こんにちは。
現役MRのリョウタです。
最近、外資系メーカーがちょくちょくMRの募集をしていますが、応募が殺到しすぎてすぐに応募締め切りになってしまっていますし、競争率もものすごく高いみたいですね。
これだけ企業側がMRの候補者を選びたい放題だとどういう事が起こるかというと、オファーのときの年収提示を低くすることができるんですよね。
外資系だとよくやるんですが、内定が出せる候補者を多めにペンディングしておいて、順番に低い年収を提示していくというやり方です。
年収に納得できないMRは内定辞退をしますが、候補者がたくさんいると問題なく予定数を確保できるわけです。
こうやって、MRの年収は下がっていくのかもしれませんね。
当然ではありますが、需要と供給のバランスです。
さて、私は以前から、今の30〜40代のMRは最も厳しい環境にさらされることになると思っています。
この世代は団塊ジュニアに近い世代になるため、母数が非常に多いです。
なので、ポジション争いも激しくなりますし、リストラされる可能性も高くなると思います。
多くの企業でリストラを実施するとき、対象年齢を40歳以上とか45歳以上に設定するのですが、まさに今最もボリュームが多い世代がその年齢に差し掛かってきています。
私も今年で40歳になりますので、この世代のど真ん中にいますが、今の30〜40代のMRはこのままMRとして突っ走っていってもいいのでしょうか。
多くの方が同じようなことを考えて危機感を持っていると思いますが、この世代の目指すべき方向性はどこなのかということについて、考えていきたいと思います。
40代でMRという時点で方向性を変えるべき?
ひとくちにMRといっても、出世願望が強い人もいればそうでない人もいます。
出世願望がある人の中でも、所長や部長といった営業畑での出世を描いている人や、本社のマーケやプロマネなどを目指すという人もいると思います。
どちらにしても昨今では競争率が高くなっているため、早くから方向性を決めてアピールを続けた人が出世もしやすくなっているんじゃないかと思います。
中には遅咲きの人ももちろんいるとは思いますが、40代になってきて出世レースに参加することができていないと、その後は相当厳しい状況になっていく可能性が高いと思っています。
もちろん、出世願望がない人というのも同様です。
今60代のMRの人たちのように、無事に定年退職できる人というのは、外資系では限りなく少数かもしくはほとんどいなくなるんじゃないでしょうか。
外資系企業はアメリカ系、ヨーロッパ系とありますが、だいたい同じようなところが多い印象です。
なら、どうするか?ということになるんですが、私は今のうちから手に職をつけることを考える他ないと思っています。
「外資系メーカーでMRが厳しくなっても、コントラクトでMRをやったり医療機器に転職したり、いろいろあるんじゃない?」と思うかもしれませんが、30〜40代が団塊ジュニア世代で数が多いのはどこも同じです。
40代でMRを辞めたら、今よりも間違いなく他の業界に転職することが難しくなっているはずです。
ここ数年はMRのリストラが横行して毎年2,000人以上減っていますし、今年から毎年薬価改定が行われたりG1ルールもさらに強化されていますから、企業の業績が伸び悩んでさらにリストラを断行する会社が増えてくるのは間違いないです。
そうなって初めて他の仕事について考える人がこれまでは大半でしたが、これからはそれでは遅いです。
なので、今から他のスキルについて考えるしかないと私は思います。
MRが新しく挑戦するならIT!?
日本でも1万7000種類以上の職業がありますので、挑戦することも人それぞれです。
しかし、今の時点で特に好きなことや得意なこともないという人は、ITスキルに挑戦してみるのがいいんじゃないかと思います。
ITはご存知のように今後もどんどん発展していきますし、人手不足になることが予想されています。
特に、経済産業省の2019年の調査によると、ITエンジニアは今でも約30万人が不足しており、さらに2030年には約79万人が不足すると予想されています。
出典元:- 経済産業省の調査(2019年3月)
2000年くらいからのプライマリーバブルを覚えている人もいると思いますが、あの頃は内資系も外資系もMRを募集しまくっていました。
新卒でも毎年200人や300人の採用はあたりまえ、たしかファイザーはノルバスクやリピトールが絶好調で1〜2年で1,000人以上を採用していたんじゃなかったでしょうか。
中途採用では、異業種だろうがなんだろうが受ければ受かると言われていましたね。
他の会社も似たようなもんでした。
今となっては信じられない時代でしたが、それも生活習慣病の新薬がどんどん開発されて市場が拡大しまくったから、MRも増えまくったのです。
今そうなっているのがIT業界なので、市場が縮小していく医薬品業界、MR業界からIT業界に移動できる人はした方がいいんじゃないかという話です。
ただ、プログラミングはなかなか地道な作業が必要なので、今はYou Tubeなどで独学で勉強することもできなくはないですが、途中で挫折する確率はものすごく高いです。
私もほとんど独学でHTML/CSS、JavaScript、PHPなんかをちょっとかじりましたが、挫折してしまい今は小休止中です。
挑戦しようと思っている方は間違いなく、体系的に教えてもらう方がいいと思います。
費用のことを考えなければ、最も実績があるのはTECH CAMPです。
リーズナブルなスクールも探せばありますが、TECH CAMPは業界では高いほうだと思います。
しかし、実績がありますし、卒業後の信頼も得やすくなります。
ITエンジニア目指してみるなら、TECH CAMPかなと思います。
FIREを目指すなら株式投資
私はまずサラリーマンの状態から抜け出したいと思っているので、FIREを目指しています。
FIREに興味がある方は、今まで私がアップした記事をぜひどうぞ。
MRは幸いにも給料がいいので、FIREを目指すにもまちがいなく有利です。
今の30〜40代はどこにいっても厳しい環境が続きそうなので、いっそのことFIREを達成するというのが最も安全になるのかもしれないと私は思っています。
とりあえず働かなくても生活はできるという状態を確保することができたら、あとはお金にならなくても自分がやりたいと思うことをやれます。
結果、少しでもお金を稼ぐことができたらそれもまた楽しいですしね。
まとめ
30〜40代MRの目指すべき方向性についての独り言でしたが、この世代のMRは何も考えなくていいということだけはないんじゃないかと思ったので、自分が思っていることを書いてみました。
2021年3月現在の株式市場も大荒れに荒れていますが、実社会でも大きな変化、早い変化がこれからさらに起こります。
私個人の勝手なドタ感としても、なにかものすごく危機感を感じるので、ここ最近はこんなことばっかり考えています。
ただ単に、個人的に未来のことを考えるのが好きなだけかもしれませんけど。
春は新しいことに挑戦しやすいですから、今はまさにいい機会かもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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