こんにちは。
現役MRのリョウタです。
2020年は新型コロナの影響も加わって、たくさんの有名企業のリストラがありました。
多くは40代や50代の従業員が対象になりますが、その年代の人が新卒で入社した頃は、入社しただけで人生安泰だと言われ、親戚やご近所に自慢できるような有名企業です。
まさか自分がリストラに応募して退職することになるとは、入社した当時から今まで考えたこともなかった人が大半だったんじゃないでしょうか。
昨年は、そんな有名企業が相次いでリストラを実施した年でしたが、中にはかなり大規模な数のリストラもありました。
今回は、2020年のリストラ数ランキングを見ていきたいと思います。
医薬品業界もあの会社やその会社がランキングしているのを改めて見ると、この状況は決して他人事では済まされないな〜とか、自分も今年40歳だからたいていの会社のリストラ対象に入ってくるな〜と考えさせられてしまいます。
2020年国内企業リストラ数ランキング
第1位はレオパレス21の1067名でした。
レオパレスは2019年の違法建築問題で企業の信用が失墜していますから、まあ妥当といえますね。
ファミリーマートは経営が好調にもかかわらず1000名以上のリストラを実施したことで物議を醸していました。
セブンイレブンやローソンに対抗するための経営改革だったんでしょうね。
では、それ以下の2020年のリストラ数ランキングのトップ35社を見ていきましょう。
順位 | 企業名 | 削減数 |
1 | レオパレス21 | 1067名 |
2 | ファミリーマート | 1025名 |
3 | ノーリツ | 789名 |
4 | 三菱自動車工業 | 654名 |
5 | シチズン時計 | 632名 |
6 | メディパルホールディングス | 560名 |
7 | ミツバ | 549名 |
8 | LIXIL | 497名 |
9 | 武田薬品? | 約500名? |
10 | 東芝テック | 465名 |
11 | オンワード | 413名 |
12 | ロイヤルホールディングス | 315名 |
13 | ワールド | 294名 |
14 | NISSHA | 268名 |
15 | 芝浦機械 | 252名 |
16 | タチエス | 232名 |
17 | 廣済堂 | 230名 |
18 | ラオックス | 225名 |
19 | イーライリリー | 220名 |
20 | タムロン | 204名 |
21 | 松山三越 | 200名 |
22 | ペッパーフードサービス | 183名 |
23 | FDK | 183名 |
24 | 河西工業 | 175名 |
25 | ダイヤモンドエレクトリックHD | 165名 |
26 | 日本ケミコン | 157名 |
27 | 曙ブレーキ工業 | 154名 |
28 | チムニー | 152名 |
29 | 味の素 | 144名 |
30 | 第一商品 | 140名 |
31 | 片倉工業 | 138名 |
32 | ユニバンス | 130名 |
33 | ワタベウェディング | 126名 |
34 | サッポロホールディングス | 110名 |
35 | エイベックス | 103名 |
一覧にしてみて驚いたのは、誰でも一度は名前を聞いたことがあるような有名大企業がズラリと並んでいることです。
まあ、元の社員数が多くなければリストラした社員数も多くはならないですから、当然といえば当然なんですけれども、「あの有名企業が!?」という感じですね。
ほんとに、厳しい就職活動戦線をくぐり抜けてやっと内定を勝ち取った人が多いと思うんですよね。
私は今年で40歳ですが、このあたりの世代というのはドットコムバブル後の不況で超就職氷河期でしたから、このあたりの会社に内定もらったときは「オレは勝ち組だ!」って思ったんじゃないでしょうかね。
特に、三菱自動車、シチズン時計、武田薬品、味の素、サッポロ、エイベックスあたりは知名度が高くて超人気企業ですから、当時の競争率も相当なものだったんじゃないでしょうか。
そんな学歴競争と就職競争を勝ち抜いてきた人でさえ、40代や50代の一番お金が必要になる歳になってリストラという目にあってしまうことが現実にありえるのですから、ほんとに社会は厳しいですね。
同世代としては、決して他人事として見ることはできませんよね。
自分がいる会社でも来年、いや今年同じことが起きるものとして、真剣に自分の人生設計を考える必要を感じます。
医薬品業界はあの大手たちがランクイン
医薬品業界は安定していると言われますが、昨今はそうとも言えなくなってきていますよね。
現に、このランキングでも3社ランクインしています。
武田薬品、メディパルホールディングス、イーライリリーですね。
武田薬品は正式に人数を公表していませんので、噂されているおよその人数でランキングに当てはめています。
それにしても、500名規模というのは予想を超えましたね。
シャイアーの買収によって負った負債を返済するために、しゃかりきに資産を売却していましたのでリストラはそれほどやらないのかと思っていましたが、とんでもなかったです。
なかなか厳しい退職勧奨も行われたという噂ですし。
ところで、最大手の武田薬品がこれだけの規模のリストラを先陣きって実施したことで、他の製薬企業もやる気になっているんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。
「武田薬品がやったんだから、ウチもこれくらいの人数ならやっても良いんじゃないか?」と考える経営陣が出てくるはずだと思うんですけどね。
リストラの計画にも、対象人数や部署、その後の編成などを決めたり、予算を確保したりしなければならないでしょうから、1年くらいは時間がかかると思います。
そういう意味でも、今年や来年あたりは医薬品業界も要注意ですよね。
まとめ
企業は厳しい経営環境の中で利益を増やして成長していかなければなりませんから、従業員を増減させるというのは日常茶飯事のことです。
日本はバブル崩壊までの経済成長が凄まじかったため、会社は一度入ったらずっと雇用し続けてくれるものだというのが日本人の常識みたいになってしまってたんですね。
それが本来の姿に戻るだけの話です。
であれば、それに合った価値観を持って人生設計をしていくようにしなければなりませんね。
会社の仕事に全集中するもよし、50%は他のことに集中させるという価値観があってもいいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント