MRの将来

2019年度のMR減少数は過去最大!内資系の方が減ってる!?

MRの将来

こんにちは。

現役MRのリョウタです。

ある程度予想はできていましたが、2019年度(2019年4月~2020年3月)のMR数が過去最大に減少したことがわかりました。

近年のMRの減少加速時代、生き残ることだけでも大変になってきていますが、この傾向は今後も続いていくのでしょうか。

それともこの辺で下げ止まって再び活況を取り戻すのでしょうか。

6年連続減少し過去最高の減少を記録

MRにとってお馴染みの「MR認定センター」から2020年版MR白書が公表されました。

それによると、2019年度のMR数は前年から2,742人減の57,158人となり、6年連続減少したことが明らかになっています。

2013年度の65,752人をピークにMRの減少が続いているわけですが、2014年度は1,095人減、2015年度は522人減、2016年は950人減、2017年は752人減という感じの減少数でした。

それが、2018年度にはいきなり2,533人減少したことで現役MRに衝撃を与えたのですが、2019年度はそれを上回る2,742人減少ということで、さらに減少の勢いが強まっています。

もちろん、2,742人というのはMR史上最大の減少数です。

一方で、CSOに所属するコントラクトMRは前年に比べて303人増の3,917人と8%近く増えています。

希望退職で減らした穴をコントラクトMRで埋めつつ、組織変更でならしていくという流れが定着してきていますね。

来年以降もこの流れが変わることはなさそうですし、外資系のように立ち上げが終わった領域の担当を営業所ごととか部署ごとCSOに任せるという流れも拡大していきそうですね。

MR減が顕著になり始めた内資系

これまではリストラといえば外資系、それも特定の数社の専売特許でしたが、今では外資系はほとんどの会社でリストラをやってきています。

イーライリリーが今年リストラを発表しましたが、この会社はつい最近まで10年近く中途採用の募集をし続けてきていましたね。

なので2019年度も外資系が中心になっているのかとおもいきや、内資系のMR数は前年度比1,992人減の33,463人、外資系が前年度比1,052人減の19,711人と内資系の方が減少数が多かったようです。

これはちょっと衝撃ですね。

今までこんなことはなかったんじゃないかと思います。

たしかに2019年はアステラス製薬や協和発酵キリン、鳥居薬品など大規模な早期退職を実施した内資系がありましたが、イメージとしてはサノフィやMSD、ファイザーの方が派手なリストラをやっている感じがありました。

たぶん内資系は定年退職もけっこう出てきているんでしょうね。

外資系で定年退職って、私が所属した4社の会社の中でもごく少数しか見たことないんですよね。

その辺が外資系と内資系で意識が大きく違うところじゃないでしょうか。

定年退職までMRやってる人を自社で見ないので、現実的にイメージできない。

まあ、内資系は外資系に比べてまだまだMRが過剰な会社がありますから、早期退職は続いていくんじゃないでしょうか。

なぜこんなに減っていくのか

この5年間で約7,500人も減ってるんですから、さすがに不安にならないMRの方が少ないんじゃないかと思います。

バリバリの新薬が発売されたばかりでしかもクラスNo.1の製品を担当していたら、まあ数年は安泰だと思えるかもしれませんが、そうでなければどこの会社も閉塞感が漂っていますよね。

しかも、40歳以上になってくると真っ先にリストラの対象者にリストアップされます。

ここまでくるともう「自分だけは大丈夫だろ」と思える人は少ないんじゃないでしょうか。

MR減少の理由は個人の成績が少ないということとはもはや関係がなく、以下のような理由何じゃないかと思います。

・国民医療費抑制策

・マーケットの縮小

・シェア・オブ・ボイスの終焉

・IT技術の発展

・研究開発費の高騰

国民医療費抑制策とマーケットの縮小はセットですが、要するに労働人口の減少が大きく影響しているのかと思います。

日本は世界一の少子化国ですから、正式な移民を受け入れないと解決しませんね。

またプライマリー領域の製品寿命が終わってきたことでマンパワーが必要なくなってきたことも大きいですね。

専門的な領域の製品を担当してみると、シェア・オブ・ボイスじゃないということがすぐにわかります。

さらに、ネットでも一般名や製品名で検索するだけでかなりの情報が取れるようになってきましたし、企業もネットでの情報提供に注力していることから、MRから情報提供しないと知り得ない情報はほとんどなくなりました。

おまけに販売情報提供ガイドラインなんていうものが施行されて、パンフレットに載っている程度の情報しか出せないんですから、MRが減るのも当然です。

そして、研究開発費は年々高騰していますから、最も高いコストである人件費は削れるなら削りたいというのはすべての会社が思っているはずです。

そして、「武田薬品のリストラを機に製薬会社の適正なMR数を考えてみる」で取り上げましたが、内資系製薬メーカーの中でも中堅以下の会社はほとんどMRが減っていません。

その影響でMR1人当たりの生産性も大手に比べるとかなり低いという事実があります。

それらの内資系中堅企業は海外への展開も送れていますから、どう考えてもずっとこのままというわけにいかないはずです。

内資系MRの方が減少数が多かった2019年度ですが、内資系のMR数が減るのはまさにこれからかもしれませんね。

まとめ

外資系のMR数はかなり減ってきていますし、なにより今後もちゃんと新薬が控えている会社が多いですから、今後減り幅は減少するかもしれません。

それに対して内資系は大手の武田薬品や第一三共、アステラス製薬などはまだ2,000人前後のMRがいますし、中堅は1人当たりの生産性が低すぎる会社も散見されるのでまだまだ減少する余地があるように見えます。

いずれにしても、外資だろうが内資だろうがベンチャーだろうがMRにはもう聖域は存在しないということを認識しておかなければいけないのではないかと思います。

いろいろな方向で可能性を見出しておく、そのためにできることとしてはいつか必要になるかもしれない転職の可能性を探っておくということですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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