40代MRの転職

30代から40代のMRが40歳定年を意識しなければならない理由

40代MRの転職

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

社会人になった直後からずっと感じていたことがあります。

それは、「65歳定年って、長すぎない?」ということです。

内資系企業では60歳定年の会社もまだ多いかもしれませんが、外資系は多くが65歳定年制に延長されています。

2021年4月からは70歳定年制が企業の努力義務となることが決定していますから、いったいサラリーマンはいつまで働かされるようになるのでしょうか。

MRという職業を50年近くもやっていられるほど楽しいと思えない方は、40歳定年を意識してみてはいかがでしょうか。

40歳定年制とは

40歳定年制は、民主党政権だった2012年に当時の政府のプロジェクトチームの「国家戦略会議フロンティア分科会」が提唱した雇用政策案です。

雇用の流動性を向上させるために議論されていたのですが、この分科会は政権交代したため現在はWebページも更新されておらず機能していないと思われます。

しかし、東京大学大学院経済学研究科の柳川範之教授は当時から40歳定年制を提唱されています。

柳川教授によると、40歳定年制は会社が従業員を40歳で辞めさせることができるための制度ではなく、従業員が学び直してスキルアップを図るための時間を確保する制度が必要ということです。

企業は40歳で従業員にスキルアップのための時間を与え、行政はそれを支援するための制度を構築できれば雇用の流動性が高まり、企業にとっても従業員にとってもメリットがあるのではないかという提案です。

これが将来的に日本の雇用システムとして企業に導入されていくかどうかは全くわかりませんが、考え方として自分で意識することには意義があるのではないかと思ったため、私2012年にこの提案を知って興味が湧きました。

50年間も同じ職業で同じ仕事をするのはほとんどの人がモチベーションを維持できないと思います。

大卒で就職したとして、同じ仕事を40歳まで17年間もやれば社会人の基礎は充分身につきますので、40歳で一度立ち止まって次にやりたい仕事のためのスキルをじっくりと身につけられたらどんなにいいかなと思います。

いずれ定年退職は70歳になる

2020年2月に政府は70歳までの就業機会を企業の努力義務とする雇用対策法の改正案を閣議決定しました。

国会で可決されれば2021年4月から施行されます。

既に2025年4月からは65歳定年制の導入もしくは65歳までの再雇用制の導入もしくは定年制の廃止が全企業に対して義務化されることが決定していますので、今の時点でまだ60歳定年制の会社も間もなく65歳まで働くことができるようになります。

このままいけば、おそらく2030年前後くらいには70歳定年制の導入も全企業に対する義務になるのではないでしょうか。

今50代前半くらいの方は、60歳で定年退職するプランを立てていても、65歳定年制になったかと思えば70歳定年制に延長されて計画が狂ってしまうかも知れませんね。

これに対し経団連は反対の姿勢を示しており、ここで雇用を増やして安定させたい政府とは大きく思惑が異なります。

経団連は中西氏が会長に就任して以来、「終身雇用と新卒一括採用を維持することには限界が来ている」と何度も発言しており、大学との産学協議会で「通年採用」を拡大することを正式発表しています。

もともと経団連は自民党とベタベタの癒着関係にありましたが、ここ最近は政府の雇用安定政策に水を差すような言動が目立ちます。

そのくらい、どちらにとっても雇用は相反的に死活問題で、これ以上折り合いを付けるのが困難になっているんでしょうね。

しかし65歳定年制の義務化は決定しており、70歳定年制も努力義務から入りますが義務化は既定路線でしょうから、終身雇用を守れなくなってきている経団連側としては新卒一括採用の社会システムを崩壊させて、企業の学生に対する採用義務を軽減しようとしています。

もちろんそれだけでは足りませんので、次の一手をどうしようかという感じだと思います。

もちろん、正社員を解雇できるように労働法を改正することができれば経団連にとってはベストなんでしょうが、それは政府の思惑から外れますのですぐには難しいでしょう。

法改正せずに企業側ができることといえば、結局はリストラと、給与削減しかないということになります。

製薬会社も例外ではありませんので、これからもリストラは続いていくでしょうし、パテントクリフが起こった場合には給与削減などもあり得るということは頭に入れておかなければならないと思います。

30代~40代が特に意識すべき40歳定年

政府は税収のために雇用機会を増やそうとする一方で企業は国内の収益機会が減る一方ですから、定年退職が70歳まで延びたといって喜んでいると痛い目に遭う可能性が高いです。

経団連は新卒一括採用のシステムを廃止させると、次は間違いなく年功序列制の給与制度を廃止させる方向に動くということは間違いありません。

新卒一括採用を廃止するということは、ジョブ型雇用を浸透させて成果主義の報酬制度を定着させるということでもあります。

そうすると、今までのような「働かない高給取りオジサン」になることはできなくなってしまいます。

特にその被害を被るのが今の30代や40代くらいの人たちじゃないかと思います。

30代~40代の世代は20代にMRとしてバリバリ働いて、社内でも上位の売上を上げた方も多いのではないかと思います。

しかし10年以上前というのは今よりももっと年功序列色が残っていましたので、良い数字をあげたからといってそれほど給与が跳ね上がるということはなかったかと思います。

年功序列制度は若くて生産性が高いうちは給料が抑えられていて、その代わりに生産性が落ちるベテランの年齢になってからそのぶん給料が上がって若い時に上げた生産分を取り返すことができるという仕組みで成り立っています。

しかしこれからベテランになる30代~40代というのは若い時に頑張ってきたのにこれからの給与上昇の恩恵は受けられない可能性が高いですから、間違いなく働き損になります。

日本の経済状態を考えるとそれは避けられそうにありませんので、40代くらいまでのMRの皆さんは考え方を変える必要があるんじゃないかと思います。

その一つとして、先ほどの「40歳定年制」という考え方があります。

今の30代~40代は時代の変革期の犠牲になる可能性が高いですので、そうなる前に自分から40歳定年制を意識して40歳以降も社会に通用するスキルを身につける必要があると思っています。

幸いまだ大半の会社では40歳以降も雇用してくれますし、すぐにどうということはありませんから今の会社で働きながら自分がやってみたいことをみつけてスキルを身につければいいんです。

2~3年かけてお金を稼ぐことができるスキルを身につけることができたら、MRと合わせて2つのスキルが身についたことになります。

そうすれば、万が一現在所属する会社でリストラがあったり、基本給を大幅に削減されたりした場合でも選択肢を持つことができます。

MR道一本にまい進するのも良いですが、40歳を機にパラレルキャリアについて考えるのもこれからの社会にマッチしていると思うのですが、いかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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