられない会社がMRの雇用を維持していくために、これはうってつけの方法ではないでしょうか。

その何割かに入らないくらいのMRとしての実力(コネクション?)を持っていなければ、5年以内にリモート事業部に配属になってもおかしくないですね。

リモート事業部に配属されてしまったら年収はガタ落ち確定です。

それを回避するには、リモート専任MRになってしまっても年収が下がらないようにするか、他の仕事に転職するしかありません。

MR以外で同等以上の年収を確保できる仕事なんてあまりないですから、現実的ではないですね。

そうすると、残るはリモート専任MRになっても他でお金を稼いでトータルの年収を下げないようにする方法しかありません。

幸い、世界経済フォーラムの調査ではケアエコノミー、ハイテク産業、コンテンツ制作などで9700万人以上の雇用が創出されるとも報告されています。

ケアエコノミーに関連する職業というのは、医師、心理学者、教員、ソーシャル・ワーカー、セラピスト、看護師のような賃金が高い専門職から、理容師、メイド、掃除人、ウェイトレス、クリーニング、お手伝いさんのような低賃金の職業までが含まれています。

ハイテク産業はMRが片手間にできる仕事はあまりなさそうですが、コンテンツ制作というのはロボットでは代替しにくいうえに幅広いジャンルがありますのでMRの副業でもできるものがある可能性があります。

たとえばYou TubeをやっているMRがいたり、noteなどで文書を販売していたりというやつですね。

「今後5年のあいだに」と言われているのであまり時間はありませんが、今のうちにそういった何かしらで稼げるスキルを身につけておくことはやっぱり大切です。

まとめ

リモート専任MR以外でも時短MRとか、領域制を採用していた会社がジェネラル制に戻したりしていますし、MRを減らすための動きのように見えてしまいます。

MRは新型コロナ禍でも安定している職業の1つではありますが、一方では次の仕事を見つけるのは容易でないのに早期退職で掘り出されてしまったMRもいるわけで、残ったMRもこれからは安泰というわけではありません。

武田薬品の「グローバルの給与水準に合わせる」という口実による減給からみても、いざとなれば社員の給料を下げるのはなんとでもなるということを思い知らされましたね。

「MR一本で思考停止」というのがいかに危険なのか、最近はよくわかる事例が相次ぎます。

思考停止していると後悔する日が来る可能性が上がってきていますので、対策を考えていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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